杉山登志のドラマ
なぜこの時期に杉山登志のドラマが?っと思ったら今日はCMの日らしい。 学生時代の自分が思い出されて嬉しいやら後悔するやら。 彼の自殺後出版された「CMにチャンネルをあわせた日-杉山登志の時代」を読んで以来ファンになり、彼が所属していた日本天然色映画(ドラマでは別の名前)へ行って、『杉山登志さんの書いた絵コンテが有れば欲しいんですが。』などと、若気の至りとはいえ無理を言ったなぁ。 当時自分は“広告研究会”なる怪しいサークルの責任者をしていたので、杉山氏製作のCMアーカイブが学校に有ると知るや(学科は違えど先輩でした)、昼休みの時間だけロビーにあるモニターテレビに毎日それを流してもらって鑑賞することが出来ました。数日は部員や自分も観ていましたが、その後だれも観ていない日があり学科の先生が激怒して中止になってしまった。あの時の先生、ごめんなさい。 その後アルバイトした出版社には、杉山氏の親代わりとなった永田力画伯のご子息がいらしたので色々生前の杉山氏の話を聞いたりもしました。 肝心のドラマの話しはって言うと、さすが映像美を大切にする杉山登志&資生堂、プログレッシブ撮影でフィルムの美しさを追求していました。 現代のCMスタッフと杉山登志氏の弟でカメラマンの伝命さんとのエピソードが柱になっていたので物足りなさは感じましたが二時間じゃ致し方ないのかも。 一番観たかったのは日天社長だった伊庭長之助氏との話しや壮絶な色恋沙汰の話しなのです。 続編に期待します。