見つけて
排便は1つ半。 今日は1人でトレーニング。でも、張り切り過ぎず軽めにしておいた。と言うのも、とんでもない腹痛で昨日まで苦しんでいたから。張り切って腹筋を使って、酷く疲れさせたくなかった。だったらやめとけばーまぁ、それも一理あるが、やるべき理由もある。それは、体調が良くなるから。やらない1日の夕方どうなるか。お腹周りと脚の緊張が高くて、痛い・しびれる・しんどい…など、良いことがない。しかもお腹の動きが悪く、腸の中にはガスが溜まり、パンパンに張ってしんどいし、腹痛を増加させる。便が溜まりがちだと、膀胱を圧迫しやすいので、過反射で血圧が上がりやすくなる。まぁ、ロクなことは無い。脊髄損傷のみんなはどうなのか詳しく知らないけれど、ガツガツ体幹を鍛えている自分にはこれらの状態が、ほぼ必ず起こる。トレーニングをした日でも、これらのいくつかは定番の苦痛だ。じゃあどうするか。緊張を下げればいい。温める、マッサージする、伸ばす、ガス抜きをしてもらう…色々な方法があり、いろいろと試してきたが、全ての状態を良くする方法はこれらだけではない。そう考えている。色々とやっても、どうしても脚の痛み・痺れ・しんどさなどは、あまり良くならない。脚をどうするか…医学的な事は知らない。なので単純に考えている。血流が悪いせいだと。血の流れが悪くて、脚に酸素や栄養が流れなくて、しかも麻痺があるから動かない。あまり何も与えないで、がっちり拘束されているような感じ?そりゃ腹を立てて、できる方法でアピールしてくるだろう。痛み・痺れ・しんどさなど…だったら、しっかりと血を流して、動いてリラックスさせてやればいいんじゃない?そう考えているから、やはり今日もやっちゃうんだよな。だって、楽になるって知ってるから。でも張り切ってやって、またお腹が痛くなったら嫌だから、鍛えるのではなくリラックスを目的でやることにした。ころがり腹筋は、ひとつ前の負荷状態にして、お腹や腰への負担を軽減。それはそれは、軽く動ける。鍛えるのが目的なら、こんなの意味が無いとすぐにやる気を失くすだろう。でも今日は頑張り過ぎないようにして、いつもとは違うことを考えてやってみた。いつも鍛えるのが目的の場合は、力の入り方やその感覚、強さや動きなど、最先端の位置でそこならではの目線で色々と考える。木が幹を伸ばすように。しかし…たまにもやらないが…リラックスが目的の場合は、枝を伸ばす。違うルートで新しい何かを発見しようとする。ころがり腹筋では、お腹の緊張が落ちたかな?お腹がコロコロ鳴ってきたし、大腸の中を何かが動いている感じがする。お腹はいい感じになったみたい。それだけでなく、ありがたいことに新しい発見もあった。脚の伸展屈曲。項目は、寝て横向き上の脚を吊り下げて曲げる、と、寝て横向き上の脚を吊り下げて伸ばす。寝て横向き上の脚を吊り下げて曲げるは、歩く時に膝を前に出す動作を遠い目標にしている。そうでなくても、既に実用しているが、座っていて、仰け反った上半身を起こしたい時。この力を入れるようにすると、腰が安定して起き上がりやすくなる。寝て横向き上の脚を吊り下げて伸ばすは、立とうとする時に脚を意識して伸ばす。歩行器壁立で脚を踏ん張る時は、前からこの動作を取り入れている。しかしそれよりも何とかして動きに繋げたいのは、移乗の介助が楽になるから。これらはいつもは仰向けで、神経伝達訓練脚伸展屈曲介助有りとしてやっている動き。横を向いて足を吊った状態で、介助は無いが力の入る感覚はしっかりとある。そうだ…介助がある場合も無い場合も、伸ばす時は脚を踏み込むイメージだった。 これ、反ったらどうなるの?後ろに蹴り出したらどうなるの? これまた勉強不足だけれど、歩くには後ろへ蹴り出す動作も必要なはず。 なので、しっかりと膝を引き上げるように太ももを引き上げて、そこから勢い良く体の後に蹴り出した。 おおっ! 尻に入る力が、いつもの伸ばす時の比では無い。お尻と太もも後ろ側全体にしっかりと力の入る感覚がある。しっかりとそれを意識すると、さらに強く感じる。しかも膝の上辺りに入る力も、いつもより強い気がする。ちょっと待て、マジか?これまでやってきたことの集大成などと大げさに考える訳でもなく、これが狙っていたゴールでもない。 しかしこれは、枝を伸ばして、棚からぼたもち。いや、棚から小判。いや、それはただのへそくり…。 下らない話は置いといて、これはとんでもない発見になった。というのも、お腹から太ももにかけて繋がる感覚はある。横腹から腰を通って、太もも外側に繋がる感覚もある。腰を中心として、腰と太もも、腰とお腹、それらが繋がることで、立った時の安定度合いが増す。最近感じている傾向で、まだ絶対そうだと言い切れるほどこの経験値を積んでいないが、そう感じている事は間違いない。来た…後ろ側… 尻から太ももが安定すると、骨盤が立ちやすくなると考えている。骨盤が立つことで、体全体が安定してくるはず。特に立った時。 とは言え、まだどこかの力の影響で、見た目は揺れている程度。しかし、感覚が回復しないと動作に繋がらないのは、これまでに多く経験していること。 やば…また新しいおもちゃ見つけてしまった♪