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カテゴリ:信用取引
ㅤ12月25日は12月期の権利最終日です。信用買いをしている場合、名義書換料に要注意です。特に、盲点になりやすいのが四半期決算の期日。
1.信用取引の名義書換料とは 信用取引の名義書換料とは、信用取引で権利日をまたぐごとに発生する費用です。証券会社によっては権利処理手数料などと呼ばれることもあります。 (関連の日記) ○信用取引で権利日をまたぐコスト 2.どのような時に取られるのか これは、証券会社によって異なるかもしれませんが、 主要ネット証券を見ると、だいたい以下の場合に名義書換料が発生するようです。 ・すべての銘柄の本決算の基準日 ・定款で中間配当をすることができる旨を定めている銘柄の中間決算の基準日 ・定款で四半期配当をすることができる旨を定めている銘柄の四半期決算の基準日 ・株式分割等の権利の割当の基準日 ・臨時株主総会召集のため設定される各基準日 この中で盲点になりやすいのが、四半期決算の基準日ではないかと思います。 3.いくら取られるのか これも、証券会社ごとに定めるようですが、 一般的には、 1売買単位あたり54円(税込)です(ETFでは10分の1になる証券会社が多いようです)。 売買単位の小さな銘柄では馬鹿になりません。 例えば、同じ300万円分の買残高がある場合でも、 株価3000円(売買単位30万円)の株を1000株(計300万円分)建てているとすると、 名義書き換え料は540円(54円×10単位)ですが、 株価300円(売買単位3万円)の株を1万株(計300万円分)建てているとすると、 名義書き換え料は5400円(54円×100単位)、 株価30円(売買単位3000円)の株を10万株(計300万円分)建てているとすると、 名義書き換え料は54000円(54円×1000単位) となります。 売買単位が小さい場合では、買建金額の1%以上になる可能性があります。とにかく、ボーとしていられないもの、それが名義書換料です。 ※なお、証券会社によって、細かなルールが異なるようですので、それぞれチェックしておく必要があります。 私もボーっと過ごしていて、結構多くの金額を聴取されてビックリ、ガックリということが何度かありました。 4.感想 実際に配当が出たり株式分割が行われたりする権利日はともかく、名目だけの四半期決算なんて証券会社に何の費用も発生しないと思うのですが、 顧客に気付かれにくいところで費用を徴収していくのがテクニックなんでしょうかね。 一方で、証券会社側に経費が発生しているはずなのに手数料を無料にしているサービスもありますから、一方的に批判するのもあたらないかもしれず、自分で気をつけるしかないんだと思います。 ちなみに、大和証券のように名義書換料を取らない証券会社もあります。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 24, 2018 08:48:37 AM
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