息子が書いた映画の脚本?
前回までの話はこちら
ーーー太字は原文のままーーー
古畑はこれを聞いたとたん、寝たふりをするのを忘れて起き上がった。
なぜかというと、「X」というのは、今千葉県ではやっている殺人犯で、
今までに3人もの人が殺されている。
千葉県警でも指名手配にしていろいろな対策はとっているが、いまだつかまっていない。
それと殺人の手口はみんな同じで殺人現場に必ず「X」という文字を残している。
古畑は西園寺に
「手紙の消印はどこになってる!?」
と聞いた。
西園寺はさっきまで寝ていたと思っていたから、
一瞬とまどったが先生のことだと思い、とっさに答えを返した。
部屋には2人しかいないから、とまどわなくても古畑先生のことだとわかると思うけど・・・。
「手紙の消印はありません。たぶん郵便入れに直接いれたんじゃないでしょうか。」
「ちょっと手紙を見せてくれる?」
西園寺が手紙をわたすと、虫眼鏡をとり出して手紙の封筒を念入りに調べ始めた。
調べ終わると、 「一応、警察に連絡してみましょう。指紋はついていなかったが、
前の事件の筆跡と鑑定してもらわないといけない。
古畑は急いで受話器を取ると知り合いで殺人課の鈴木警部に電話した。
たしか古畑さんは、13才の少年のはず。
どうしてここで虫眼鏡を使うの??
近いうちに、全校大会あるらしい。
発表の準備のため、昨日我が家に集まった少年たち
隣の部屋に身を潜めて
洗濯物をたたみながら
少年達の会話を盗み聞きした。
「2組の○○がオレ達の映画に対抗意識燃やして
春休みの自由研究を一緒にやりたいって言ってるんだけど、どうする??」
「どうする仲間に入れてやるか?」
「春休みには『古畑死す』を作るから、殺人犯の役にしようか。」
と少年達は相談していた。
2組の○○くんっ
対抗意識を燃やしたのなら、それ以上のものを作ろうと考えるのが
筋ってもんでしょ?!
一緒に映画を作りたいと思うなんて・・・。
根性ないっ!!
○○君をここに連れて来なさいっ!!お説教してあげます(怒
それより
ちょっと待ったぁああ
「古畑死す」だって
春休みには古畑さんを殺してしまうのか・・・・・。
なんと大胆な・・・・・・・。
今後も少年達の動向を見守りたい。
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※長くなったので、お弁当はのちほどUPします。