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今日は 住民票を取りに 出張所へ行ってきた
途中の分譲地の家並みには 百花繚乱 花盛り 朝から 夫婦で庭木の手入れをしている そこで 沙羅(夏椿)の 奥ゆかしいほんのりとバニラ色が足された 花びらを愛でて 思い出したのが・・・ 『平家物語』の冒頭に出てくる 祇園精舎の「沙羅双樹の花の色」であった 祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 娑羅双樹の花の色※1 盛者必衰の理をあらはす おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ ※1(沙羅双樹)は、インド原産の常緑高木。菩提樹、無憂樹と 並び仏教聖木の一つ。「沙羅双樹」とも表記 オマケ・口語訳デスぞ 祇園精舎の鐘の音には、 諸行無常すなわちこの世のすべての現象は絶えず変化していくものだという響きがある。 沙羅双樹の花の色は、 どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという道理をあらわしている。 世に栄え得意になっている者も、その栄えはずっとは続かず、 春の夜の夢のようである。 勢い盛んではげしい者も、結局は滅び去り、 まるで風に吹き飛ばされる塵と同じようである。 ※2「耳なし芳一」で有名な「琵琶法師」が語ることで有名。 茶の湯の御軸(御床の間の掛け軸)日々是好日(にちにちこれこうじつ)も また然り 私たちの人生は雨の日もあり、風の日もあり、晴れの日もあります。しかし、雨の日は雨の日を楽しみ、風の日には風の日を楽しみ、晴れの日は晴れの日を楽しむ。すなわち楽しむべきところはそれを楽しみ、楽しみ無きところもまた無きところを楽しむ、これを日々是れ好日というわけです。どんな苦しい境界に置かれても、これ好日、結構なことですと、カラ元気でなく心から味わえるようにならなければなりません。 《原典・碧巌録/引用・細川景一著『白馬蘆花に入る』(禅文化研究所)より抜粋》 梅雨の時期に咲き 雨の中 一日にして落ちてしまう、沙羅の花 今日もの中 夫々に思い思いに過ごしませう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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