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カテゴリ:チラシの裏
ㅤ今週は、黒田日銀総裁続投という今後数年間は日本株に強気でいられる心強いニュースがあったので、今回はそのあたりのことを。
1.黒田日銀総裁再任へ この4月で任期満了となる日銀総裁について、政府は黒田総裁再任を国会に提示したとのこと。 デフレ退治に不退転の黒田総裁続投に加えて、後任副総裁の1人若田部さんは金融緩和派とされている模様。 (参考の記事) 〇日銀総裁、黒田氏再任を提示 副総裁に雨宮・若田部氏(日経新聞Web) 米国の金融引締め観測をきっかけとして日本の株価も大きく下がったところだけど、 万年買い豚の私としては黒田日銀総裁続投は心強い限り。 安倍政権下での景気回復・株価上昇の大きな要因は黒田日銀による異次元の金融緩和。 マイナス金利など黒田日銀の政策には批判的な意見も多いけれども、黒田総裁が再任されたあかつきには、デフレ脱却が明確になるまで不退転の決意で異次元金融緩和を継続していただけることだろう。 なんといっても日本円の総元締めは日本銀行。その日銀が金融緩和継続に万全の体制。 そうであるなら、日本株にも明るい未来しか想像できない。 (関連の日記) 〇ポートフォリオ(平成28年9月30日) 〇日銀無双 〇日銀に余力あり 2.的外れな金融緩和批判 ところで、黒田日銀の金融緩和には批判的な意見が多いことも事実。 だけど、私から言わせれば、そういう批判はどれも説得力が無いんですよね。 例えば、 批判1:国債等の債券がマイナス金利で銀行の収益が圧迫されている。また、貸出金利が低迷して利ザヤが小さくなる。 偏屈たぬき考:ゼロ金利で預金を集めてそれを国債等の債券で運用して儲けるというビジネスモデルってそもそもおかしくないですか?世の中に何も生み出してないですよね。それから、金融が引き締められると、今度は不良債権的な貸出先が増えて、やっぱり収益が圧迫されるのでは? 金融界も、”利益が出たのは自分の手柄、利益が出ないのは他人のせい”みたいなメンタリティーからそろそろ脱却してはどうですか。 批判2:マイナス金利のままだと、景気が悪化した時に緩和の余地がない。 偏屈たぬき考:先回りして景気悪化の心配をするのも分かるけど、そのために今の景気を抑制する金融引き締めをしておくって本末転倒では。 そもそも、好景気の方が良いにきまっているけど、それでも金融を引き締めなくてはならないのは、高いインフレ率を抑制するためとか、バブルを抑制するとか止むをえない理由があってのこと。今はそのどちらも起こっていないのだから普通にフルスロットルで良いのでは? 批判3:日銀による株式ETF買い入れで日銀が実質的に筆頭株主になる企業も出てきており、企業統治上問題。 偏屈たぬき考:今の日銀のETF買い入れ枠は年間6兆円。仮に10年間続けても、時価総額に占める割合は1割程度でまだまだ余裕。日経平均型のETFからTOPIX型のETFに移行すればよいだけのテクニカルな問題。 批判4:出口戦略が見えない。 偏屈たぬき考:今の金融政策が異常なものだと決めつけるから出口出口ということになるのだろうけど、出なければどんな不都合があるというのだろう?。こういう金融政策も普通のことだと考え方を改め、出口戦略が見えないなら出なけりゃいいだけじゃない? 仮にインフレ率が3%ぐらいになり、日経平均も10万円になって、土地も値上がり期待の投機的な取引だらけになったら、その時は無理なくプラス金利になり日銀が保有するETFも売却するだろうけど、 今回は、万年買い豚のポジショントークでした。 ※投資は、損しても得しても自己責任で! ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 17, 2018 06:11:35 PM
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