熱く
今年1年は色々と変化があった。まず大学を卒業できた。通信制で、コツコツ頑張っていれば卒業できるレベル。将来のことを考えて、最初は起業を目標に学んでいた。だけど計画が変わっていき、最終的にプログラミングコースを卒業した。欲しいものを作ったりしていけるかなと思って。だけどそれは、中途半端な気持ちでは大したことができない。まず何よりも、訓練中心の生活では、成り立たせるのは難しい。そう感じる。床ずれは随分と小さくなってくれた。この治りが早いのか遅いのか、全くわからない。何かをして短期間で治ったとか、全然変化がないとか、いろいろな人の情報が入ってくる。人は人、自分は自分。それぞれ同じ脊髄損傷者だとしても、麻痺の状態が違えば治りが違ってくるのは当たり前。信用できる情報でなければ、耳を傾けて心を動かされている場合ではない。傷の大きさ的には、入院して手術すればいいレベルだろう。だけど以前聞いた説明の、安静状態が自分には難しいと思う。訓練によっていろいろな部分の機能が回復しつつあるから、安静にしている事がとても難しい。安静にしていろと言われれば、そうし続ける事はできる。だけどその反動が、きっと病院のスタッフは未経験のレベルだろうから、とにかく地獄の日々になるだろう。縫合した部分が切れて、再手術なんてことも確率的に高そうだし。だからなんとしても、今の生活の中で治すしかない。毎日の座る時間は本当に少なくしているから、自宅生活としては十分に圧迫を避けているはず。訓練によって傷周辺の筋肉も動かされる。だからミクロレベルでは、傷の合体と剥離が繰り返されているのかもしれない。だとしても治ってきているのだから、それで良い。それに加えて、麻痺は少しずつ回復しているから、治るスピードは上がってもいいんじゃないかと思う。動かすことで血流が良い状態を保てている。高カロリーの食事はしていないが、バランスのとれた安定した食生活はしている。それでも、まだこんな状態。来年こそはと思って、今年もまた年を越すのか…。訓練は、もう少し時間を増やしても良いように思う日が増えた。今やっている予定日は、その日の狙いの部分をしっかりと追い込んでいるから、十分だ。それ以外の日に、細かいことをやって、もっと無駄なく追い込む必要があると思う。だけど1月からは、しばらく厳しい環境になる。そういった計画を立てられる空きが、あまり無いように感じている。誰かに助けてもらって生きることは、自分の意思や力ではどうにもならない事態が多々起こる。そこから逃げることもできない。今の燻った生き方で、自分をごまかしていてはいけないと思う。もっと熱く生きないと。