カテゴリ:社会主義
学生時代・・というか、70年代の学生運動時代の事だけれど、僕たち(一部の)学生は、(時代を担う)という自負があったように思う。それは、実際には、(無知と抱き合わせの)自負だったということが、今ではわかるが・・・・ 当時、僕たちは、多くの社会問題(黒い霧=政治とカネなど)は、日本が社会主義に変われば、すべて解決する・・・と、妄想していた。 不勉強と言われたら、その通りだったが、新聞雑誌、マスコミ全般が、(社会主義に対する幻想)をベースに、動いていたというように、今では思える。 さらに、(鉄のカーテン)により、社会主義の実態が、隠され続け、間違った認識を拡散することになっていく。たとえば、僕たちは、ソ連・中共の支援の下に開始された朝鮮戦争(侵略戦争)について、(帝国主義からの北侵)と信じ込まされていたし、中国共産党による大躍進政策(1958~1961)や 文化大革命(1966~1976)で、何千万の民衆が殺されたことを、まったく知らなかった。 僕たちは、民主主義、人権などを叫びながら、ソ連や中国の秘密主義、密告政治、民主主義不在を たとえ、垣間見えたときにも、見て見ぬ振りをしてきたか、なにがしかの(言い訳)で、やり過ごしてきたものだった。 たとえば、あの(鉄のカーテン)は、(社会主義防衛のため)という(言い訳)だったが、真実は、独裁政治=恐怖政治の実態を隠蔽するための政策だった。(ベルリンの壁)も、まったく同じ。 これらの本質は、(社会主義の弱さそのもの)だったということだ。 いままた、同じ事象が、独裁体制下の中国で、起きている。ウイグル族の抑圧の件だが、漢民族による浄化政策(ジェノサイド)では、共産党独裁は、徹底的な報道統制を行い、(中国共産党にとって)都合の悪い情報の遮断に狂奔している。 北朝鮮は、(謎の国)として、昔から有名だった。1950年代後半から始まった、あの(帰国事業)では、何の検証も無しに、マスコミでは(地上の楽園)という言葉があふれ返り、多くの在日コリアンが騙されて、地獄に飛び込むことになった。その(地上の楽園幻想)を煽り続けたリベラル政党、マスコミ、知識人たちの真摯な自己批判は、なされなかった。言い訳、言い逃れは、あったようだが。
(歴史は、繰り返す)というが、本当なんだなあ・・・と、ため息ばかりが出る。 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ――――――――――――――――――――――――――――― 産経抄 2021-6-2 産経新聞 紅軍(人民解放軍の前身)将兵の大量虐殺、土地革命、大躍進運動、文化大革命…。中国共産党中央機関の元幹部が北海閑人のペンネームで書いた『中国がひた隠す毛沢東の真実』によれば、毛沢東の「執政の失敗」により、4千万人以上の国民の命が奪われた。 ▼著者が皮肉を込めて「唯一の遺産」として挙げているのが、人の数だ。人口抑制を主張する学者を迫害して、「産めよ増やせよ」政策を推進した。 毛沢東が亡くなってまもなく、人口は10億人を突破する。さすがに食糧危機を招き、経済成長も困難になった。 ▼鄧小平政権は1979年から、夫婦の子供を一人に制限する、「一人っ子政策」の実施を強行する。家を継ぐ男児を優先する伝統的な考え方から、女児が生まれると出生届を出さないか、間引く事例が相次いだ。男女の人口比率を狂わせ、無国籍児が急増した。 ▼深刻な社会問題を引き起こしてきた政策は5年前に見直され、全ての夫婦に第2子を持つことを認めた。少子高齢化が進んで、国力低下に直結する人口減少が迫ってきたからだ。ただし期待したようなベビーブームは起きなかった。政府はとうとう、第3子まで出産を認める方針を示すようになった。 ▼一人っ子政策に話を戻せば、少数民族に対しては、政治的な懐柔策として適用を免除する場合もあった。もっとも新疆ウイグル自治区では、2014年以降、不妊手術を受けたウイグル人が急増していることが、中国政府の統計資料でわかっている。 ▼いや一人っ子政策が始まった直後から、ウイグル人の強制不妊手術が組織的に行われていた、との元医師の証言もある。中国政府の人口政策は、大きく揺れ動いてきたものの、人権を無視する姿勢は一貫している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.30 02:28:00
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