いけてる店長の飲食繁盛日誌

この言葉がなんとも言えず嫌い。

酔客相手なのでお客どうしのケンカもまれにある。
一応店には

「警棒」

なんてものもあるが、これは護身用の為であって
ケンカしている客同士を後ろから殴るものではない。

それに、ケンカは嫌い。
店は壊れるし、ギャーギャー騒ぐし
掃除も大変。制服に血が付くし。

グループ内のケンカなら、他のメンバーが押さえてくれるから
まだ、助かるのだが関係ないグループ同士が
始めるともう、たまりません。

「おい、Aちゃん110番」
「なにが、110番や！」

なんて、絡まれるのは無視するがこの警察官が
かけつけるの遅い。

警察官が来た頃には、服は破れているし
運がわるけりゃ殴られている。

「店長、服やぶれているから着替えておいで。血まみれだし」

おまけに取り調べで

「あいつに一番殴られました」

と僕を指さすのが一番の困りものだったりする。

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