死
体温は36.3度。排便は3つ。 面白いことに気付いた。これを運命というのだろうか。お尻の傷にキズパワーパッドを貼ることを思いついたのは、ほっぺたの傷に貼ったのがきっかけ。ほっぺたの傷ができたのは、四国へ行く途中で車のシートから落ちたせい。落ちたのは、絡んだ痰を出すため。痰が絡むようになったのは、鼻詰まりが酷くなってから。鼻詰まりは、春に鼻血が出た影響。そこから・・・?しかも床ずれで入院する前までは、皮膚科の先生が家へ来てキズパワーパッド的な物を貼っていた。改めてそれを思い出したが、実はすっかり忘れていた。忘れていなければ、今回キズパワーパッドを使おうなんて気になれなかったはずだ。うっかり忘れてしまうほど時が過ぎていたから、前向きに考えられたはず。だとすれば、それだけの期間が必要だったと思える。他にも考え出すとキリが無い。遡って考えるのは、既に起きたことだから簡単だし否定はできない。既に起きたことの原因と結果だから、こじつけることもできる。だとすると・・・生まれた時には、首の骨を折ると決まっていて、それを知らずにそれまで生きてきたのか・・・。考え出すと、面白くなくなった。複雑な気分・・・。このことを忘れなければ、10年後・・・20年後・・・それだけでなく死に際に何を思うのだろう・・・。ただ死に際には、良い人生であったと思いたい。