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2006.02.17
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カテゴリ:四季のこと
かなり長いリハ見の話を読んでくださった方ありがとうございました。

さてさて、肝心の「異国の丘」ソワレのお話。

この演目は初演からずっと主役の九重さん役を石丸さんが演じておられるので、私も石丸さん=九重さんっていうイメージがありました。
数年前にBSで「異国の丘」が放送されたときも石丸さんでしたね。

下村さんは前回の東京公演で九重さん役に初挑戦。
数年前下村さんが書かれていたエッセイでは異国の丘の台本を渡された
というくだりがあり、いつかは挑戦されるのかな・・とは思っていました。
でも、実際キャスティングされたときは驚きでした。

東京公演ではいろいろ指摘もあったようですが、私は下村さんのボチすごく
素敵だと思いました。(←そのことを人に話すと「それは贔屓だからよ~」
と軽くあしらわれましたが)


幕が上がるとそこはシベリア。
抑留兵達が歌う「明日への祈り」皆さんの歌声にすでにウルウル。
下村さんもリハのときとは変わり、しっかりメーク。
シェーディングを濃い目に入れられているように思いました。

続いてニューヨークのシーン。
九重さん17歳時代です。ここは結構キツい(17歳に見えない)場面のようでしたが、じき慣れました(笑)
神田も結構しっかりした17だし、九重さんのブレザーのエンブレムがなかったら大丈夫でしたね。当時の17歳はしっかりしていたとか、そういう解釈で見たらいいかも。ってかなり強引ですね・・。
まぁ、それをいうなら私の初四季だった演目の李香蘭7歳の方がよっぽど衝撃的ともいえるなぁ・・。

このシーンで初めて愛玲登場。初佐渡さんです。
細い!綺麗!白い!すごく衣装がお似合いです。どの服もお似合いでした。
チャイナ服をあんなに素敵に着こなせるなんて羨ましいですっ。
髪型も佐渡さんのお顔に違和感なくお似合いでした。
歌声は伸びやかで、高音も声量豊かに歌われていました。
下村さんとの相性も良かったように思います。
最初お互いに声量を抑えて歌っておられるような気もしましたが、歌の雰囲気、場面を考えるとちょうどいい気がします。

1幕終わりの「あなたを求めて」のシーン。
私の席からは見上げる形で見ていました。私はこのシーン好きです。
下村さんは下から見ると、目が少し潤んでキラキラしているように見えました。

2幕で私が泣いたのは遺言のシーン。
何ともいえない胸を締め付けられるような切ない気持ちになります。
お隣の女性は「あかあさん」といった瞬間声を上げて泣いておられました。
びっくりして横を見ると、顔を覆って肩を震わせて泣かれていましたね。
自分が抑留者の立場だったら?家族の立場だったら?一体どうするだろう。
どうしただろうとものすごく考えさせられました。

同じ集団の中でも日本に帰るメンバーに選ばれる人、残る人。
当然残る人からは不満の声が上がります。そんな中でおこる争い。
みんな願っていることは唯一つ。「日本に帰る」ということ。
同じ日本に帰るという気持ちがあっても行動は人それぞれ。
九重さんの親友神田さんは敵に協力する。でも、九重さんはそれを拒否。
自分が楽になろうと思えば敵国に協力すればいいんだけど、最後まで九重さんは日本人としての誇りを捨てなかった。

みんなのためにと思っていても、いざ自分の身に生死にかかわる事態になればその信念はゆらぐこともあるはず。それを彼は自分の信念を貫いたんですね。私だったら・・できないかも。

愛玲と再会し、お互いの思いを確認して何とか日中和平を計画するものの
失敗。愛玲との別れ。。
愛玲とのキスシーン、「おおっ」と思いながら見ていました。
下村さんのキスシーンっていうか、そういうシーンは初めてなもので。
動揺しつつ、しっかり見てしまいました(笑)意外とあっさりでホッ。

最後はまたシベリアのシーンになります。
最初とはまた違った意味で涙が出ました。
本当に今の平和はたくさんの人々の犠牲の上にあるんだなぁ。
今まで戦争のことというと、自分の中で「はいはい。わかってますって。」
見たいな所もあったんです。

でも、自分達の世代だけではなくて下の世代にも伝えなきゃいけない。
そう思いました。
人の思想は色々あってこのミュージカルを見れば考えが変わるというわけにはいかないでしょう。でも、このミュージカルを見ることによって戦争について考えるきっかけになる人が増えればいいな。
私ももっと歴史を勉強しないと。知らないことが多すぎですね・・。


話があちこちいってますね。
カーテンコールはとても盛り上がりました。
4,5回はあったような気がします。
最後は下村さん、佐渡さんお2人が残ってうれしそうな笑顔をみせてくださいました。
イベントもあり、会員の数が多かったからでしょうか。
私もスタンディングして、たくさん拍手をしました。


1回しか見られないのがとても残念。
回数を重ねるほど感じ方も変わってくるような気がします。
近かったらもっと回数いけるのになぁ。
といっても、東京に比べたらかなり近いですね。

リハ見でうっとり、舞台で感動と中身の濃い1日でした。
こんなシアワセな日は何度あってもいいなぁ。











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Last updated  2006.02.20 00:43:05
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