|
カテゴリ:へそまがり流投資手法
ㅤ今回は、私の高齢の母が野村證券の担当者に騙された話。
悪名高い証券会社も、最近では、”フィデューシャリー・デューティー(顧客本位の業務運営)”なるものに取り組むことになったはずなんだけど、やっぱり相変わらずでした。 (関連の日記) 〇ファンドラップの魔の手 1.日本郵政の売出し きっかけは、私が母に”日本郵政の売出しに応募すると良いかも”とアドバイスしたこと。 母が、野村証券の担当者に日本郵政の売出しに応募したいと電話すると、 野村証券の担当者は、 ”売出しも良いかもしれないけど、今市場で買えば配当も貰えるから、市場で買う方が得ですよ” とアドバイスしてきたとのこと。 売出しは価格決定日の終値から2%以上ディスカウントされるうえに、手数料もかからない。よほどでなければ、市場で買った方が得ということはない。 そもそも、配当権利日を挟むけれども、配当の有無は下のように調整されることになっているので、配当を話題にすること自体が騙しにかかっている。 ※マネックス証券のHPから なので、当方からは再度、”市場で買うより売出しの方が絶対得だから、担当者のアドバイスは断って、ともかく売出しに申し込むほうが良いよ”と助言。 2.結局は市場で買っていた そして、先ほど母にその後の顛末を聞くと、野村証券の担当者から再度嘘のアドバイスを受けて、市場で買っていた。 なんでも、売出しの割当ても少し貰えたらしいのだけど、 昨日(29日)の朝方、担当者から電話がかかってきて、 ”今なら1300円台の株価。1322円の売出価格より安く買える。売出しの割当てでで不足した分を市場で買いましょう” とアドバイスを受けたとのことで、 母もそのアドバイスに乗っかったとのこと。結構大量に日本郵政株を市場で買っていた。 今のタイミングで日本郵政株を買うのは悪くは無いと思うけど(現に私も買った)、担当者の言う”1300円台の株価が1322円の売出価格より安い”というのは、25円の配当落ちをあえて無視していて、あきらかに嘘。 当方からは、”野村証券の担当者は自分の営業成績のための話しかしない。客の立場に立ったアドバイスなんか決してしないから、そのつもりで付き合ったほうが良い” と再度強く母に言ってみたものの、すぐに忘れちゃうんだろうな。 3.感想 これまでも、しばらくほっておくと、野村証券の担当者のアドバイスで信託報酬の高い毎月分配型の投資信託を買っていたり、 買ってしまっていた毎月分配型の投資信託の解約を申し出ると”分配金が出るまで待った方が得ですよ”と明らかに嘘の助言を受けたり、 野村證券さん、年寄りだからと舐めてかかってませんか? とはいえ、いくら嘘のアドバイスで判断したとしても、結局は投資家側の責任だと思うので、 母とはもう少しコミュニケーションを取らないとな、と私も反省しました。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[へそまがり流投資手法] カテゴリの最新記事
|