地味
今日の訓練はIさんKさんTさんが来てくれました。ありがとうございます。歩行器立位の調子は、際立って良くも悪くもなく、まぁ良かったかなって感じ。それなりに疲労感はあるし、トレーニングが終わってから休憩していて、物足りなかったとはなっていない。気持ちとしては毎回毎回、これが凄く良かった!なんてことがあって欲しい。でもそうはならず、悪くないけど淡々と進む日もある。その期間がどれだけあるか。その期間よりも、次こそ何かが起こる!と信じ続けられて疑わず努力できる期間が長いことも、回復させられる精神状態の1つなんじゃないかな?と思ったり。ちょっとしたことだけど、気になったのは1番最後の両腕で上半身を支えて腕の曲げ伸ばし(歩行器壁立低い高さで両腕で体を支える)。これは、傾いて少し下を見る姿勢になれた。それが何?ってほどの事だけど、体幹麻痺が強いほど立位での視線は重要。上を見る(顎を上げる)と上半身が反って起き上がりやすくなり、下を見る(顎を引く)と猫背になって上半身が前に倒れやすくなる。どんな時でもそうでは無いけれど、体幹の麻痺が強いと、その傾向も強くなる。なので下を見る姿勢になれたのは、手首と肘と肩周りをしっかりと使って上半身を支えるのと共に、お腹周りの力をしっかり込めて踏ん張れているってこと。できたといっても余裕がなくて、どこかのバランスが崩れると一気に倒れそうな雰囲気はある。ギリギリをドキドキしながらやっているけど、どこもかしこもそんなことができるなんて想像もできなかった体からは、凄い大技をやっているって思える。けど見た目が地味なんだよねー。わかる人にしか、理解してもらえないってやつ?もっと見た目からわかりやすい動作ができるようになりたいなぁ。そうやって支えるのも、腕を伸ばす動作が強くなってきたおかげ。麻痺を回復させる段階で、弱くても動けるのと、重みをかけても支えられるのは全く別のレベル。右と左を比べて弱い左腕の伸展。自分のレベルでは動作不可能とされている上腕三頭筋の伸展は、動けるかどうかと言えば、もっと前から動けるようにはなっていた。だけどちょっと重みをかけたら、フニャっと曲がる。動くだけマシ。そんな腕がだんだんと強くなってくれている。早くもっと強くならないかなぁ。体温は36.1度。排便は1つ半。