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2006.03.25
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カテゴリ:ひとりごと
前日のお通夜から引き続き今日は葬儀でした。


葬儀の間、私は何を考えていたのだろう。
色々考えすぎて忘れました。
ただ、気持ちが張り詰めているのか眠くはなかったですね。

葬儀が終わり、棺にお花を入れます。
言いたいことがたくさんあるけど何をいったらいいかわからなくなりそうだから、前日手紙を書いて棺にそっと忍ばせました。
息子にもお手紙を書かせて用意した花束につけておきました。
息子はお手紙を書くときに
「最後はなんて書こうかなぁ?」
といっていたので
「さようならは?」
というと
「イヤだ。さようならってかくと悲しくなるから」
と言っていました。

その後も私がずっと泣いていたら
「おかあさん、ずっと泣いてていいよ。そうしたらおじいちゃんが生き返るかもしれないから」
なんてことも言っていましたね。

父の死がわかってからというもの、息子の世話を夫にまかせっきりでした。
きっと寂しくおもっていただろうなぁと反省。



私はことあるごとに泣いていたものの、弟はそれまであまり泣いていませんでした。その弟がとうとうこらえ切れなくなったのか、火葬場に行くまでの車の中で声をあげて泣いていました。我慢してたんだろうなぁ。
私なんてずっと泣いてるもんなぁとまたまた反省。


それでも火葬場で最後のお別れをするときは、やはり自分を抑えきれないくらい泣きました。火葬場のスタッフの方が「お別れはお済でしょうか?」
とたずねられても「まだです」といいたくなるほど。
実際は我慢しましたけどね・・。

いくら肉体はなくなったとしても魂はこの世にあるといっても、この瞬間は辛いですね。

火葬が終わるまでの時間、この時間が徐々に現実に戻してくれる時間となりました。葬儀も終了し、もう戻れない状態なので、少しずつ落ち着いてくるかな。でも、実際には落ち着くというよりも呆然としているという方があっているかもしれません。


火葬終了後の骨を見ると、人の世のはかなさを感じましたね。
私が利用した火葬場は10台くらい装置があって、ふと後ろを見ると
自分達と全く同じこと(納骨の儀式)を3人ぐらいやってました。
そういうのを見ると、
人は死んだらみんな同じなんだ
と思わずにはいられません。

でも、見た目は同じ白い骨でもその骨は各々の家族にとってはかけがえのない骨なんですよね。これからは家族でしっかり供養していきたいと思っています。

一応、葬儀は終了しましたが、私たちの仕事はこれからあるのです。






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Last updated  2006.03.31 01:00:43
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