カテゴリ:中国
なぜ?中国の政治スキャンダルが、注目されるのか? 2022-2-3 (はんぺん) 何処の国でも、性的なものや、金銭的なもののスキャンダルは、しばしば露見する。そのこと自体、あってはならないが、その都度、非難されることになる。
しかし、あの全体主義国家の中国・・・共産主義を建て前とする共産党の絶対的権威を揺るがせることになりかねない今回のスキャンダルは、当局にとっては、 絶対に国民に知られたくないのは明らかだ。
必死になって、拡散を防ごうということのようだが・・・SNSが発達している 今の時代、それは、無理だろう。
今の中国のバタバタぶりを見ていると、どうしても日本や欧米の自由主義国と比べてしまう。露見すれば、あからさまに非難されたり、批判を受ける我々の社会との比較だ。
今回の事件も、彭帥さんの投稿が無ければ、国民は知ることはできなかった。彼女は、しばらく、当局により国民から(隔離)されたようだ。国民は、一方的に(知らされる)立場でしかない社会・・・というモノが、どんなものか。
国民は、支配の対象でしかない、独裁者の思いのままに、操られ続ける・・・そういう人間社会になれば、発展というモノは、その時点で凍結させられてしまう・・・ということではないか?
皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ―――――――――――――――――――――――――――― 産経抄 2021-11-5 産経新聞 中国からはしばしば、こちらの度肝を抜くようなニュースが飛び込んでくる。 習近平氏が中国共産党の総書記に就任した直後、2012年の出来事だった。
重慶市北碚区共産党委員会の雷政富書記と愛人のみだらな姿が、インターネット上で流され大騒ぎになった。雷書記には汚職も発覚して、裁判で懲役13年の実刑判決を受けている。
▼今回は、共産党の元最高指導メンバーと著名な女子プロテニス選手のスキャンダルである。
彭帥さん(35)といえば、テニスの四大大会ウィンブルドンと全仏オープンの女子ダブルスで優勝している。 そんなスター選手が中国版ツイッターといわれる微博(ウェイボ)に、張高麗前副首相(75)と不倫関係にあったと、実名で告白する文章を投稿した。
▼投稿によれば、2人が関係を持ったのは張氏が天津市のトップだった時期である。引退した張氏から再び連絡があり、テニスを一緒にした。その後自宅に招かれ、性的行為を強要されたという。何とも生々しい内容である。
▼投稿は即座に削除されたものの、瞬く間にネット上で拡散した。動画サイトからは「総理と私」というドラマも視聴できなくなった。
中国で首相は「総理」と呼ばれているため、前副首相を連想するのを当局が恐れたとの臆測も広がっている。
欧米メディアは、有名人の性的暴行を告発する「#MeToo」運動の観点から、高い関心を寄せている。
▼厳しい情報統制が敷かれている中国で、なぜ投稿が事前の検閲から逃れられたのか、謎である。来週には、党の重要会議である第19期中央委員会第6回総会の開催を控えている。政治の絡むスキャンダルに、当局は常にもまして神経を尖(とが)らせていたはずだ。
▼投稿の内容の真偽を含めて、その背景を知りたい。
2021.11.5 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.02.03 16:41:40
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