どこがいい
今日は雨。雨が降った次の日はいい風が吹く。明日はどうかな?秋になってウィンドサーフィンのシーズン到来。知らない人は夏のスポーツだと思っているようだが、実は一番風の吹く日が少ない。それでも琵琶湖は年間を通じて風の吹く日が多いし、夏のそよ風は初心者にはちょうど良い。秋の北寄りの風で本格的に始まり、コンディションが良ければ胸位の高さの波も立つ。それ以上を経験したこともある。やがて冬になると風は強く吹いても、吹き方が安定しないので乗りにくくなってくる。その代わりに御前崎のシーズンが始まる。1月の全国大会へ向けての練習がスタート。琵琶湖とは乗り方が違うので、それまで考えていたイメージトレーニングを実際に試す。イメージしていた動きを試してみて上手くいくと最高の気分。試合と同じ様に時間を測り、その中でどんなコンディションでも波乗りとジャンプの数を揃えられるように心を鍛える。技を繰り出す技術も大事だが、それをどんな状況でも必ずやり切る心の強さの方が大事。そして全国大会が終わると、大会でダメだったところの修正。さすがに時間を測ってまでやらないが、一往復する間に1ジャンプ1ウェーブ以上を休憩なしで5~6時間続けるような気違いは他にはいないだろう。だってそれほど好きで楽しいから。やがて御前崎のシーズンも終わりが近づき、春一番と共に琵琶湖のシーズンが再開する。一番小さい道具でも吹っ飛ばされるような爆風の日や、雪解け水で水温がかなり低いが、日を追うごとに風と水の暖かさが増しているの感じて嬉しくなる。春の風がおさまり夏までの間、琵琶湖と太平洋と日本海を天気によって選ぶ。乗れる日数は、天気を読み取る力と行動力次第で大きく変わる。遠くまで遠征して、ばっちり当たった時は最高。 気持ちの良い天気で、雲が流れるのを見ていると、車椅子に座っているのを忘れる。今日はどこがいいだろう?そんなことを考える。ウインドサーフィンに行かないと・・・そう思い、その後で、あぁ・・・と残念な気持ちになる・・・。まだまだ耐え難い日々が続くんだな・・・。