反抗的な娘をもつ母のつぶやき

四方山家のリビング。

友達のリコちゃんと「ごくせん」のDVDを観る娘クミ。



母、美和の心の中

主人公は「ヤマグチ　クミコ」略してヤンクミと呼ばれている。。。。

じゃ、家の娘は「ヨモヤマ　クミ」だから

ヨモクミと思うでしょ？

違うんだなあ、これがー。

ふっふっふ

やっぱり

エンクミかな。

閻魔大王っぽい女だから、エンクミ。

わっはははは

鯵を３枚に下ろし、血の付いた包丁を持ちながら

下を向いて、ふっふっふと肩を震わせ笑う母美和。

怯える妖怪たち。ぶるぶるっ

終わりっ

母さん、不気味やな・・・・・byお染



ガチャ

「ただいま。」と言いながら、息子マサキが帰って来る。

マサキを見て、目が生き生きと輝くリコちゃん。



リコ　「まぁーくん、おかえりなさいませっ。」

「おおーっ、ヨモヤマ冥土カフェか？」と喜ぶ妖怪たちは

鼻の下をビロロンと伸ばしニヤケながら、

リコちゃんの周りに集まって来る。

ビロロンって何やの、ビロロンって？？byお染



ニヤッと笑い、照れるマサキ。

美和「おやつは、手を洗ってから食べなさいよ。」

恥ずかしがってなかなか来ないマサキ。

やっと食べ始める。


リコ　「ごめんねっ、まーくんっ。もうすぐ帰るからねっ。」

と気を遣いながらも、マサキが食べるのを

つぶらな瞳で、じっと見るリコちゃん。

リコ「きゃあぁ、まーくんが食べてるぅ。」

ふふっと笑うマサキ。

リコ「きゃっ、きゃあ、まーくんが笑ったぁ。」

マサキ君だって、笑ったり食べたりしまんがな。byお染



りこちゃんが帰った後、

緊張し、ぐったり疲れてソファーで眠るマサキ。

普段言わない寝言をいきなり言う。


マサキ「あ、あ、あ、これ、違う人、違う人。」（寝言を言いながら、人差し指で宙を指す）

クミ　　「え？？何？」

美和「寝ぼけてるから話しかけちゃダメ。」

マサキ「さっきのは違う人だからね。」（まだ寝言を言ってる。）

美和　「だったら、真犯人は誰だっ！！おまえかっ？？」（宝塚の男役の声で）

マサキ「むにゃむにゃ・・・・。」

美和　「はっきりしろ。

これでは犯人が誰か分からないな・・・。

事件は迷宮入りか？？

斉藤警部補、斉藤警部補はどうしたぁ！

今回の推理も冴えないじゃないか。

この税金ドロボウめがっ！」

マサキ「・・・・・・。」

首をかしげるマサキ。

夢の中で犯人が分からなく、悩んでいる様子。


推理小説好きのマサキだから、

刑事物の夢でも見ているのかと思って、答えちった。。。



話しかけちゃダメっつーのっ！！怒byお染

はい、もーしません。by美和


ーーつづくーーごめんなさい


お染ちゃん、良かったらお弁当食べてってね。



鯵の梅干、大葉のはさみ揚げ、りんご、カボチャのマヨネーズ、チーズ焼き
春菊のおひたし

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