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偏屈たぬきのへそまがり投資日記

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Feb 11, 2017
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カテゴリ:チラシの裏
以前、”投信の7割、市場平均に負ける”と題した日記で、アクティブファンドの多くが市場平均に負けている実態を書いた。

 これは、
 ・株式市場はある程度合理的に出来ていて、ファンドマネージャーが安定的に利用可能なほどには市場の歪みが残されていないこと
 ・そもそも、アクティブファンドの信託報酬が高くて成果の足枷になっていること

 が大きな要因なのだけど、

 実は、投資は比率で考える世界なので、
 信託報酬が必要無い運用(個人での運用など)でも、平均値まで儲けている人は少数派ではないかと思うので、今回はそのあたりのことを。

(関連の日記)
〇比率で考える
〇投信の7割、市場平均に負ける


1.投資は比率の世界

 投資は、比率で考える世界。

 最初に100万円を持って投資を始めたとする。

 例えば、100万円が1.5倍の150万円になる幸運と対照的な不運は、半分の50万円になることではなく、”1.5分の1”の約66.7万円になること。

 1.5倍になる幸運が2回続けば、2.25倍(1.5×1.5)の225万円となる。これと対照的な不運は125万円減って25万円の借金が出来ることではなく、”1.5分の1”を2回繰り返す約44.4万円。 

 ちなみに、1.5倍になる幸運が10回繰り返すと、100万円が5766.5万円に、
 ”1.5分の1”になる不運が10回繰り返すと、100万円が1.7万円となる。

 投資の結果は、こういう幸運不運の繰り返しと、相場水準自体の変動の影響を受けることとなる。

 こういう比率の世界では、結果(初期の資金からの増減率)は対数分布となる。
 例えば、下のグラフは対数正規分布(実際は巧拙や資金量による制約等の影響があるので少し異なると思うけど、だいたいこんな感じ)。




 投資期間が短いほど左右対称に近い形で、投資期間が長いほど左側にピークが来て右裾が長い形になると思う。
 対数分布の特徴は、中央値(100人いるとすれば50番目の人)が、平均値を下回ること。めちゃくちゃ儲かる人が少しはいるのが投資の世界で、その人を含めての平均値だから平均値を下回る人の方が多いのは感覚的にも理解できるだろう。

 なので、平均値まで儲けている人は少数派となる。
 これは、平均値まで儲けていない人が投資下手なのではなく、”投資は比率の世界”という構造的なところに要因があるので悲観することは無い(なお、最近はTOPIXより2部指数やJASDAQ平均が好調なので、TOPIXには勝ってるよという人は多いかもしれないけど)。


2.それでも個別株投資をしたい

 どうしても平均値を儲けたいと思えば、パッシブ運用(インデックス投信での運用)をすれば、指数同等の成果が得られる。

 だけど、私は個別株でアクティブな投資をしたいと思う。

 通常インデックス投信の対象外となっている東証2部やJASDAQ、名証、福証、札証に魅力的な銘柄があるし、個別株投資だと株主優待もいただける。
 それになにより、右裾の大きく儲けるところを目指す夢もある(制約だらけの機関投資家には負けないだろうとの妄想をしている)。



3.蛇足

 ちなみに、お金にまつわることは、対数分布的なものが多い。

 例えば、世帯ごとの所得分布。





 また、世帯ごとの貯蓄額の分布。



 
 お金がお金を生む構造の中では、対数分布となるのだろう。
 特に、長年の積み重ねの貯蓄額は、極端にピークが左に寄り右裾が長い分布となっている。

 この傾向は自然体だと拡大していくのだろうけど、果たしてそれは大多数の国民にとって幸せな社会なのだろうか。
 けっして福祉を充実させろとかいうようなことが言いたいわけではではないけど、
 労働分配率の向上など、個別企業の利害とは必ずしも一致しなくても、社会全体として有効に作用するようなことに取り組んで大衆の暮らしの底上げを図らないと、そのうち制度疲労から暗澹たる未来が待っているような気がしてならない。
 
 ちょっと終盤脱線したけれど、今回はこのあたりで。


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Last updated  Feb 11, 2017 01:30:25 PM
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