感覚
今日の訓練はKさんMさんが来てくれました。ありがとうございます。歩行器立位は全体を通して下半身がしっかりしていて、項目が進むほど踏ん張る力が強くなって動きやすくなっていった。今週前半の疲れは感じない。その疲れだが、驚くことに昨日はかなりおさまっていた。もちろんその前の夜はぐったりしていたのに。回復が早くなったのか?そう思うのも、今日の訓練が終わってからの午後。疲れて何度かウトウトした。それだけ疲れていたのに、こうやって書いている今、意外なほど元気。もちろん晩御飯を食べてエネルギーが補充されたのもある。だとしても、この調子の良さは何だ?でも肩はやばい。毎回のことだが、そろそろ疲れが限界を超えて筋肉が痙攣し始めそうだ。昼間の歩行器立位では、左側屈をしていてふと思った。左側屈と右側屈を比べると、比較にならないほど左側屈の動きが良い。スピードはあるし、動きにもキレがある。ふらつきもなく、しっかりと力も入る。だけど日常生活の中では、左側へ傾くのが苦手。手をついて支えるならともかく、支え無しの体幹だけでは、少し傾いても倒れてしまいそうな感覚。なんかおかしくない?ずっとそれが疑問。歩行器立位ではあんなにしっかりと動けているのに、日常生活の中で左横に何もない場合は傾くのが怖い。歩行器は肘置きに横腹が当たるから、それ以上倒れる事は無い。それ安心。起き上がれないような負荷はかけないから、必ず元に戻れる。それ安心。ひょっとしてスピードあるけど、それ何割かは倒れてるだけ?100%自分で傾いているのではない?右横腹に力を入れてしっかりと起き上がれる。それは傾いた上半身を起こすだけの力があるから。でも直立から右横に傾くのはゆっくり。ひょっとして左へ傾いて伸びた右横腹を、直立まで縮めるのは得意?ひょっとして直立から更に右横腹を縮めて、右横へ傾くのは苦手?書いていてごちゃごちゃになっているが、今想像していることが正解なら、長年の動きの謎が解ける。日常生活の中で苦手な左へ傾く動作が、なぜ歩行器立位の時だけは得意なのか。そうなると、これ素早く左側屈してたらあかんよね。起き上がる時はともかく、傾く時はゆっくりが良いのでは?どうなんだろう?ともかく次、確かめるしかない。回転(歩行器壁立回転)は、歩行器が一番上の高さでも、 低くしてでも、前回意識していた骨盤を立てる動きをやってみた。あの時気になっていた疲れ具合が、やはり感覚に影響していたのだろう。今日はどのパターンの動きでも、骨盤を立てる意識をすることで上半身が起き上がりやすいと感じられた。実際の見た目では傾いた骨盤が起こされる様子など見えない。だけど背中に込める力が少なかった。それでいて、軽い動きだった。そこに加えて、今日の脚の踏ん張りの良さがある。一体化、連動した動きが、やはり大きなポイントになると感じる。そのためには筋肉の感覚の回復が必須。筋肉の収縮する感覚がわからないほど困難。だけど麻痺の度合いは人それぞれだから、最初の頃から何かを感じる人もいれば、自分のように何も感じなかった人もいるだろう。どちらにしても、ただ動かし続けるだけ。他力でも、自力でも。その動きの中で感覚を必死になって掴みに行く。そして手放さない。それだけ。特殊な事は何もしていない。納得できるまで、ひたすら何万回も動かす。それは一般的に見て、異常かもしれないが、麻痺を元に戻したいなら当たり前の回数。今日は介助者の都合によって、いつもより後半を多くカットすることになった。最後に片付けやコメントノートを書いてもらっている間、1人で黙々と左肩外旋をやっていた。反対側の右肩外旋は、1週間に最低6日やっている。平均して30回5セットかな。そのおかげで、わずか数ヶ月でとんでもなく肩の動きが良くなった。それに対して半分もできていない左肩。後発だったり、できるタイミングが少ないのもあるが、それでも最近変化を感じてきた。外旋動作をしていても、以前より肘のふらつきが減っている。力の入る感覚も大きく変化して安定してきた。これはそろそろ、大化けするタイミングか?数日前からちょっとハマってます。体温は36.3度排便は4つ血圧は100/61