いけてる店長の飲食繁盛日誌

店が

ひま～

な時は色々なことを試みてみる。

いい匂いやインパクトのある料理を提供するとき

「わざとホールをゆっくり歩きおまけに遠回り」

なんてのは普通。

POP（宣伝用品）をトレーの下でお客に見えるように歩く。
おかわりのお誘い。

などなど。

もっと暇な季節は、POPを自作して

「一人でこれを食べられないですか？」

なんて書いたメニューの裏側をテーブルに置いておくなんて
セコイ手も使うこともある（笑）

視覚、嗅覚、聴覚全てに訴えているのだが
聴覚が、むずかしい。

「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、
　じゃんじゃんバリバリ料理を頂きありがとう
　ございます。今日も皆様のために・・・」

なんて、パチンコ屋まがいのマイクパフォーマンスは
禁止されているので、やはり街頭でのビラ配りが精一杯か。

でも、料理提供時に音が出る物はきちんと音を出します。

「お客様、飛び散りますので・・・・」

なんて、行ってソースを鉄板にかけるのだが

「・・・・・・」

音がしない時もある。

「ちょっと、鉄板が冷たくて音が出なかったよ。
　だれが、調理したの？」
「店長」

「店長」
「店長が作った」
「うん、店長が作ってた」

「店長、おかげで恥ずかしかったです！」
「・・・・ごめんね。次回からはきちんとします」

で、次回は鉄板から煙がモクモクと出て

「こんなに煙でてたら提供できないでしょ？」
「でも、間違いなくジュっていうよ」

「バカ」

暇な時もあります。



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