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カテゴリ:株主優待
ふるさと納税の季節外れのラストスパートに参戦した影響か、古事記根性にすっかり火が着き、
今度は株主優待タダ取りの”優待クロス”、この3月期はいつになく真面目?に取り組みました。 普段からほぼ全金融資産を株式に投入し(信用取引を含めレバレッジ1.3倍台)、現金ポジションのほとんど無い私。 株式は沢山保有しているのだけど現金ポジションが無いという場合には、”優待クロス”には一手間掛かるので、今回はそのあたりのことを。 1.優待クロスに必要な3つ 株主優待を実施する企業は年々増加し、特に決算の集中する3月期は、選り取り見取りの取り放題状態。 株主優待は欲しいけど、株式投資に付き物の株価変動のリスクは取りたくないという場合には、”現物買い”と”信用売り”を組み合わせた”優待クロス”の出番。 信用売りに付き物の逆日歩のリスクも取りたくなければ、”一般信用売り”を選択すると、リスク無く優待がいただける。 言わずもがななことだけど、優待クロスに必要なものは以下の3つ。 (1)信用口座 事前に信用口座を開かなきゃいけませんね。一般信用を扱っている、カブドットコム、楽天、SBI、松井証券あたりを押さえておきたい。 (2)信用余力 ”信用売り”を行うためには、信用の担保が必要。普段貸株サービスを利用している場合にも、前もって返却手続きをして代用有価証券に充て信用余力を確保しておくと万全かな。 (3)現金ポジション ”現物買い”を行うには、当たり前のことながら現金ポジションが必要。他に預金などがあるようなら、証券口座に突っ込みましょう。 新たに入金できるお金が無い場合には。。。 2.金融クロスで現金ポジションの確保 現金ポジションは確保したいけど、せっかく持っている株を売ってしまうのは嫌。 そんな時には、いわゆる”金融クロス”の出番。”現物売り”と”信用買い”の組み合わせで、持ち株のポジションを維持したままで現金を捻出。 例えば、評価額100万円の現物株を保有していたとして、その株を売ると同時に同じ株を同数信用買いすると、当たり前だけど100万円の現金ポジションができる。 その時の注意点としては、 まず、決算期または中間決算期を迎える株(特に単位株の金額の小さい株や、配当のある株)を信用で建てると余計なコストがかかるので、そういう株は現物で持つ(代用有価証券として信用の担保に供する)ようにすること。 例えば、3月優待の準備として金融クロスをするなら、3月決算や9月決算以外で現物で持っている銘柄を、現物売り×信用買い。 (関連の日記) 〇信用取引で権利日をまたぐコスト それから、信用買いには”制度信用”を使うこと。 (関連の日記) 〇信用買いなら制度信用で 3.現金ポジションが無くて優待クロスする際の手順 現金ポジションが無くて優待クロスする際の手順を整理すると、 (1)金融クロスで現金ポジションの確保 決算期のずれている現物株を対象に、現物売り×制度信用買い、のクロスで現金ポジションの確保 (2)優待クロス 優待銘柄について、現物買い×信用売り、のクロスで株主優待の権利確保。 (3)優待クロスの手仕舞い 権利日をまたいだ後に、(2)の逆の現物売り×信用決済。または同じ証券会社であれば、現渡で決済。 (4)金融クロスの解消 優待クロスを手仕舞った後に、(1)の逆で、現引きなどで信用買いポジションを現物に戻す。 以上が基本形。 通常の優待クロスに加えて、金融クロスを行う分だけ、手間やコストが余計にかかるのが難点だけど。。。 4.感想など 特に、3月優待は無尽蔵。 わりと優待内容が良い銘柄でも、リスク皆無の一般信用分が権利日当日でも残っているなど、選び放題、取り放題。 JR九州の100株優待が優れものではとか、三浦工業なら愛媛県特産品コースだなとか、優待制度は株主の公平性に反するという観点もあるけど元締めの日本取引所グループも3000円クオカードなんだな、とか、選ぶ楽しみも時間がたつのを忘れるほど。 優待クロスで株主優待をいただくなんて、なんだか後ろめたいような気がしなくもないけど、制度上なんの問題も無いのだろうからと、ますます古事記根性に拍車がかかる今日この頃なのでした。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 1, 2017 04:20:21 PM
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