試写
今日は予定していたお出かけ。そこで計画通り、自分でスマートフォンを使って試写。途中で買い物をするから待っている間に、車の助手席で試写をした。予定通り輪になったイヤホンを頭からかぶり、左手首に装着したサポーターとマグネットベースにスマートフォンを貼り付ける。先にイヤホンの音量ボタンを唇で咥えておいて、左手に張り付いたスマートフォンを持ち上げてみる。重た…座っている姿勢が腕を動かすためには楽な状態では無いけど、思ったよりも重たくてフラフラする。それでも腕の位置を固めて狙いを定めようとしたが、自分で思っていたよりも画面が体の外寄りにある。ふらつくので出来るだけ肘を曲げて脇を締めているから、画面が体に近くて見えにくい。首にプレートが入っていて曲がりにくいからなおさら見えない。疲れた…正直まずそう思った。それでも何枚か撮影してみて、ひとまず前の方を広く撮る事はできた。出かけた先では電動車椅子に座り、膝の上にはテーブル代わりにも使えるカバンを置く。そこにスマートフォンを乗せれば、少しは操作ができる。ホームボタンを押して立ち上げる操作をどうするかが問題だったが、このセッティングにすれば解決出来ることが確かめられた。そして車に乗っていた時と同じようにセッティングして撮影。予想を超えた難しさ。さっきは何となく外の景色を撮ったから気にならなかったけれど、近いものを撮る時にスマートフォンがもっと上を向かないと構図が良くない。それか…それは思っていなかった。腕を自分なりにはかなり上げれるようになったから、肘の角度でコントロール出来ると思っていたのに。なので上下方向は体を少し反ったりする必要もあることが分かった。しかしそれよりも、想像以上の疲れ方。例えば車椅子にステーなどで固定すれば腕は楽になる。その代わりに写す方向の自由度が下がる。状況によっては望む方向に向けられないかもしれないし、大がかりになる。それに対して手に付けていれば好きな方向へ向ける事が出来る。その速さは、自分の身体能力で決まる。ただこっちは腕が疲れたら終わり。だけどまだまだ体は回復させるし、やはり狙う方向性はより挑戦的でありたい。そうでないとその次のステージに向かう事が出来ないから。5週間かけて作ってきた試作品第1号はほぼ成功と考えて良いだろう。それよりも腕と体幹の持久力、そして安定性。もちろんこれらにも多少の自信があって今日を迎えた。しかし体は惨敗…。そう言っていいだろう。それらのレベルアップがなければ、撮影しても大きな進歩は望めないように感じる。やはり体か。試作品第2号の作成と共に、もっともっと体を強くしないと。