指
今日の訓練はKさんMさんが来てくれました。ありがとうございます。最初から脚の感覚が強くて、期待が高まる。そして歩行器立位。両足ともしっかりとした接地感があるのに…見た目が悪い。鏡に映る姿勢と、低くした歩行器に上半身をもたれかけさせて、見下ろした足の位置とが合わない。それぞれが逆方向にずれているように見える。キター。最悪のわけわからんパターン。こんな場合、腰の位置が整わず、動きにくさがありながら進んでいくことが常。これまではそうだったけど、体幹が強くなっている効果で、予想していたよりも動きは酷くなかった。見た目の違和感はあっても、動いている感覚を正としてやっていれば、しっかりと動ける。もちろん体幹だけではなく、最近は下半身が安定してきているからなのもあるだろう。だとしても、全体を通していつものようなメリハリの利いた動きができなかった。血圧が少し低めかな?そんな気はするが、それとは別に疲れているような気もした。昨日の疲れがそこまで大きく影響している?どうなんだろう?自分で気づいているよりも、実際には凄く疲労が溜まっているのだろうか?だけど訓練でも日常生活でも、動きは右肩上がりで回復しているから、全然そうだと気づけないや。そんな調子だったからか、期待の側屈は左右どちらもイマイチだった。左側は、いつものようなシャキッとした感じがない。入る力がいつもはビシッとしているのに、ちょっとぼやけた感じ。力を込め難かったから、腰が揺れやすかった。右側は左側に比べて、力の入る感覚はマシ。いつもとあまり変わらないかな。だけどいつもより肋骨下と他の部分の筋肉が連携しやすくて、狙いの部分だけに集中するのが難しかった。あと、姿勢のバランス。側屈はスタートの姿勢が良いか悪いかで、動きやすさが変わる。今日はちょっと残念だったなぁ。明日は休息日。回復して、次はもっと良い動きをしてやろう!後半でやっている左手首の背屈掌屈(寝て右向きで左手首の背屈掌屈往復台車を使って)は、手首を反らす背屈で気になる感覚があった。今日は時間が多めだったので、20回15セット。いつも肘近くの筋肉に力が入っている。それが後半のセットになると、少しずつ広がってきた。10セット目の頃には、手首の近くまでやってきた。いい感じ♪動かしたい部分と動かすための筋肉が、感覚で繋がっていないと上手く動けないから。背屈の動きを使って掴んだりする動きを、頸髄損傷者が使う事は多々ある。だけど自分は指を固めていないし、固まってもいない。また動かすから、そんな考え全く最初からなかっただけ。でも、病院ではそれをお勧めされたなぁ。毎日ママちゃんが、指を曲げたり伸ばしたりしてくれていた。それを見て、「奥さん、それをやっても無駄ですよ、固めたほうが使い勝手が良いですよ」とか言うスタッフもいたけど。後で思ったけど、あの頃の体の状態だったら、腕も肩も使えないのに、手首の背屈ができないのに、使い勝手も何もないのに。誰かに指を伸ばしたり曲げたりしてもらえない。様々な理由があり、たとえ人がいたとしても、してもらえない。もちろん自分にもそんな時はあった。だけど肘さえ曲げられたら自分でできる。姿勢によって難易度は違うが、肘を思いっきり曲げて勢い良く飛んできた指先を口で咥える。咥えたまま腕を脱力すると、その重みで指が伸びる。指を曲げたい時は、曲げた腕を保持して顎で押し曲げる。指を広げたい時は、曲げた腕を保持した状態で、顎を指の間に押し込んで広げる。何なら、指を咥えたまま顔を振り回して動かしてやるのも良い。それを暇さえあれば常にやっていると、そのうち固まりにくくなっていることに気づく日が来るだろう。どれだけの月日が経っているかは、麻痺の度合いによって違うだろうけど。だけどその未来にあるのは、iPS細胞で再び動くようになった指。これまでとは違い、これからはそれが夢ではなくなる世界がいつか訪れる。今を生きるのか、未来に備えるのか。固める、固めない、どっち?体温は36.5度排便は2つ血圧は94/64