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カテゴリ:へそまがり流投資手法
ㅤ最近、パソコンに向かうと、ついつい新潟の某事件(1人の誠実で聡明な女性が無残な状況に置かれている例の事件です)のことが気になって、ブログの更新が遅れてしまいました。
さて、前回の続きで、インデックス運用を超えるための偏屈たぬき流の戦略についてです。 前回は、株式投資のベースである”常にフルインベストメントのインデックス投資”を超えるために踏み出す方向として、 ”将来有望な分野の有望な企業を買う”という、いかにも常識的な戦略ではうまくいかない、というようなことを書きました。 (前回までの日記) ○将来有望な分野の有望な企業への投資は避けるーインデックス運用を超えるために(その1) ○とっても簡単な株式投資 では、”常ににフルインベストメントのインデックス投資”から一歩踏み出すべき方向とは、、、、 それは、 ”評価不足の株を買う” というものです。 1.評価不足の株を買う ”評価不足の株を買う” なんだ、当たり前じゃないか。偏屈でも、へそ曲がりでもないじゃないか。 いや、そうなんですよ。当たり前のことなんですが、 これが難しいのです。 現在市場で付いている株価というのは、多数の市場参加者による売り買いの判断の接点。 まあ、最大公約数的には妥当な株価なのです。 大雑把に言えば、当たるも八卦の世界。 だけど、市場参加者には色々な思惑の人がいます、、、 2.中長期で儲ける視点で評価不足の銘柄なら 市場参加者には色々な思惑の人がいます。 ・ともかく今日・明日に儲けられる銘柄を探している人 ・話題となっている人気の銘柄を持ちたい人 ・流動性を重視する人 ・TOPIXなど指標との連動性を重視する人 など、など、 こういう多様なスタンスの投資家が参加している市場において、 自分の重視する視点で”評価不足の銘柄かもしれない”というのは見つけられるかもしれません。 私の場合は、流動性や指標との連動性は気にしないし、今日・明日儲けたいわけでもない、というスタンスです。 こういうスタンスなら、当たるも八卦と言えども、”常ににフルインベストメントのインデックス投資”に対して有利な勝負が出来るのではと思っています。 では、どうやって銘柄を選ぶか、、 3.評価不足である証拠と動機 (1)証拠を集めて判断 気になる銘柄があったとして、 まずは、評価不足と言えるのかどうかの証拠集めです。 これは、手順を踏めば直接的に確証が得られるというようなものではなく、 色々な観点からの自分なりの判断を積み重ねるもので、色々な経験や考察をして自分なりの審美眼を養っていかなくてはなりません。 ・PERやPBRなどの指標面はどうなているか、 ・EPSの推移はどうか ・景気・為替に左右されやすいか ・そのビジネスの強み・弱みは ・自分自身のユーザー目線ではどうか などなど、色々な視点から多角的に考えます(というか感じます)。 (2)動機を探る で、ある銘柄が、どうやら評価不足らしいと自分なりに判断したとして、 次に、なぜその銘柄がそういう株価となっているのか、他の市場参加者の動機を探ります。 ・需給悪化が嫌われている ・あまり知られていないマイナー銘柄である ・流動性が無い ・先細りと思われている業界に属している ・指数に連動して売り込まれている などなど、納得のいく(自分は重視しないけど他の市場参加者は気にするかもしれない)理由があれば、安心です。 このあたりのことは、以前の日記でも取り上げましたので、参考にしていただければと。 (関連の日記) ○安い株には訳がある(その1) ○安い株には訳がある(その2) 4.まとめ 前回含めて、少しまとめると、 良い企業を探す → インデックス運用を超えるのは厳しいかも 評価不足の企業を探す → インデックス運用を超えるための基本スタンス そして、評価不足の企業を探すうえで、証拠集めとともに、その理由(他者がその銘柄を避ける動機)を探ると効果的。 効率的市場仮説をベースにした”常ににフルインベストメントのインデックス投資”は強敵ですので、銘柄選びは当たるも八卦的なものではありますが、 ”動機を探る”というところを気にしておけば、おそらく多少は分のある勝負になるかと思います。 以上が、インデックス運用を超えるための偏屈たぬき流の基本的なスタンス。 次回以降に、インデックス運用を着実に超えて行くための、さらなる工夫について。 ※投資は、損しても得しても自己責任で! ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 27, 2019 04:51:31 PM
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