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カテゴリ:BABYMETAL
ㅤ今回は、BABYMETALについて。
サマソニ2017東京会場観戦記の続きです(8月20日の開催から1か月近くたってしまって、今更なんですけどね)。 前回の日記で、”冷静に書きたいこともあるので、そのへんは次回に”と書いたのだけど、やっぱり無理です(笑)。 ということで、いつものようにキモイおっさんの妄想ですので興味のない方は華麗にスルーして下さい。 (前回の日記) 〇サマソニ2017観戦記ーBABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その3) (関連の日記) 〇BABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その2) 〇BABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その1) 〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その4) 〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その3) 〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その2) 〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その1) (サマソニ2017セットリスト) 1 BABYMETAL DEATH 2 ギミチョコ!! 3 メギツネ 4 Catch me if you can 5 Road of Resistance 6 KARATE 7 ヘドバンギャ―!! 8 イジメ、ダメ、ゼッタイ 私にとって、今回のサマソニ観戦は圧倒的な体験で、頭の中を色々な情景がめぐりブログに書くほどまとまらなかったのだけど、 サマソニ観戦の感想(妄想)として、以下の1つだけは書いておきたいかなと。 1.3人で支えあってここまで来た 私の中で、今回のサマソニ2017のBABYMETALを象徴するような写真が下のもの。mayu2004comさんの撮影されたKARATEの間奏部分で3人が支えあって前進してくるところ。 今年の前半の米国ツアー(ロサンゼルスでの単独ライブ以外は、”Red Hot Chili Peppers”と”Korn”のオープニングアクト)では、このKARATEの間奏部分がハイライト。 米国での模様は、下のPAPI METALさん撮影の動画を見ていただければと思うのだけど、 3人が地面に倒れ込んだ後、SU-METALさんが1人で立ち上がり、スマホのライトを点けるよう呼びかけ、満天の星空のような幻想的な雰囲気の中で、アドリブで”ウォーウォーオォー”と歌った後で、客席とのコール&レスポンス。その後、”Everybodye Junp!”と飛び跳ねながら歌い、最後は”走れぇー”とロングトーンで締めると、観客からは悲鳴のような歓声が上がる。 もうなんというか、SU-METALさんの独壇場。米国のBEBYMETAL初見の観客もSU-METALさんの空間支配力やヴォーカル力に圧倒されいく感じなんです。 BABYMETAL KARATE @ A.A Arena Miami(2:30)(Youtube) ここの間奏の部分は、オリジナルな振り付けでは、下のミュージックビデオのように、3人が地面に倒れ込んだ後、SU-METALさんが立ち上がり、MOAMETALさんとYUIMETALさんを助け起こして3人で支えあって前進する、これまたこの曲の肝の部分となっている。 悲しくなって 立ち上がれなくなっても セイヤ ソイヤ 戦うんだ
全部 全部 研ぎ澄まして ・・・ BABYMETAL - KARATE (OFFICIAL) (2:51)(Youtube) このKARATEの間奏の部分、帰国後のBABYMETALのライブでは、米国ツアーでハイライトとなっていたSU-METALさんの見せ場は封印し、オリジナルの3人で支えあって前進する振り付けに戻している。 今回の、サマソニ東京会場、KARATEの場面ではいい感じに日が暮れていて、米国でやったようにスマホのライトを光らせコール&レスポンスをやっていれば、会場全体一段と盛り上がっただろうと思う。そんなことはBABYMETAL陣営も分かっているだろうけど、あえてオリジナルの3人で支えあって前進する構図を選択したのだろう。 普段感慨めいたMCを一切やらないSU-METALさんが、”ついに、ついにここまで来ました!”と言った記念碑的ライブ。 どんな苦境も、3人で支えあったからこそという思いがあるのだろう。 だからこそ、冒頭の写真、それこそがBABYMETAL。5年前のフードコート脇の余興的なステージから3人で支えあって(途中からはバックの神バンドの力も得て)進んできたのだから。 もう、今回は、この1枚につきるなと。 2.その他とりとめのないこと その他に、愚にもつかない感想(妄想)をいくつか (1)より高次元のアイドルとメタルの融合 BABYMETALのコンセプトは”アイドルとメタルの融合”または”カワイイとメタルの融合”というようなところから始まったのだけど、 次第にアイドル的要素、カワイイ要素が減少し、カッコいい方向に進化していくものと思ってました、私は。 だけど、それは違っていたようです。 今回のサマソニ、なんだか今まで以上にカワイイ成分が増えているような。 まず、SU-METALさんの、”ついに、ついにここまで来ました!”や、それに続く”ここで、大~きなサークルが見たいっ!(注:みんなで渦状に走ってってこと)”の声が、お願い事をする少女そのもの。ここの部分、いつものロックスターから少女に戻ってました。 それにもまして、MOAMETALさん。SU-METALさんに続いて観客を煽るのでも、”みんなの本気は、そんなもんですかっ!”。いたずらっ子の顔をして可愛く言うわけです。 MOAMETALさんは、ライブ中ずっと七変化する表情と全身のアクションで観客を魅了してくれたのだけど、これがMOAMETALの菊地最愛さん目指すスーパーアイドルというものかもしれないな、と私なんかは思ってしまいました。 BABYMETALはカッコいい方向に進化すると思っていたし米国ツアーではそんな感じだったと思うのだけど、ここにきてアイドル的要素やカワイイ成分もテンコ盛り。 いざ目の前で体験すると、これぞ唯一無二のBABYMETALなのかなと。それによって観衆の熱狂もますます高まるような、 激しさを強化してきた中でのカワイイ要素の増強。より激しく、よりカワイイ、より高次元でのアイドルとメタルの融合。そういう方向にBABYMETALは進化していくのかな、と考えを改めました。 (2)大役を果たしたBABYMETAL 今回のサマソニでのBABYMETALの出番は、メインステージのトリ前。セカンドヘッドライナーと呼ぶらしく、出演アーティストの中で2番目の位置づけ。サマソニは洋楽ロック中心の祭典だけあって、過去に日本人でヘッドライナーを務めたケースは無く、セカンドヘッドライナーも数組だけとのこと。 それが今回、主催者側の営業的な思惑もあってかBABYMETALがこの位置に抜擢されたのだけど、一ファンとしては、果たして大丈夫なんだろうか?と心配だったわけです。日本人グループの中では最上位ということなんだけど、洋楽ファンの中には不愉快に思う人たちも多くいるだろうし、他の出演者も何で自分たちの上に少女グループなんだよって当然思うだろう。 そういう中で、どんなステージを見せてくれるのか、観客は集まるのか、そして熱狂するのか。。。 そんなことを思いながら、メインステージのスタンド席に陣取り、出てくるアーティストを順番に見ていく。 メインステージでも最初は観客が少なかったのだけど、午後になると徐々に増えてくる感じ(それでも会場の規模に比べると全然少ない、サマソニ大丈夫か?)。 さすがにメインステージのアーティストはそれぞれ風格があって、観客とのコミュニケーション力も抜群。米国の”ALL TIME LOW”はオーソドックスなこれぞ洋楽ロックという風情(あくまで素人の感想です)。 次のBABYMETALの2組前の英国”ROYAL BLOOD”からアリーナのステージ前に移動。このバンドはベースとドラムの2人しか居ないうえに、ドラマーが持ち場を離れて観客席に降りてきたりする。冗談だか本気だかよくわからない感じなのだけど、演者の方は”どうだ凄いだろう”と言わんばかり。煽られて盛り上がりました(あくまで素人の感想です)。 私は、ステージに向かって右側の端あたり前方5列目ぐらいに居たのだけど、この頃までは人口密度も低めで快適でした。 だけど、次の”MAN WITH A MISSION"、こいつらがすごかった。頭は狼、体は人間というイロモノ風の日本のバンド。 まず、観客が一気に増える。BABYMETALのファンがおっさんだらけなのに対して、狼さんたちの方は女性ファン主体。前方に女性ファンがなだれ込んできます。今までの低密度が嘘のように、周りを女性たちに囲まれます。 そして、演奏が始まると、ファンがぴょんぴょん飛び跳ねる。こっちも見様見真似でぴょんぴょんしてみるのだけど、女性に密着するのもあれなので少し空間を開けるために後ずさる。するとなぜか前の女性も下がってくる。こちらもさらに下がる。満員電車で女性に囲まれたのと同じで、妙に気を使います。 ステージに目を向けると、狼さんたち、外見に似合わずなんだかすごい気合い。ついにはメンバーが観客席にダイブしてくる。観客の頭上を泳いでこちらに向かって来る。ファンがメンバーに触れようと殺到してくる。将棋倒し寸前で、もう死ぬかと思いました。 ともかく、MAN WITH A MISSION、観客を集めました。アリーナもスタンドも満杯に近い。そして気合い入りまくりで、演者も観客もここまで一番の盛り上がり(あくまで素人の感想です)。 で、MAN WITH A MISSIONが終わると、いよいよBABYMETALの出番。 女性ファンたちの多くが居なくなったこともあってか、BABYMETALの開始時にはMAN WITH A MISSIONの時より全体の観客は少なめ。BABYMETAL大丈夫か? だけど、ステージが始まるや否や、心配が杞憂だったことが分かる。 やっぱり、BABYMETALはダントツだ。パフォーマンスも、観客の熱狂も。そうこうしているうちに、観客もどんどん集まってきたのか、見渡すスタンド席もモニターに映るアリーナも今日一番の集客。 もうね、人によってBABYMETALに対して好き嫌いはあるだろうけど、このステージ、この観客の情景を見たからには、BABYMETAがセカンドヘッドライナーであることに疑問の余地はないだろう。 BABYMETALは大役を果たしたのだ。しかも、圧倒的だ(あくまでファンの妄想です)。 (3)FOO FIGHTERSは貫禄が違った BABYMETALで体力を使い果たしたんですよね。もう、気力も体力も無い。 だけど、ここで持ち前のケチ根性を発揮。今日の出演者で出演料が一番高いのはヘッドライナーのFOO FIGHTERSだろう。これを見ずに帰ったら、大損だ。それに、プラチナチケットにしたけどプラチナエリアにも行ってない。 ってことで、待ち時間の間に球場をぐるぐるっと回って、ステージに向かって左側のプラチナエリアにヨロヨロと移動。柵に寄りかかっての観戦です。 主催者が18年間オファーし続け、ようやく出演にこぎつけたというFOO FIGHTERS。ステージが始まると、貫禄が違ってました。メンバーが出て来た瞬間に、空気が変わる。はやくも会場を支配している。ヴォーカルも凄いけど、ドラムも激しい。カッコいいんですよね。 カッコよく見せるために工夫もしている。ドラマーに送風機の風を当て背後からライトで照らしているのだけど、ドラマーが激しく演奏し金髪がたなびく様子を巨大モニターが映す。そうかと思えば、巨大モニターの画像の解像度や色数を落としてみたり。 そして、バラード風の曲。スタンドを見るとスマホのライトがいくつか光っている。こちらもあわててスマホのライトを点ける(SU-METALさんがスマホのライト点けてと言うかもしれないから練習してたんですよ)。あっという間に満天の星空、星が揺れている。これ、観客が自主的にやったんだろうなと思うんだけど、FOO FIGHTERSのメンバー、結構嬉しそうに見えました。 まあ控えめに言って、圧巻です(あくまで素人の感想です)。 BABYMETALもまだまだ、FOO FIGHTERSを差し置いてヘッドライナーというわけにはいかないな。 まだまだ、これからですよ。ね。 これにて、サマソニ観戦記?おしまい。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 18, 2017 07:51:29 AM
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