胸式呼吸
今日の訓練のろく木はちょっと試してみたい事がありました。訓練の基本は腹式呼吸。でも、胸式呼吸をしてみたくなりました。この前の勉強会で気になっただけですけどね。腹式呼吸と胸式呼吸の違い、口で吸うか鼻で吸うか。腹式だと、横隔膜を使う呼吸で、息を吸うとお腹が膨らみ息を吐くとお腹がへこむ。胸式だと、肋間筋という肋骨の間の筋肉を使う呼吸で、息を吸うと胸が膨らみ息を吐くと胸がへこむ?感じですね。もちろん意識する事は大事ですが。鼻で吸うと胸に空気が多く入り易く、口で吸うと横隔膜を使いやすい。それくらいしか知識が無いですけどね。お~、また勉強不足だな。胸式が気になるのは、肋間筋が麻痺で動いて無いから。しっかりと胸を膨らませて呼吸する事ができていない状態です。腹式の方は完璧ではないけど、この怪我のわりには出来てるほうだと思います。だからへなちょこな胸式呼吸を何とかしたいと思ってました。肋間筋は誰でも意識して大きく動かす事はできません。それに加え麻痺で動かない状態だと、段々筋肉が固まってきて浅い呼吸しか胸式では出来なくなります。この事は入院中から聞いていて、肋間筋のマッサージは受けていました。でも、マッサージをしたから動くようになる訳ではありません。とは言え腕や脚の様に他力で運動し動くようには出来ません。そこで閃いたのが、この訓練の基本のひとつのうつ伏せでの呼吸訓練方法。今は必要ないのでやっていませんから、訓練介助に来てくれている人はほとんど誰も知らない荒業?です。凄く極端な例を挙げると、100メートルを全力で走ってその後苦しくて喘いでるのと同じようになるって感じかな?その状態をろく木で無理やり作り上げればどうなるか?動いている時も息を整える間も、口で吐いて鼻で吸う。苦しければ胸を大きく動かして呼吸するしかない状況。自力も他力も無理なら、身体を追い込み生命力に頼るしかないでしょう!繰り返し行い、違いを感じた時、楽に出来る様になった時、大きな変化があるはずと信じて。 いつものセットで実験?開始。口で吐いて、鼻で吸う。口で吐いて、鼻で吸うぅ~。口で吐いて、鼻で吸うぅぅぅ・・・。く、くるしぃ。酸素が足りない。・・・何とか目標数はやりましたが、酸欠です。間違いなく・・・ヤバイです。意識が飛びそう・・・。頭痛はするし、軽いめまい。酸素不足であくびは出るし・・・。腹式じゃないから腹圧が弱るのと、若干ぼぉ~っとして、動作はフラフラ。いつもの様に素早い動作と呼吸も難しい。たった40回でこの有様。でも!ヤバイです。最高です。こんなちょっとで、こんなにもくたばるなんて。メチャメチャ鍛え甲斐が有るじゃないですか♪ちゃんと肩で息してるってママちゃんも言ってるし。めっちゃやり甲斐がある。変化があるまでやってみよう。一週間有れば違いが出るだろう。こんなに喜んでいるけど、Mじゃないですよ。ストイックなだけです。