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カテゴリ:へそまがり流投資手法
偏屈たぬき家の家族が増えた。とはいっても、人間ではなく犬。名前は犬太郎(と、私は提案したのだけどあえなく却下。でもここでは犬太郎と仮称しておきます)。
小ダヌキどもが以前より熱望していて、ついに飼うことになったのだけど、犬太郎(仮)はかわいいものです。小ダヌキどもと違って、生意気なことを言って私をやり込めようとはしないし(特に最近では、対小ダヌキ戦で劣勢なことが多いもので。。。) 1.ペット保険 で、妻や小ダヌキどもが、ペット保険というものがあるということを聞きつけてきて、犬太郎(仮)をペット保険に入れてはどうか、と強く提案をしてくるのです。 ペット保険とは、掛け金を払っておくと、いざペットが病気になって動物病院で治療を受けたときにその治療費をカバーしてくれるという商品なんだけど、 入るべきではないということは、直感的にすぐに分かる。 2.保険の役割 以前人間の保険について書いたことがあるのだけど(関連の日記:保険の入りすぎは避ける )、保険の加入者側の期待値は当然ながらマイナス(そうじゃなければ事業として成り立たない)で、 期待値マイナスなのだけどなぜ保険に意味があるかというと、 起こる確率は小さいけれども、万一起こってしまえば取り返しがつかないような不幸のリスクに関し、金銭面の備えをすることが保険の大きな役割。 一方、カタストロフィーでない不幸は、保険でカバーしなくても問題ないし、 起こる可能性の高い不幸は、保険支払額と比較して保険料が比較的大きいので意味が無い。 3.ペット保険加入の是非 で、このペット保険、カバーしてくれる治療費の上限(100万円程度)が決まっていて、 その程度(人生設計が狂わないという意味で)の支出をわざわざ保険でカバーする必要はない。 万が一に犬太郎(仮)に何千万もの治療費が必要になるような不幸への備えになるなら、ペット保険に加入してみる価値はあるのかもしれないけれど、そういう商品設計には当然ながらなっていない。 ということで、ペット保険には入らないほうが合理的。 4.人に納得してもらうのは難しいもの。。。 ペット保険には入らないほうが合理的ということには疑いの余地がが無く、ものの1分も考えれば確信できるのだけど、 それを家族に納得してもらうのがとても大変。 上のような理由を言って、ペット保険には入らないことを説明するのだけど、 小ダヌキども:お父さんは犬太郎(仮)が可愛くないの。犬太郎(仮)が病気になったらどうするの。 私:犬太郎(仮)は可愛いよ。なんなら、お前たちより可愛いぐらい、まあそれは冗談だけど。犬太郎(仮)が病気になったら病院に連れて行って、いくらでも治療費は払うよ。 小ダヌキども:治療費が沢山かかると困るから、ペット保険に入っておけばいいじゃない。 私:いや、だから、(振り出しに戻る)。。。 という感じでさんざん説明を繰り返してその場は納得してくれたかのように見えて、また次の日にはペット保険の話になる。 いやはや、自分で分かるということと、そのことを人に説明して納得してもらうということは、別次元の難しさ。 説明責任を求められる機関投資家の中の人の苦労がしのばれます(だから、当たり障りのない横並びの運用になるんだろうなー。。。)。 ※ランキングサイトに登録してみました。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 11, 2016 07:57:39 AM
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