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カテゴリ:育児
最近、母親同士で話をする機会が多くって・・・。
そんな中、ふと思うのは高機能自閉症(アスペルガー症候群)の子どもを持つ親って、とっても大変だな、と感じています。 うちのちびさまは一般的な自閉症なので、非常にわかりやすく、また性格も神経質ではないタイプなので、扱いがとっても楽です。 でも、アスペルガーの場合はたいてい知能指数が高く、とても神経質・・・。 頭がいいので、親もそういう障害があるということに気が付きにくい・・・。 私のまわりにも数人「この子ってアスペルガー?」っていう子どもがいます。 でも、たいていの親は気が付いてない・・・。 「ちょっと神経質なんだ~」とか 「気難しいんだよね」で済ませてしまう・・・。 でも、子ども自身は「なんで自分は感情の波を抑えられないか」とか「なんで、肌に触れるものに敏感なのか」とか、意識はしてて、なんとかみんなと同じにして溶け込もうと努力してる。でも、どうしてもその意識の壁を乗り越えられなくて苦悩してると思うのです。 そういう子どもは、たいてい私のところに来て、「どうしていいのかわかんないんだ~」って話をします。感情が爆発したときに私にたしなめられて、後々「ごめんなさい」を言いに来る子もいます。みんな根は素直で優しいんです。 子どもは自分の感情をコントロールできなくて困っています。 私は、親が自覚してきちんと理解してくれる施設に預け(放り込むってわけじゃないですよ)カウンセリングを子どもも親も受けるべきだと思っています。 カウンセラーは、子どもの気持ちを理解して、どういう風に対処していくかトレーニングをしてくれますし、親にも対処の方法を教えてくれます。 子どもが自分の感情を抑えられないのは、「わがまま」では無く「脳の機能の障害」と理解すれば、怒る回数も自然に減ります。子どもは「親は理解してくれている」と思うと、自然に素直になるのです。 そんな状況をたくさん見てきました(といってもたいした数ではないんだろうけど) 幸いなことに、私のまわりにいる子どもたちは、私がそれを公にせずに理解して対処することで、「この人(私)は理解者だ」という自覚がうまれるらしく、私に対して非常に素直に接してくれます。悩みを打ち明け、話し合うことができるようになります。 本来なら、親がそうしてあげれれば一番いいんだろうけど、親にしてみれば自分の子どもにそういう病気があることを受け止めたくないから、児童センターに相談することもせず、そのままになってしまう・・・。 もし、自分の子どもに 洋服の首の後ろのタグがついていると異常に嫌がる(切り取ってしまうまで納得しない) ひとつの事に執着して、なかなか先に進まない 通学路などのいつも使っている道がかわると嫌がる 同じ洋服だけを着たがる(帽子や靴下も) 年齢のわりに幼い 突然キレる 記憶力が異常に良い などの状態があれば、ちょっと冷静に考えてみて欲しいんです。 アスペルガーは軽度~重度まであります。 重度でも、まわりが理解をして本人が意識できれば、普通の生活が送れます。 でも、軽度でもまわりが理解してあげなければ、本人も疎外感を覚え、しだいに外れた方向にいってしまう可能性も・・・。 軽度なら「あの子ちょっと変わってるよね」でそのまま通ってしまうこともあるでしょう。 先日、幼稚園で「自閉的傾向のある子どもは、全体の10%、これに潜在的な部分を足すと25~30%近くの子どもが可能性がある」という話を聞きました。 要するにきちんと治療を受けている子どもは10%ということです。 私は、親は恥ずかしがらずにきちんとカウンセリングや治療を子どもに受けさせるべきだと思うし、回りはもっと理解を示すべきだと思っています。 実際、私のまわりにも「そういう子は、うちの子供と一緒においておきたくない」という発言をした親もいました。ちょっとびっくりしましたが、当然そういう反応もあるんでしょうね。 私は、もっとまわりにも理解して欲しいと思いましたが。 だって、彼らはその親や子どもを排除しようとはしていないんですから。 私は、もっと一般的に「自閉症傾向」の子どもたちや「注意欠陥障害」を持つ子どもたちなどの行動や考え方を広めて、理解してあげられたらなと思っています。 自閉症や注意欠陥障害の子どもが、なぜそういう症状を持って産まれてくるのか、今の医学では解明されていません。もしかしたら、次に産まれてくる自分の子どもがそうかもしれないのです。私自身、もっともっと勉強しないと、本当のところはわからない。 ですが、今は子どもたちとの信頼関係を築けたからこそ、子どもたちの気持ちを理解してあげられるところまでなんとかたどり着いたのかもしれません。そんな私が親との架け橋をしてあげられれば、ほんの少しの力になれれば・・・と思って親子と接する日々です。 あ~、今日はちょっと重い話になってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.14 23:10:19
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