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カテゴリ:チラシの裏
ㅤ本当によく下がります。
株価急落時の相場格言に”落ちてくるナイフは掴むな”というのがあります。でも、この格言、偏屈たぬき的には的外れもいいとこ。 私は、こういう急落時には”落ちてくるお菓子を食べる”感覚。十分すぎるほど割安な銘柄がさらに急落しているのを見つけては、少しずつ食べています。 まあ、今回もカラ元気の与太話です。壊れ始めているのかもしれません。 (関連の日記:株価急落時のチラ裏妄言集) ○葉っぱのお金 ○売りたい気分の時 ○開き直れば全然平気 ○現金への投機はしません ○血が騒ぐ ○自由億へのパスポート ○お腹一杯なのにまだ食べる ○スターリングラードの戦い ○チンアナゴは可愛いけど ○株本位で現金を見た風景 ○株価下落で吐き気がする、だからこそ買い! 1.企業業績と関係なくロスカットで下げが加速する魅惑のタイミング 株価の急落は、投資家の”ロスカット”という行動と密接に関係があります。 (関連の日記) ○ロスカットについて考える 投資家のロスカットには2種類あって、 1つは、信用取引の強制決済。投資家の意図しないロスカットです。 大幅安が数日続いて証金維持率が証券会社の規定を下回った場合には追証(追加保証金)が発生し、期限までに現金等を差し入れて追証を解消できない場合には、建玉が強制決済されてしまいます(または、そのような状況を目前にして投資家の判断で泣く泣くロスカットするときもあります)。 2つ目は、投資家が戦略的に意図して行うロスカットがあります。 塩漬け株を作るのは投資の失敗で、そうならないようにポートフォリオ管理の常識として、”買った株が下落した時のロスカット(損切り)ルールを決めておくべき”ということがよく語られます。 また、そうしたニーズに対応して”逆指値(株価が逆指値価格を下回れば成行き売り注文を出す)”という注文方法を用意しているネット証券も多いです。 一旦株価が大きく下がれば、この2つのロスカットが相乗効果を発揮して、 ロスカットが株価の下落を招き、株価の下落が更なるロスカットを引き起こします。 株価下落 → ロスカット → 株価下落 → ロスカット → 株価下落 → ・・・・ こうなってくると、 企業業績に関係なく、需給バランスだけで大きく下がります。 こういう売りが売りを呼ぶ展開で、信用の強制決済ならともかく、なぜ競い合うように売り注文を出すのか、私には全く理解できませんが、ともかく今の株相場の世界はこういうものです。 2.落ちてくるお菓子を食べる ”落ちてくるナイフは掴むな”という格言がありますが、 こういう魅惑のタイミングで大きく下落している銘柄の中には、ナイフなどという物騒なものではなく、甘くて美味しいお菓子が沢山混ざってます。 このお菓子、空から降ってくるようなんですけど、ボーっとしてると空に戻っていきます。目の前に来た時にパクっと一口食べとかないと、食べそこなってしまいます。もっと下がればどうするか、もう一口二口食べればいいだけです。 ただし、空から落ちてくるものを何でも食べればよいかというと、サビ釘や鳥の糞も沢山混ざってますので、瞬時の見極めが肝心です。 私は、こんな風にしてます。 まず、登録した180銘柄が一覧できるカブドットコム証券のカブボードや、SBI証券の騰落率ランキングを見て、5%、7%、10%と大きく下げている銘柄の中から気になるものがあると、楽天証券(情報が最も見やすい)の四季報や適時開示情報をさっとチェックして美味しいと判断出来れば少し買います。 値を戻すものもあれば、さらに下がるものもあります。さらに下がれば、状況を見てもう少し買う時もあります(熱くならず、気だるい感じで少しだけ買うことが肝心です)。 私にとっては、チャートを見ても株価の先行きは分かりませんが、 企業の業績から大体この程度の株価ならまずまず、この程度の株価なら魅力的というようなことは少し分かります。 多くの人が株価の動きだけを見て右往左往している局面では、違う観点から投資の判断をすることが有効なのかなと思っています。 3.株価急落前に下値に買い指値をするのは考えもの 私にとって、”落ちてくるナイフは掴むな”という格言に意味を持たせるとすれば、 株価急落前に下値に買い指値をするのは考えものということでしょうか。 急落前に、運よくこの値段で買えたらと下値に買い指値をしておく場合、どうしても常識的な範囲の指値になると思います。株価急落時は事前に想像つかないぐらい大きく下がります。下値の買い指値はことごとく約定してさらに株価は大きく下がり身動きが取りにくくなります。私の経験では、常に下値に買い指値をしておくのはあまり良い手ではないようです。 そうではなくて、株価が大きく下落しているのに気付いた後に成行買いか現株価以上の指値買い注文を出すのが良いようです。 4.企業価値の判断に幅のある銘柄や、最近上場した銘柄が狙い目 こういう急落局面では、株価水準の見極めが難しい銘柄が大きく下がることが多いようです。 例えば、 将来の成長が期待されて高PERとなっているような銘柄は、期待の揺らぎで大きく株価が下がることがあります。 蛇足ですが、私は今回、継続的に成長を続けている薬王堂を少し買ってみました。 また、投資判断が錯綜しているような銘柄も大きく下がります。 蛇足ですが、私は今回、いよいよバリュー投資的にも買える水準まで下がったように感じたライザップを少し買ってみました。 (関連の日記) ○RIZAPさん改心する それから、最近新規上場したような銘柄も、IPO銘柄と一括りにされて業績と関係なく大きく下がることがあります。 蛇足ですが、私は今回、連日ソフトバンクを買いました。 (関連の日記) ○株価下落で吐き気がする、だからこそ買い! また、予想PER4倍の香陵住販を少し買ってみました。 週末に色々な銘柄を見ていると、この終値なら少し買いたい銘柄がいくつかあります。幸い週明けも地合いが悪そうなので、うまく買えると良いのですが。。。 5.売るものは売る 私の場合、信用取引で少しレバレッジをかけているので、レバレッジの管理が大事です。 こういう局面では、レバレッジが上がっていくことはしかたがありませんが、買いたいものをどんどん買っていくと、とたんに危険になります。 なので、買うのは少しずつ。 それから、比較的値持ちが良い銘柄の中から、少し売っても良いかなーと思うものは売ります。 6.幸運の女神は前髪しかない ”落ちてくるナイフは掴むな”、”株価の底打ちを見極めて買う”という流儀の方々は、どうやってそれを見極めているんでしょうかね。 実際に見極めるのは困難ですよ。底打ちに見えても2番底ということもあるし、結局当たるも八卦の世界では。 私は、急落局面でこれはお買い得だと思えば、パクっと一口食べる流儀です。 ”落ちてくるお菓子を食べる” ”幸運の女神は前髪しかない”という格言もあります。そういうことです。 ※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見と妄想による記述。 ※投資は、損しても得しても自己責任で! ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 22, 2018 07:49:32 PM
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