報告
今日は親友の所へ1年の報告へ行った。彼が亡くなってもう2年が過ぎた。今でも彼の声や笑顔を鮮明に思い出すことができる。ふらっと帰ってきそう。そういう人もいるが、それは願いであって、叶う事は無い。死ぬとは、生きるとは、どういうことなのだろうか。色々な方向からアプローチして考える。しかし究極の結論は1つ、生きていなくてはならない。それがどんな状況であろうと。自分はそう思う。そう思えない人が悲しい。 今年はあと1ヵ月ほどあるが、雪が降ると車椅子で行くには難しい場所。次に時間が作れそうなのは年末になってしまうから、その頃に来るのは難しいかな。だから、また来年。今年も約束したことが1つも達成できなかったよ。すまない。だけど、ビデオカメラで撮影する約束は途中まで進んだよ。自分で撮影の開始停止やズーム操作や被写体を追いかける動作。それぞれ同時にはまだできないけど、やっとここまでできるようになったよ。きっと、すごいなぁ!できるやん!と言ってくれるだろう。でも、両手で同時にできていないからまだダメだ。そう言い返すと、お前らしいなぁ。そう言ってくれる。お互いにわかっていて言い合うこのやりとり。いつでも心の中でできる。でも、実際にその姿を見てもらえないのは悲しい。俺がどんなに頑張って約束を果たしても、君はそこにいない。もう君はいない。このことを居るはずのないそこに向かって、心で語りかけるのが精一杯だった。心は涙で満ち溢れて、ただただ空を見上げることしかできなかった。ありがとう。また来るよ。