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テーマ:ふるさと納税(9095)
カテゴリ:ふるさと納税
ㅤ自分の参考用に作成した平成29年度ふるさと納税ランキングの最終回です。
今回は、前年度と比較した納税額増加率ランキング上位200の自治体についてです。 (関連の日記) ○平成29年度ふるさと納税還元率(送料込)ランキング上位200 ○平成29年度ふるさと納税還元率ランキング上位200 ○平成29年度ふるさと納税額ランキング上位200 1.平成29年度ふるさと納税額 増加率ランキング上位1位~50位 前回までと同様、ネタ元は、総務省が公表した”ふるさと納税現況調査”です。 (参考) ○平成30年度ふるさと納税に関する現況調査について(総務省Web) 前回、前々回は自治体の支出額という観点での還元率のランキングでした。 自治体が返礼品に多くの費用を支払っているということは、納税者にとって返礼品が魅力的なものになっている可能性が高いと思いますが、 絶対そうかというと、必ずしもそうではないと考えます。 自治体によっては、返礼品を提供する地元の事業者の利益を厚くしたいという戦略のところもあれば、納税者により魅力的な返礼品を提供できるよう事業者同士を競わせる戦略を取るところもあると思います。 また、納税者にとっての返礼品の魅力は必ずしも返礼品の価格と比例するものではなく、その地域ならではの特色のあるものだったりするかもしれません。 今回は、平成29年度にふるさと納税額を前年度から大きく伸ばした、ふるさと納税増加率ランキングを整理してみました。 実際に納税者サイドから支持を受けて急上昇した自治体が並びます。 平成28年度の実績が少額のため増加率が異常値のようになっている自治体もあれば、災害支援等の理由で増加している自治体もありますが、 納税者から見て返礼品が魅力的な自治体も多いのではと思います。 整理した項目は、以下のとおりです。 ・29年度ふるさと納税額前年比: 29年度のふるさと納税受入額が28年度の受入額の何%に相当するかです。上位からランキングしました。 なお、今回の日記のタイトルが”増加率”となってますが、ここで計算したのは”前年比”です。ランキングの順位は同じですが、”増加率”は”前年比”から100%を引いた値になります。 ・29年度ふるさと納税額: 平成29年度に自治体が受入れたふるさと納税の額です。 ・28年度ふるさと納税額: 平成28年度に自治体が受入れたふるさと納税の額です(総務省の昨年度の調査から引っ張ってきました)。 ・29年度還元率: 平成29年度の返礼品の調達にかかった費用の、平成29年度のふるさと納税受入額に占める割合です。 ・29年度還元率(送料込): 平成29年度の返礼品の調達と送付にかかった費用の合計の、平成29年度のふるさと納税受入額に占める割合です。 では、さっそく、平成29年度ふるさと納税額 増加率ランキング上位1位~50位です。 ランキング1位の御蔵島村、3位の中央区、4位の京極町などは、発射台の平成28年度のふるさと納税受入額が小さすぎて前年比の数値が異常値のような感じですね。 上位にランクインしていて、なおかつ納税受入額の多い自治体は、魅力的な返礼品を用意しているところが多く、 例えば、 2位の福島県中島村は、1万円の寄附(納税)で国産牛4.08kg(品切中)や、各メーカーの350mlビール24本など。また、全国各地の特産品やカタログギフトなども返礼品としています。 6位の熊本県玉東町は、8,000円の寄附(納税)で強炭酸水500ml48本、1万円の寄附(納税)で大玉すいか(3Lサイズ約8kg前後)1個など。 7位の和歌山県九度山町は、80万円~380万円の寄附(納税)で真田幸村公の甲冑を忠実再現した品、10万円の寄附で4.5万円分のJALやJTBのクーポンなど。 8位の神奈川県寒川町は、66万円の寄附(納税)で2泊3日クルーズ2名様、2万円の寄附(納税)でオムロンの体重体組成計、3.5万円の寄附(納税)でユピテルのドライブレコーダーなど。 11位の新潟県阿賀町は、1万円の寄附(納税)でJALファーストクラスで提供の阿賀産こしひかり10kg(楽天市場やamazonでも5kgが5千円以上で売られてます)など。 28位の北海道天塩町は、2万円の寄附(納税)で最高ランク北海道産毛がに3尾セット(1尾450g前後)など。 順に見ていくと、けっこう掘出し物に出会えます。 2.平成29年度ふるさと納税額 増加率ランキング上位51位~200位 では、一気に増加率ランキングの200位まで。 前年度から納税受入額を3.5倍以上に増加させた自治体が並びます。中でも、納税受入額が大きな自治体は一見の価値ある返礼品をそろえているところが多いようです。 例えば、 54位の福岡県上毛町は、1万円の寄附(納税)で特大の有頭海老フライ16尾、各種ビール350ml24缶など。 108位の和歌山県北山村は、1万円の寄附(納税)で350mlビール24缶、6,000円の寄附(納税)で各種発泡酒・酎ハイ350ml24缶など。 119位の岐阜県七宗町は、100万円の寄附(納税)で世界に1つのダイニングテーブルセット、7万円~22万円の寄附(納税)でパイロット製万年筆など。それからサーモスとかティファールとかタニタとかシチズンとかメーカー品も多数扱っています。 色々と見ていくと目移りしますね。 3.御禁制の品を扱う自治体 最後に、もう1つリストを載せておきます。 今回の日記のネタ元の、総務省の”ふるさと納税に関する現況調査”は実に充実していて、総務省の言うことをちっとも聞かない自治体リストを掲載してくれてます。 (参考) ○ふるさと納税に関する現況調査結果(平成29年度実績)(総務省Web) ”返礼割合3割超の返礼品及び地場産品以外の返礼品をいずれも送付している市区町村で、平成30年8月までに見直す意向がなく、平成29年度受入額が10億円以上の市区町村”ということです。 総務省的には、こんなにけしからん自治体があるよ。言うこと聞かない自治体は公表してこらしめてやる!ってことなんでしょうけど、 いやー、けしからん!! けしからん! もっとやれ!! としかなりませんです。納税古事記としては。 どんな御禁制の品を扱っているのか、見に行きたくなりますよね。 では、4回にわたってお付き合いいただいた”ふるさと納税ランキング”はこれにて終了です。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 5, 2018 12:00:34 PM
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