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2021.06.08
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カテゴリ:北朝鮮

いまだに、公開処刑が・・・ これは、独裁者にとっては、やめられない・・・自分たちの支配(独裁政治)は、まさに恐怖と抱き合わせで維持されるからだ。

 共産主義の一党独裁が、いかに苛酷で、無慈悲なものであるかが、よくわかる。

リベラルたちが、叫ぶ(人権)は、この共産主義恐怖政治の下では、一片も存在しないのだが、不思議なことに、彼らは、ひとことも抗議・非難しない。

 彼ら、日本のリベラルたちが、仮に(あり得ないことだが)政権を掌握したら、どんな、おどろおどろしい世界が、出現するのだろうか??

 彼らの主張を知るための最短は、彼らのHPを見れば、即、理解できる。

政権批判は、これでもか・・・というほど大々的に取り上げるが、中国・北朝鮮の全体主義に対しては、見て見ぬふりを決め込んできた。

 若い頃、ベトナム戦争反対のシュプレヒコールを叫んだリベラルたちだが、中国や北朝鮮の共産主義独裁の、人類に対する脅威には、ダブルスタンダードを決め込んでいる。

 これでは、ますます、国民の支持を失い、じり貧低落が進行するだろう。

野党は、本来、自民党政府の失点に乗じて、政権を取ることで、政治の改革が実現できるわけだが、いつまでも、(二重基準)を続け、言うべきことを言わないで、国民をごまかそうとするなら、そんな千載一遇のチャンスも味方につけることは、不可能だろう。

 

歴史から、何を学ぶのか?  都合の良い事柄ばかりを並べ立てても、いつまでも真実に近づくことはできない。

都合の悪い現実にも真摯に向き合い、誠実な対応を心掛けるべきだろう。

 皆さんは、どう思われるか?    (はんぺん)


―――――――――――――――――――――――――――――――――

3千人集め公開処刑…北朝鮮「将軍と赤い貴婦人」の危険な情事  2021-6-7 高英起(デイリーNKジャパン編集長)

https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20210607-00241717/

 

先月15日午前10時、北朝鮮の首都・平壌郊外の兄弟山(ヒョンジェサン)区域の市場の近くの堤防で、公開銃殺が行われた。

処刑されたのは軍の建設部隊である7総局の政治委員で52歳のリュ少将。今回の処刑にはどのような背景があるのだろうか。平壌のデイリーNK内部情報筋が詳細を伝えた。

北朝鮮で住宅建設を行うには、トンジュ(金主、新興富裕層)からの投資を募り、資金を集めた上で建設を行い、投資の見返りとしてマンションの部屋を受け取ったトンジュは、販売して利益を得るという仕組みが使われている。

建設計画の立案は国が行うが、実際は世帯数を示すだけで、設計を含めた建設のすべては軍の建設部隊に一任される。建設部隊の責任者、指揮官、朝鮮労働党のイルクン(幹部)は、国の承認を得ないまま、マンションの構造を変えて部屋数を増やす手法でカネ儲けを行ってきた。

中でもリュ少将は、顔面情実(学縁、地縁などのコネ)のあるトンジュから投資を募り、マンション販売を行って私腹を肥やしてきたという。情報筋の説明では一般の手法との違いがわからないが、当局から目をつけられるほどエゲツない手法を使っていたのだろう。

それだけではない。

「リュ少将には複数の愛人がいて、万景台(マンギョンデ)区域の祝典洞(チュクチョンドン)に彼女らと会うための場所まで設けていた」(情報筋)

ところが、こんな安物のドラマを彷彿とさせるような出来事が起きてしまった。

「そこで20代後半の女性と共にいたところに、別の愛人の30代半ばの女性がやって来て、関係が『バレた』。怒った30代女性は、中央党(朝鮮労働党中央委員会)の信訴処理科第2窓口にリュ少将に対する信訴を起こした」(情報筋)

信訴とは、理不尽な目に遭った国民が中央に訴える「目安箱」のようなシステムだが、途中で妨害されたりもみ消されたり、或いは加害者から逆襲されたりしないように、強力なコネを使うなどの「事前工作」が必要だ。ところが、今回はその必要がなかった。

信訴を提起した30代女性は、軍の護衛司令部傘下の東洋タバコ会社に対する巨額の投資を行っているトンジュで、護衛司令部の幹部を務めた家族を持つ、成分(身分)の申し分ない「赤い貴族」だったのだ。

彼女の復讐は、リュ少将の処刑で幕を閉じた。処刑は、建設部隊である朝鮮人民軍(北朝鮮軍)7総局の幹部やその家族、「平壌市1万世帯住宅」建設計画に動員された建設部隊の兵士ら3000人が集められた上で行われたという。

―――――――――――――――――――――――――――――

高英起(デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト)

北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記―』(新潮社)『金正恩核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)『北朝鮮ポップスの世界』(共著)(花伝社)など。近著に『脱北者が明かす北朝鮮』(宝島社)。

 






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最終更新日  2021.06.08 01:01:06
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