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カテゴリ:指数あれこれ
ㅤここのところ毎年、JPX日経400の銘柄入れ替えのタイミングを狙って、「JPX日経400先物売り-ミニTOPIX先物買い」の裁定取引を行うことにしているのだけど、今年も思惑通りうまくいったようなので、今回はそのあたりのことを。
(関連の日記) 〇日経400売り-TOPIX買いの裁定取引(2016年の結果) 〇日経400売り-TOPIX買いの裁定取引を今年も(2016年) 〇日経400売り-TOPIX買いの裁定取引(結果)(2015年) 〇日経400売り-TOPIX買いの裁定取引(2015年) 1.狙い 〇 ”JPX日経400”の実態は、ほぼTOPIXに同調して推移するが、むしろその劣化版とも言えるような、”凡庸極まりないアクティブ運用”。 〇 毎年8月は、”JPX日経400”にとって、魔の銘柄入替えが実施される(今年は、8月7日に公表され8月31日に適用)。 〇 銘柄入れ替えの前後には、コバンザメに齧られて、TOPIXに後れをとってしまうだろうと予想。 〇 そこを狙って、今年も、9月限の先物を対象に売り買いほぼ同金額になるようバランスを取って「JPX日経400先物売り-ミニTOPIX先物買い」のポジションを建ててみた。(ただし、来年あたりからは先回りして6月限での裁定の方が良いかも) 2.今年の結果は? まず、JPX日経400とTOPIXの最近3か月の推移を比較してみると下のとおり。JPX日経400は、安定のダメっぷり。 今年は、6月限の期間中にJPX日経400がTOPIXに劣後していったため、9月限での裁定取引がどうなるか少し不安だったけど、9月限でもJPX日経400が順調に負けてくれました。 私は、ちょっと控えめに数回に分けて取引してみたのだけど、以下の画像のような感じでちょっとだけ儲かりそうです。 3.余談 ちなみに、東京証券取引所の”JPX日経インデックス400の定期入替に関する状況”という資料によると、 JPX日経400はROEが高い銘柄が採用されていることや、独立社外取締役や国際会計基準適用などが重視されていることが、指数運営者側(東京証券取引所と日経新聞社)の一押しポイントなんだということが分かる。 もし、このダメダメなJPX日経400に少しでも功績があるとすれば、 上記のような、高ROEだの社外取締役だの国際会計基準適用だのを重視して投資をすることが如何に馬鹿げているかを身をもって実証してくれていることだろうと思う。 ちなみに、過去3年の推移は以下のとおり。安定のダメ指標。 てことで、JPX日経400には、来年も期待してます(笑)。 ※投資は、損しても得しても自己責任で! ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 4, 2017 06:32:23 AM
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