反抗的な娘をもつ母のつぶやき

「いつもよりも１５分も遅い。」

心配しながら時計を見るオババ母、美和。

夜、１０時近かった。


予備校のある日はいつも、家に９時４０分には着く。

娘クミが迎えに来なくて良い（ニュー彼氏が送って来るらしい）と言うので

最近は迎えに行ってない。



大通りに出て、

ダチョウのように首を長く伸ばし、

クミを待つ。

（ちなみに母の日のプレゼントは、首をキリンのように伸ばして待っている。だはは～。）



そのうちに

一人の男子高校生が家のマンションの方向から来た。



はっ。

こ、この子はも、もしや。

クミのニュー彼氏、田中君では？？

クミからプリクラを見せてもらったことがあるが、あの顔にそっくり。


家のマンションを通り過ぎたところに小さな公園がある。

後から聞いたらそこで話をしていたらしい。




オババ母美和がクミを待っていた場所はショーウインドーの前で

マネキン人形が立っていて、

奥には鏡があった。



オババは

くるりと後ろ向きになり、

道路の向こう側を歩く田中君の姿が、

鏡の左から右に消えるまで

じっーーーと観察した。


ニコニコ顔の周りには、

いくつものハートが飛び散っているぅううう。

眉はきちんと整えすぎ。

カミソリで剃ってるのかしら？毛抜きで抜いてるとか？？

流行を追って髪を立たせている・・・・。

いかん、そんなことよりも

夜は公園に行かないように注意しなければ・・。



後でクミに聞いたら、この子はやっぱり田中君だった。


ーーーつづくーーーかも


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今日のお弁当

小松菜とジャコとゴマの炒め物、エノキと玉葱と赤ピーマンのオムレツ、
まぐろをみりんと味噌を混ぜたものに一晩漬けてから、朝焼いた