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偏屈たぬきのへそまがり投資日記

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Jan 27, 2019
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出典:#奇跡の一枚2019

 今日の新潟、雪は舞ってるでしょうか?
 写真の儚げな女性、山口真帆さん。

 今回は、この誠実で聡明な方が陥った無残な状況が少しでも改善されることを切に願って、拙ブログの趣旨から少し外れますが取り上げさせていただきます。
 

1.事件前

 この山口真帆さんは、新潟を拠点とする多人数アイドルグループNGT48のメンバーです。グループ内では年長のメンバーです。

 事件の遠因としては、
 ・多くの票(≒資金)を集めたメンバーが優位に扱われるというグループのビジネスモデル。
 ・さらに、グループ間の競争においては、NGT48は後発で小さな地方都市を拠点としているというハンディキャップがある。

 そういう中で、大きな資金力を背景にしたファンのグループが力を持ち、地元出身以外のメンバーの居住するマンションに入り浸るようになり、
 会社側の表現では”風紀の乱れ”、山口さんの表現では”ファンと繋がる”もしくは”恋愛”というような状況が広がっていったようです(資金力を背景に交際を迫り、それを受け入れるようなことが”恋愛”というような表現におさまるものかどうかは個人的には疑問ですが・・・)。

 このファンのグループが次第に増長していく中で、山口さんは会社側に改善を申し入れたようですが、会社側もファングループの資金力を頼りにしていた面があるのか、かえって山口さんが会社や対象メンバーから疎まれるようになっていったようです。


2.事件

 こうした中で、昨年12月初旬、公演を終えて帰宅した山口さんを、男性2人組が襲います。後日(後述)、山口さんがツイッターで発信(その後削除)したところによると、以下のような命の危険も感じるような緊迫した状況。




3.内部告発

 2人組の容疑者は逮捕されましたが、20日の拘留の後、不起訴となりました。

 山口さんによれば、会社側は当初は関係メンバーの解雇など改善を約束してくれていたのに、結果的には何の対処もされないことに決まり、
 それどころか山口さんを被害妄想扱いし休養→卒業に追い込む状況が生じて来たようです。

 山口さんは、もともと会社の内側での解決を望んでいたようですが、それもかなわず逆に自分が排除されかかる事態に直面し、最終手段に打って出ます。

 ファンに向けての内部告発です。

 山口さんの持っていた発信手段は4つ。有料会員向けモバイルメール、双方向動画配信サービスのショールーム、ツイッター、インスタグラムです。

 このうち、モバイルメールは会社の事前検閲があり発信不可になっていたようです。

 そこで、山口さんは今年1月7日の深夜に双方向動画配信サービスを利用して、涙ながらにうったえます。
 書き起こされた記述では、


 途中で会社側に気付かれたのか、動画配信は突然途絶えます。


 山口さんが次に使ったのがツイッター。
 翌1月8日の昼過ぎから一気に投稿します。

 事情あってか現在は削除されたツイートもありますが、ネット空間に散らばっているものを集めてみました。削除済みのものも含めてみないと、彼女の悔しさとか絶望感とかが十分に伝わらないと思うので、あえて掲載しておきます。
 この時点で、ほとんど辞めさせられることを覚悟しているようで、後輩やファンへの責任感から自身の最後のメッセージとして書いたのでは、と、読んでいてそんな風に感じます。

 本当に誠実で聡明な方です。


最後の未明のツイートに、前記の事件の模様が添付されていたようです。



4.公演での謝罪

 ただならぬ事態に、ファンが騒ぎ出します。

 この事態を収束しようと会社側が取った手段が悪手中の悪手でした。

 なんと、公演で山口さんに騒動を謝罪させました。

 1月10日に開催された3周年公演での出来事。

 心労の為か痩せさらばえた姿で登場した山口さん、マイクを持つ手の震えが止まらない状況で何度も何度も頭を下げます(あろうことか、加害者サイドのグループが最前列に陣取っていたとの情報も出回っています)。
 この映像がニュース等で放送されるや、”なぜ被害者に謝罪をさせるのか”と一気に会社側への批判が集まり、社会問題化します。当然です。






5.その後

 その後の対応についても、会社側の悪手が続きます。事態を極力小さくおさめて経営的な損失を避けようとするのですが失敗します。

 まずは、既定路線通りに”山口さんの被害妄想または勘違い”という線での決着を図るべく、
 表向きは取材を拒否しつつ、関係者や与党的週刊誌にリークした模様です。

 だけども、山口さんの主張が一貫したものであるのに対し、週刊誌等は辻褄の合わない点が多く破綻をきたしてしまいます。

 ファンだけを相手にする商売ならこれでも強引に収まったのかもしれませんが、スポンサーには行政や上場企業もあります。いよいよ一部のスポンサーの撤退が始まります。

 この時点で、新潟の支社長的な方が更迭され、本社から新たな方が着任します。
 そして、ようやく会社として初めての謝罪会見を開き、事件究明のための第三者委員会の設置を公表します。


 これでまともになるのかと思いきや、隠ぺい体質は会社ぐるみの方針だったようで、

 第三者委員会設置を理由に取材に対してまともな回答をしない一方で、
 与党的週刊誌には社内メールだのラインだの情報を含めた情報をリークしている模様です。

 今度は、前回より山口さんの主張を多く取り入れた内容ですが、相違点も多いです。
 そもそも、内部情報がこんなにダダ洩れな時点で、この会社大丈夫なのかな?と思ってしまいます。

 そして、当の第三者委員会が発足すらしていない段階で、次回公演の予定や、疑惑メンバーの残留(本人発信ですが)が公表されていってます。

 そういう状況に対して、山口さんのツイッターが再始動(いいね!の操作だけのようですが)し、彼女は全く納得していないのではとの観測もあるようです。


6.証拠と動機

 前回の日記で、株式投資の銘柄選定では、証拠集めてと動機を考えることが大事と書きましたが、
 相通じるものがあるようです。

 ネット空間の色々な立場の勢力がせめぎあうも、

 山口さんの主張を覆すようなものは出てこず、
 逆に一部ファン集団の悪行(もはやファンとも言えないのかも)や与党的週刊誌の矛盾を示すような断片的情報が集積されている模様。

 また、山口さん、これまでよほど誠実に過ごしてきたのか、いいがかりや悪口レベルのもの以外に非難するようなネタも発掘されていないようです(逆に心温まるようなエピソードはどんどんは発掘される状況)。


7.奇跡の一枚2019

 ちなみに、ツイッターで”​#奇跡の一枚2019​”で検索すると、山口さんのとっておきの写真が見つかるようです。

 暗い話題だけでなく、彼女の輝いている姿を多くの人に見てもらいたいとの活動のようです。

 どうか、この山口真帆さんが理不尽に奪われた心身の健康を取り戻すとともに、
  その願いが叶い、グループがクリーンな形で再始動し彼女にも後輩のメンバーにも活躍の機会が与えられることを切に願います。



※今回の日記は、山口さんの主張をベースに書きましたが、事実かどうかはわかりません。ただ、私には彼女の主張が首尾一貫していて矛盾が無いように思えるもので。。。各自ご判断下さい。



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Last updated  Jan 28, 2019 05:52:50 PM
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