カテゴリ:中国
小国・台湾を叩き潰す、覇権大国による傲慢な戦術であり、彼ら共産党一党独裁の側からは、台湾の人々を救うという人道主義的視点を、まったく見出すことができない・・ということだ。
自国の言いなりにならなければ、貿易を止める、交流を遮断する、相手国産業に圧力を加え脅しをかける・・・大国として恥ずかしいことばかりを、やってきた中国共産党だ。
これまでにも、中国共産党は、世界中の小国にたいして、資金援助やマスク・ワクチンなどを与えることと引き換えに台湾と断交するように圧力をかけ続けてきている。 2017年には、パナマが、2018年には、ドミニカや、エルサルバドルが、2019年には、ソロモン諸島やキリバスが、援助と見返りに、中国の圧力下で、台湾と断交したのだ。
このような小国では、巨大な14億の中国とは、まともに渡り合える相手ではないことは明らかだろう。一時代前、帝国主義時代に、米、英、仏、伊などの帝国主義国が、アジア、アフリカ、東南アジアなどで、軍隊を背景に圧力をかけ、開国を迫り、貿易を独占したり、植民地化していった・・・あの時代に、逆戻りしたかのような、今の共産党中国の振る舞いだ。
今や、アメリカと対等に渡り合えるまでに、その国力を膨張させて、やがてはアメリカを押しのけて、世界の覇権を展望していることは、間違いない(不幸な)現実だ。 バイデンが「世界は、民主主義勢力と専制主義勢力との戦いだ」と、言ったのは、正しい。 これは、「今、そこのある危機」では、ないか? いや、すでに遅すぎるのかもしれない・・・ 今回のコロナ禍で、全体主義の強さ、民主主義の脆弱性について、しっかりと学ばせてもらったが・・・
皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 台湾と独ビオンテックのワクチン契約、中国が妨害=蔡総統(台湾) 2021-5-26 ロイター https://news.yahoo.co.jp/articles/6abe46497ec90345aa845e3dd97110327c12f179
[台北 5月26日 ロイター]- 台湾の蔡英文総統は、26日、ドイツのバイオ医薬会社ビオンテックから新型コロナウイルスワクチンを購入するのを中国が妨害していると名指しで非難した。
台湾は英アストラゼネカ、米モデルナ両社に数百万回分のワクチンを発注したが、およそ70万回分しか届いておらず、接種率は約1%にとどまっている。
蔡氏は与党・民進党の会合で、アストラゼネカおよびモデルナとの契約は「円滑に」進んだとする一方で「ビオンテックについては、同社の独工場から調達する契約が完了寸前だったが、中国が介入したため合意できていない」と説明した。
ビオンテックは蔡氏の発言に対するコメントを控え、「われわれは世界に向けたワクチン供給を支持している」と述べるにとどめた。中国は台湾のワクチン調達の妨害を否定している。
中国の上海復星医薬(上海フォサン・ファーマシューティカル)は中国本土・香港・マカオ・台湾でワクチンを独占的に販売する契約をビオンテックと結んでいる。先週末にビオンテックのワクチンを台湾向けに供給する用意があると表明した。
これに対し蔡氏は開発元のメーカーから直接購入するか、国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」を通じた調達を検討する考えを示した。
「開発元のメーカーと交渉することによってのみ、品質と安全性への直接的な保証と責任を得ることができ、法的・政治的リスクを回避できる」と指摘した。
上海復星はコメントの要請に応じていない。中国外務省は、台湾が上海復星からワクチン供給を受けるチャンネルは「円滑だ」と述べた。
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最終更新日
2021.05.28 00:00:11
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