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カテゴリ:へそまがり流投資手法
ㅤ今回は、新シリーズ”借金も財産のうち”の2回目です。
企業と同じように、個人だって借金をうまく活用することで、資産形成や人生設計がより良くできるのでは、というコンセプト。 だけど、 借金=生活苦のイメージを持つ方もいると思います。 住宅ローンでも返済に行き詰ると大変なことになるんでは。 でも、私は思うんです。 例えば、住宅ローンが破たんするのは、 借金の額が大きすぎたからではない。 むしろ借金の額が少なすぎたからではないか、と。 (関連の日記) 〇借金も財産のうち-住宅ローン編 〇不動産投資は自宅から 〇住宅ローンの大活用策 1.住宅ローンは借りすぎるから破綻する? ここで、借金に関するステレオタイプ的な駄文を見ておきましょう。 〇あなたの知らない「借金大国ニッポン」の現実(東洋経済online) 少し引用させていただくと、 生涯で最も大きな借金、住宅ローンも挙げられる。 首都圏の住宅価格は上昇傾向だが、今は低金利だからと自分の返済能力以上に大きな金額を借りてしまう。そんな借り手を雇用リスクが直撃する。全国住宅ローン救済・任意売却支援協会の米谷真紀氏は言う。「リストラや転職失敗で収入が減ったり、退職金が期待ほど出なかったりして返済に行き詰まるケースがよくある」。 うーん。 ”リストラや転職失敗で収入が減ったり”って、ありがちなことですよね。 そういう、いかにも起こりそうなことに備えてないと、そりゃ住宅ローンも破綻しますよね。 だけど、それは”借りすぎ”が直接の原因ではないと思う。 2.手元にお金がないから破綻する 当たり前のことだけど、 ローンが破たんするのは、返すお金が手元に無いから。 リストラや転職失敗で収入が減っても、手元にお金があり毎月の返済ができるなら、破綻することは無いですよね。 収入を回復するために数年間の余裕があれば。。。 数年間を賄えるだけの手元のお金を確保しておくことが重要。 そのためには。。。 3.住宅ローンは余分に借りておく 人生にはいろいろなリスクがあるのだから、ともかく手元のお金を確保することが重要。 住宅ローンを借りるなら、余分に借りるべき。 そのためには、 〇頭金は少なく 仮に購入額の1割程度の頭金を入れると金利が安くなるのなら、それ以上に金融資産があったとしても頭金は1割にとどめ、残りは手元に残しておく。 〇月々の返済額は極力小さく 月々の返済額を小さくするために、返済期間は極力長くして、元利均等返済。当たり前だけど、毎月浮いたお金は消費するのではなく手元に残していく。 〇繰り上げ返済は一切しない 繰り上げ返済は愚の骨頂。仮に昔の高い金利で借りているなら、繰り上げ返済ではなく借り換えを優先。 とにかく、今の住宅ローンは35年固定ローンでも金利は1%台前半。できるだけ大きく借りて、手元のお金を確保することが得策。 手元のお金は、あらゆるリスクに対する備えになる。 要約すると、 沢山借りろ! 返し急ぐな! 4.蛇足 あと、前回からの繰り返しになるかもしれないけど、 いざとなれば賃貸に回せばローン返済が滞らない、というような市場価値のある物件を選ぶのも重要。 住宅ローン破たん時に物件を売却して残債が残るなんてケースは、物件選びの段階から間違っていると思う。 5.蛇足の蛇足 借金を増やした分で、手元のお金が増えていることがポイント。 手元にお金がある分だけ消費に回すのはダメ、ゼッタイ。 6.蛇足の蛇足の蛇足 でも、大きく借りた分だけ金利を損するのではという方もいると思う。 株好きの買い豚としては、株でも買っとけと言いたいところ。 固いところで、今なら北陸電力でも買っておけば、35年も経てばその間の配当だけで購入額ぐらい回収できるだろう。 そんなリスクも取りたくないという場合には、 手元のお金を活用して一般信用優待クロスをコツコツやれば、 リスク全く無しで住宅ローン金利以上の年間2~3%程度の利得を得ることは楽勝だろう。 ※投資は、損しても得しても自己責任で! ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 30, 2017 09:05:17 AM
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