カテゴリ:知識
結婚することは、必ずしも(幸せ)を保証するものではない。 (はんぺん)
結婚というシステムは、人間生活の(幸せ)のためにあるのではなく、権力者が、国民を支配しやすくするための、便宜的なシステムだ・・・ということだ。
そもそも、結婚には、相手の有ることだから・・・大きなリスクが、あること。人間には、必ず、長所も短所もある。そのため、短所を容認しあえる夫婦生活が築けるかどうかは、結婚当初は、なかなか見分けがつかないのが現実だ。
婚前の交際の中では、自分の長所を売り込むことはあっても、自分の短所を開陳することは、普通は無い。 そして、結婚後に、配偶者が、実は、大酒飲みであったり、ギャンブル狂いであったり、異常な浪費癖があった・・・などが発覚して、破綻に至る可能性も・・・
事前に、そういう事実が分かっていたら、最初から結婚に踏み切ることは無いだろうし、そんなリスクを避けて、自分の好きなことをするために(一生独身)を選択することも有りだ・・・と思う。
昔は、背が高く、収入も高く、学歴も高いという(三高)というのが、流行ったが、実際には、そういう相手が目の前に現れる確率は少なく、非現実的だろう。
そういう意味では、結婚には、運命的な(=ばくち的な)ものが多く、最近の若い人たちは、(納得できない結婚)を回避して、(独身止むなし)の単身者も増えているとか・・・ (結婚)と違ったところで、(幸せ)を求めるわけだが・・・これも納得だ。
本来、人間は、複数の恋愛が、自然ではないか? と、言ってきた。 長所・短所を併せ持つ個人同士が、出会えば、相手(複数)の長所にひかれ、(特定の唯一の異性に縛られることなく)好きになっていくのが、自然の流れで・・・
そういうことから考えれば、(結婚)というシステムの非合理性は、明らかだ。 生涯、一人の異性とだけ付き合い、浮気せず(愛?)を全うする・・・なんて、非現実的であることは、明らかだ。
上野千鶴子氏(東大教授)は、結婚とは、「自分の身体の性的使用権を、特定の唯一の異性に、生涯にわたって、排他的に譲渡する契約のこと」と、喝破したのは、正しいと思う。 そんな結婚システムの非合理性で、自分たち自身を縛り付けて、自由で、平等で、民主的な社会システムが構築できるはずがない。
三流週刊誌を賑わす有名人、芸能人の(不倫)騒ぎは、庶民の関心を呼び起こし、部数(売り上げ)を伸ばしてきた。
彼らマスコミは、(社会正義??)をバックに、有名人たちを、激しく糾弾しているが・・・ これなどは、(不倫は、ダメ)(浮気は、ダメ)といった間違った価値観にもとづいている・・・・というか、権力の片棒を担いでいるということだ。
(結婚)というシステムにより、終生、一人の異性に縛り付けられることの(悲劇)は、NHKの連続ドラマや多くの小説、映画、演劇の題材には、事欠かないが、いつまでも、こんな異常な世界が続けば、自然な生き方をする人間世界が、歪められた、窮屈なものとなっていくだろう・・・
前にも書いたが、人間の歴史を観れば、昔の男女関係は、もっともっと(おおらか)だった。一夫一婦制度は、権力支配がすすんだ近代において、より厳格に進められてきているように思える・・・
面白いことに、男性優位の社会では、必ず、男性側には、自由恋愛を謳歌できる(裏の道)が、保障されていた。妾制度?や、売買春などは、その典型だが、結婚制度の不自然さを突いているともいえる。
好きな異性や同性に対して、なんの懸念も無しに、(好きだ)と言える自由な恋愛制度が理想だが、現実的には、家制度や経済格差や男女差別などで、結婚システムによる不幸は、今なお続いている。
今の社会では、自由恋愛を実行できる環境整備は、遅れすぎていて、子育て、共働き、老後に備えての資産形成などで、躓(つまづ)くことが多い。多くの離婚が再生産されて、シングルマザーなどが急増し、皆、生活苦にあえいでいる。
なかなか、自由恋愛が困難な時代に、我々は生きているということだろう。
我々日本の現実は・・・こうだ!! (以下参考) 独身では生き抜けない国になった日本。「結婚しない」選択がもたらす悲惨な未来 2019年3月21日 山本昌義 MONEY VOICE https://plaza.rakuten.co.jp/hannpenn/diary/201904140002/
未婚のリスクは決して小さくありません。日本は少子高齢化で、独身では生きられない国になっています・・・というわけだ!!! この悲しい現実を変えるには、まだまだ多くの時間がかかるだろう。
皆さんは、どう思われるか? (はんぺん)
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最終更新日
2021.06.22 03:39:32
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