コンビニも最大約3割引き-PayPay空前のキャンペーンでキャッシュレス決済のデファクトスタンダード目指す
ㅤ今回は遅ればせながら、古事記界が騒然のPayPayの巨大キャンペーンについて。なんと、最大で約3割引きでお買物が出来ます(なんとなんと、ファミマも対象になります)。 そして、PayPayに出資するソフトバンク・ヤフージャパンが圧倒的な資金力で、キャッシュレス決済のデファクトスタンダードを本気で狙っている感じなので、そんな話題も。0.PayPayとは PayPayは、ソフトバンクとヤフージャパンが出資したPayPay株式会社が運営しているスマホを使ったキャッシュレス決済サービス。 クレジットカードやヤフーマネーと紐づけて使うことが出来るようです。私としては、ヤフーマネーが実店舗で使えるようになるのは魅力です。 私は、この分野は詳しくないのですが、アリペイの日本版みたいなのを目指しているのかもです。(参考)○PayPayとは(会社Web) 対象店舗も拡大中で、わたみグループやモンテローザグループなどの居酒屋や、 近日中に、ファミマ(12月4日から)やミニストップなどのコンビニ、ヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店、第一交通や三和交通などのタクシー会社、などなどに拡大。 それから街中の小規模店舗でも使えるところ多数です。1.空前の巨大キャンペーン そして、空前の巨大キャンペーンが展開されてます。(1)新規登録で500円 手始めに、PayPay新規登録で500円分チャージされます。 キャンペーンの期間は定められてません。(参考)○新規登録でPayPay残高500円相当プレゼント!!(会社Web)(2)ソフトバンクまたはワイモバイルのユーザーに500円 対象者は限られますが、500円相当プレゼントとのこと。期限は2019年3月まで。(参考)○ソフトバンク、ワイモバイルユーザーなら支払い方法の設定で500円相当あげちゃうキャンペーン!!(会社Web)(3)5,000円のチャージで1,000円増量 それから、12月3日までの期限付きですが、銀行口座またはYahoo! JAPANカードから5,000円以上チャージをすると1回に限り1,000円分増量されます。(参考)○5,000円以上のチャージで1,000円相当のPayPayライトを増量キャンペーン(会社Web) このへんまでが肩慣らしで、新規に登録して5,000円チャージすれば、コンビニ等で使える電子マネー6,500円~7,000円の残高になります。 ここからが、驚愕のキャンペーン。(4)20%戻ってくる! 12月4日より”100億円あげちゃうキャンペーン”が開始されます。2019年3月か還元合計が100億円になるまでのキャンペーンとのこと。 PayPay加盟店にてPayPay決済で支払いうと、まず、20%相当のPayPayボーナスが還元されるとのこと。月のボーナス付与上限が50,000円相当ということですので、1か月あたり25万円までのお買物が対象になります。 これ、対象のコンビニなどで20%引きでお買い物が出来るということです。 また、電気製品なども対象の家電量販店で買うと、支払額からさらに20%引きで買えたのと同じことになります。(参考)○100億円あげちゃうキャンペーン(会社Web)(5)10~40回に1回の確率で全額戻ってくる! ”100億円あげちゃうキャンペーン”では、 上記に加えて、抽選で全額が戻ってきます。 全額が戻ってくる確率は、 基本:40回に1回 Yahoo!プレミアム会員:20回に1回 ソフトバンクまたはワイモバイルユーザー:10回に1回2.結局どれだけ得するか 上で紹介した20%戻ってくるキャンペーンと全額戻ってくるキャンペーンを合計すると、何度も何度も買い物をするとして確率的な割引率は、 基本:20%×97.5% + 100%×2.5% = 22%引き Yahoo!プレミアム会員:20%×95% + 100%×5% = 24%引き ソフトバンクまたはワイモバイルユーザー:20%×90% + 100%×10% = 28%引き ソフトバンクまたはワイモバイルユーザーなら、なんと確率的に28%引きでお買物が出来ます。 紐づけするクレジットカードやお店側のポイントも合わせれば、約3割引きでお買物が出来る計算になると思います。 これ、コンビニや家電量販店も対象ですから、驚愕です。 ちなみに、最初に新規登録して5,000円チャージするところまでのトータルの割引率を計算すると、確率的に、 基本のケース: 5,000円のチャージで6,500円相当の残高 →6,500円の残高を使うと確率的に6,500円×22%=1,430円分のポイントをゲット →その1,430円分を使うと確率的に1,430円×22%=314.6円分のポイントをゲット →それを続けると合計では、等比級数の和の公式を使って、 6,500円/(1-0.22)= 約8,333円 登録して、5,000円チャージして、12月4日からの”100億円キャンペーン”にのっかると、確率的に約8,333円のお買物が出来ます。 Yahoo!プレミアム会員なら: 5,000円のチャージで6,500円相当の残高 →6,500円の残高を使うと確率的に6,500円×24%=1,560円分のポイントをゲット →その1,560円分を使うと確率的に1,560円×24%=374.4円分のポイントをゲット →それを続けると合計では、等比級数の和の公式を使って、 6,500円/(1-0.24)= 約8,553円 登録して、5,000円チャージして、12月4日からの”100億円キャンペーン”にのっかると、確率的に約8,553円のお買物が出来ます。 さらに、ソフトバンクまたはワイモバイルユーザーなら: 5,000円のチャージで7,000円相当の残高 →7,000円の残高を使うと確率的に7,000円×28%=1,960円分のポイントをゲット →その1,960円分を使うと確率的に1,960円×28%=431.2円分のポイントをゲット →それを続けると合計では、等比級数の和の公式を使って、 7,000円/(1-0.28)= 約9,722円 登録して、5,000円チャージして、12月4日からの”100億円キャンペーン”にのっかると、確率的になんと約9,722円のお買物が出来ます。 横道にそれますが、株主優待でもらうと嬉しいQUOカード。コンビニで使えるのが魅力ですが、 今回のPayPayのキャンペーン中は、QUOカードを金券ショップ等で現金化(額面の9割ぐらい?)してから、PayPayにチャージして支払う方が、得な感じです。 今のところ、ファミマが導入(12月4日から)してますので、交差点にコンビニが並んでいるようなところでは、ファミマを優先して利用する風になりそうです。3.店舗の側の手数料も無料 なんと、店舗の側の初期費用や手数料も無料なのだそうです。 決済手数料は3年間、入金手数料は2019年9月まで(ジャパンネット銀行なら永久)無料とのこと。累計決済金額が1万円を超えるか、月末締めで翌々営業日(ジャパンネット銀行なら翌日)に入金されるというスピード感です。 それからPayPayのコードはアリペイと共通で、アリペイの決済手数料も2019年9月までは無料とのこと。(参考)○スマホ決済を導入検討されている店舗様へ(会社Web) 2019年10月の消費増税時の景気対策として、中小小売店のキャッシュレス決済を対象にポイント5%還元が検討されているとのことですが、 中小小売店としては、手数料がネックとなってました。 このPayPayは初期費用・手数料無料ですから、小売店側として導入しない理由がありません。4.PayPayがキャッシュレス決済のデファクトスタンダードに これ、PayPay側(ソフトバンク・ヤフージャパンが出資)は、店舗側からの収入も無く、ユーザー側へは空前の大盤振る舞い。 当面の採算は度外視して、圧倒的なシェアを取りに来てますね。 ソフトバンク・ヤフージャパンのDNAを感じます。 前世紀末頃まで、インターネットは、電話回線でピーヒョロヒョロヒョロと繋げるのが主流でした。 そんなときに、ヤフーBBが圧倒的に低廉な価格でADSL回線を普及させてくれました。日本のインターネット事情が劇的に進化したのは、ある意味ソフトバンク・ヤフージャパンの功績だと思います。 今回のPayPayも、なんだかそんな雰囲気を感じます。日本のキャッシュレス決済を劇的に進化させてくれるのではないか。ワクワクしますね。5.ヤフーを買ってみました インターネットバブルの頃、バブル中のバブルのヤフー株(5万円額面で1億円ぐらいの株価でした。証券会社なんかがヤフー株は個人投資家には手が届かない株価だけどファンドを通じてなら買えるなんて言ってましたね)は私の投資対象外(論外中の論外)でしたが、 今回は、ヤフー株を買いました。 この業界に詳しいわけでもありませんし、PayPayが将来の業績にどれだけ寄与するかも全くわかりませんが、 これだけワクワクすることはめったにないことですから、指標的に割高ということでもなさそうですので、少しだけ買ってみました。 ※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見と妄想による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村にほんブログ村