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カテゴリ:チラシの裏
ㅤ本棚の整理をしていたら、奥の方から中島誠之助さんの書かれた”ニセモノ師たち”という文庫本が出て来た。株式投資の参考になるような気がするので、今回はそのあたりのことを。
著者の中島誠之助さんは、なんでも鑑定団でおなじみの骨董商。本書では骨董品の世界の贋作について書かれている。 10年以上前に買った時は、あくまで骨董品の話として面白く読んだのだけど、久しぶりに読み返してみると、株式投資の世界と相通じるものがある。 というか、株式投資の神髄が語られているような気さえしてくる。 少し紹介すると、 1.ニセモノにひっかかる条件、騙される人とは 〇ニセモノにひっかかる三条件 第一条件 その品物を買ったら儲かると思ったとき 第二条件 勉強不足 第三条件 おカネがあること 〇騙される素人の三法則 法則その1 欲が深い 法則その2 出発点のレベルが低い 法則その3 適度に小金があり、教養もあること そのまんま、株式投資の教訓足りうると思う。 特に、騙される素人として、”適度に小金があり、教養もあること”とあるのが、慧眼。 株式投資でも、少し頭の良い人が一番危ないよなーと思う。 退職金を手に投資を始める自己評価の高い人とか。 2.中島誠之助の古伊万里みたいな投資をしてみたいもの ところで、中島誠之助さんといえば、古伊万里。 中島誠之助さんは、古伊万里がさほど評価されていない時に古伊万里を相場より高く買い集め、その素晴らしさを説き、ついには古伊万里の価値を世間に認めさせた。 既存の相場観をもとに売買するにとどまらず、自らの審美眼・発信力により新たな相場観を創出。おそらくその過程で莫大な利益を得ていることだろう。 そんな風な株式投資がしてみたいものだけど、審美眼も発信力も微々たる私なんかだと、夢のまた夢かな。 でも、いつか、そんな投資家になれるといいな。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 11, 2017 10:18:42 PM
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