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2006.03.27
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カテゴリ:ひとりごと
父の住んでいた地域は元々親戚も多く住んでいる地域でした。

部屋の片付けも今回泊まったのも親戚に頼りっぱなしでしたねぇ。
でもその分いろんなことが早くすみました。

私はもう少しお休みをいただけるけど弟はそうもいかない。
早くかたづけて出発しないと(なんせ移動距離500キロ以上なので)帰りが遅くなるんです。

そんな中、私の母方の祖母が入院している病院へ帰りにお見舞いへ行きました。この祖母とはちょっとしたトラブルがあってあまりいい感情をもっていなかったんです。今思えばそのトラブルも祖母の痴呆が始まっていたからだったと思うんですけどね。でもその当時は許せなくて疎遠になっていたんです。
でも、もう今回を逃したらこの地へ来ることがないから後悔しないためにお見舞いへ行こうそう決心して行きました。


久しぶりに会った祖母はやはり痴呆が進んでいました。
会話はできるんだけど、同じことを何回も聞いたり、その同じ話も人の年齢とか微妙なところで数字が聞くたびに変わるとか。祖母の記憶の中では私が小学6年のときで止まっているらしく、最初は私が行ってもわからなかったようです。そして話題も小6のときの話が多かったですね。

でも、昔のトラブルなんて全然覚えてなくて、昔の優しいときの祖母になっていました。少し心の中で「もし、帰れとか言われたらどうしよう」って思っていたからホッとしましたね。


一時期は調子が悪くて「今年いっぱいかも」なんて話も聞いていたのですが、今回会った祖母の様子からはとてもそんな感じには見えませんでした。
お肌もツヤツヤだし、私が話している声も普通に聞こえていました。
同じことを何度も何度も繰り返したけれど、懐かしいひとときでした。


帰り際に廊下をエレベーターの方へ歩いていると後ろから「花南梨ちゃ~ん」と祖母の声。
振り向くと突き当たり正面の祖母の部屋から祖母が寝たままカーテンを開けてゆっくり左右に手を振っていました。その声はまさしくなじみのあるいつもの祖母の声でした。小さい頃とかに遊びに行った帰り際に今回のような話し方をするんです。この呼ばれ方に弱いんですよね・・。

振り向いたら絶対泣くと思いつつ、振り向くとやっぱり涙が止まりませんでした。今度はいつ会えるのか・・。近くに住んでいたらもっとお見舞いに行けるのに。お見舞いの間ほとんど握っていた祖母の手のぬくもりをおもいだし、色々考えながら病院を後にしました。

でも、本当に祖母に会えてよかった。
くだらない意地なんてはるもんじゃないですね、ホント。






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Last updated  2006.04.02 01:51:34
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