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2021.05.02
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カテゴリ:中国

独裁政治が、世界の脅威となって久しい。中国のスターリン(習近平)が、ますます、その独裁制を強めている。

中国共産党の意見に逆らう者たちには、(地獄)が待っている・・・というわけだ。世界のルールに背いてまでも、(中国共産党の専制ルール)を世界標準に押し付けようとする・・・全体主義の本質が、露骨に示されてきた。

 

世界の大勢は、自由主義的世界と共産主義(全体主義)的世界との「第2の冷戦時代」に突入した・・・とみるのが正しいわけだが、そういう情勢認識を理解できないのが、日本のリベラルたちだ。

中国の共産主義=全体主義による、チベット、モンゴル、ウイグル民族に対する(ジェノサイド)は、おそらく、僕の人生の中でも、最悪、下劣な出来事だと思うが、それが僕の時代に起きたこと、第2次大戦後7080年後の現在に起きつつあることに、思わず、ため息が出てしまう。

ヒトラーやスターリンが死んでから、何年になるのだろうか? 

人類は・・・いまだに、反省することなく、同じ過ちを繰り返している・・・

「過って改めざる、これを過ちという」(孔子)

共産主義・中国では、全ての評価の基準は、中国共産党が決める。

前に、ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏が、中国の民主主義体制移行を訴えたことを理由に、2009年に国家政権転覆扇動罪で懲役 11年の判決を受けた。

末期の肝臓がんを患い、拘束中の20177月、61歳で亡くなったが、国外での治療を認めなかった中国政府に対して、国際的な批判が高まっていたことは、記憶に新しい・・・

しかし、中国政府は、世界中の批判に反発。「劉暁波の件の扱いは中国の内政問題であり、外国は不適切な発言をする立場にない」とコメントした。

これが、覇権主義、共産党の本質だろう。

(第2の冷戦)の今、我々は、悪夢の再現を座視して良いのか・・問われ続けているのだ。

(人権)を叫びながら、これら全体主義諸国の蛮行に、(見て見ぬふり)をしてきたリベラル弱小グループたちもまた(同罪)だと、僕は思うのだが・・・

 

皆さんは、どう思われるか?     (はんぺん)

―――――――――――――――――――――――――――――

ジャオ監督受賞、報じない中国。主要メディア沈黙、作品上映も中止   (米アカデミー賞)

           2021427日    朝日新聞

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14885574.html


 中国出身のクロエ・ジャオ監督がアジア系女性として初めて米アカデミー賞の監督賞を受賞したことについて、中国の主要メディアは26日、報道しなかった。作品賞を受賞した「ノマドランド」も上映中止になっている。

ジャオ氏が8年前に「中国には至る所にうそがある」と発言し、愛国心の欠如を問われたことが影響しているとみられる。

 

 ジャオ氏が2月末、アカデミー賞の前哨戦である米ゴールデングローブ賞の作品賞と監督賞を受賞した際は、中国共産党機関紙の人民日報デジタル版も「女性監督として歴史上2人目」と速報した。中国版ツイッターの微博では「素晴らしい作品」「自由こそ優秀な創作の源泉だ」などと大絶賛だった。

 

 しかし3月に入り、ジャオ氏が2013年の米国でのインタビューで、10代に過ごした中国ではうそがあふれていたと発言していたことが問題に

ジャオ氏は「逃げられないと思った。家族や自分の出自について反抗的になり、突然、英国に行って学んで自分を見つめ直した」と語り、祖国への忠誠心が欠けているとの批判的な論調に変わった。

 これにより微博で数千万回のアクセスがあったノマドランドの中国語名「無依之地」にハッシュタグがついたページは「法律と政策に基づいて表示できない」として開けなくなった。

 

 ジャオ氏の監督賞受賞が決まったあとも、国営中国中央テレビのデジタル版はトップから3項目すべてが習近平(シーチンピン)国家主席の地方視察に関するもの。作品賞の発表後も、ほかの主要メディアも習氏のニュースをトップ項目に置き、アカデミー賞関連には触れていない

中国外務省の汪文斌副報道局長は26日の定例会見で受賞について聞かれたが、「外交に関する質問ではない」と受け付けなかった。

 ノマドランドは中国でも4月23日から公開される予定だったが、現在も上映されていない。微博では、作品名を漢字とアルファベットを交ぜた造語で検索すると「おめでとう」などの書き込みは一部表示される。

しかし、最新情報はほぼ更新されておらず、祝福ムードとはほど遠い。

 

 また、19年の香港での大規模デモに参加した若者の姿を描いた短編ドキュメンタリー映画「ドゥ・ノット・スプリット」も今回のアカデミー賞にノミネートされた。しかし、香港では約50年ぶりに授賞式が放送されなかった。

 米ブルームバーグ通信によると、香港のテレビ局TVBは「純粋に商業的な理由」と説明。しかし、中国共産党宣伝部はメディアに対し、授賞式の生中継や論争のある内容を報じることを禁止する通知を出した。TVBには中国資本が入り、経営陣も親中派が影響力を持つ。中国当局の方針に従ったとみられる。

 

(広州=奥寺淳)

 






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最終更新日  2021.05.02 20:25:30
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