ホタル
地元の公園で開かれたゲンジボタルの観察会に行って来ました。日頃は昼間しか開いていない公園なのですが、6月の土曜日だけホタル観察会が開催されて特別に中に入ることが出来るのです。人気がある企画で、今年も抽選だったみたいです。当たってよかった集合場所の原っぱから、奥へどんどん入っていって水辺のホタルスポットへ。「今年は温暖化の影響からかホタルの出てくる時期が例年より早めでした。そのため、今週はホタルの数が減ってきています。」と最初に説明を受けました。でも、思ったより森のあちこちでホタルが光っていました。短い時間でしたが、幻想的な景色に見とれました。ゲンジホタルの光を見たのは、20年ぶり位かも・・・。私は田舎育ちなので、実家に住んでいた時は、このシーズン毎日ホタル狩りに出かけていました。数匹網で捕まえてカゴに入れて持ち帰り、次の日放して新しいホタルを捕まえる。その繰り返し。ゲンジボタルもヘイケボタルも乱舞してました。これまで何度かガイドブックに”ホタルスポット”と紹介している場所に行った事がありますが、小さい頃見た風景に勝った場所はありません。今回の公園も、残念ながら負けるかなぁ・・・。ただ、不思議なのは、どうやら関東ではゲンジボタルとヘイケボタルは見られる時期が違うそうなのです。(ゲンジは6月、ヘイケは7月)それに、ゲンジは森の側、ヘイケは田んぼの側と住む場所も違うんだとか。私の実家の方は、同時期に同じ場所に出没していたのだけど、気候の違いなのかなぁ???今は実家の方もホタルが激減して、ほとんどヘイケボタルしかいなくなってしまったそうです。(ゲンジボタルの方が、環境の変化に弱いらしい)原因は、小川をコンクリートで固めてしまったから。川の側の道を広げる工事の時に、ついでにやられてしまったらしいです・・・。幼虫の餌のカワニナがいなくなってしまい、草がなくなったことで成虫が水滴を飲めなくなってしまったのだそうです。全く余計なことを~~~!!せっかく田舎なんだから、田舎の美しさを大切にして欲しいよ。。。そう考えると、今でも近くでホタルを見られる環境にいるというのは、幸せなことかもしれないです。澄んだ空気、きれいな川、大切にしたいです~。