クミ姐さんは
大学で沢山の友達ができたが、
中でもアヤカちゃんとは
入学式前のガイダンスの頃から仲良しである。
今まで付き合った彼氏の数も、クミ姐さんと同じ5人。
そんなわけで2人は気が合い、大親友。
ゆるやかに波打ったロングの黒髪に小顔、
黒目がちの潤んだ瞳で
超綺麗なお嬢さんのアヤカちゃん。
だが
この子
考えることが、何と言うか・・・・・。
メチャクチャ面白い。
というか、
変わっている・・・
かもしれない・。
「アヤカが、今年はラストティーンだから
記念にチャリティーマラソンに参加しようって。
12時間も走り続けるんだって。
アタシ、金払ってまでもマラソンなんて
やりたくないよって言った。
アイツ、超いいヤツなんだけど、
女子高出身でしょ。
時々変わったこと言うんだ」
「分かる~。
女子高って
2時間目にお弁当食べて、お昼にパン食べたりするよね。
クミはやらなかった?」
「共学ではそんなことしなかった。
ちゃんとお昼にお弁当食べた。
アヤカも
早弁して、お昼はお菓子食べてたって」
「やっぱりね」
「この前なんか、
突然メールしてきて、
『上野公園で鬼ごっこしない?』
だって」
「ぶわっはははは。
上野公園で鬼ごっこなんかしたら、
広過ぎて
なかなか見つけられないじゃない?」
「メルリスで連絡取り合うんだって。
『今、不忍池付近です』
『やべっ、近くじゃん』って逃げるらしいよ」
「ふ~ん、
楽しそう私もやりたい(心の声)
アヤカちゃん、どこの女子高?」
「お母さんと同じとこ」
ぬあにぃいい
後輩ですか、ですか、ですか、ですか、
すか、か・・・・。フェードアウト+脱力 道理で可笑しなこと言うと思った