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2022.07.17
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カテゴリ:社会主義

全体主義(独裁体制)に奉仕するリベラルになってほしくない・・・という思いで、このブログをやってきたが、予断と偏見の恐ろしさを思い知ることになった・・・   2022-7-17   はんぺん

プーチン・ロシアによるウクライナ侵略は、歴史を隔する重大事件だが、何を学ぶべきだったのだろうか? 皆さんは、どう考えるか?

 

ウクライナは、充分な抑止力を持たないばかりに、プーチンロシアの侵略を許してしまった。日本の抑止力は、どうなんだろう・・・・????

 

「最も重要なのは『侵略は自国にとてつもない代償をもたらす。全く割に合わない』と露中に徹底的に理解させることだ。」(本文)・・・これに尽きるだろう!  

 

(犠牲者を無くすために降伏を)という「平和主義者!?」の論理は、現実を見ない空論だ。被占領地域で、ウクライナ国民が、どんな目にあっているかは、侵攻当初から

の多くの事例で、指摘されている。

多くの無残な虐殺が行われて、子供・女性・老人たちも含めた多くの集団墓地さへ作られている・・・・

 

そう、ウクライナ国民は、アホな日本の(似非リベラル)たちよりも、はるかに現実的だ。

彼らは、真実を見抜いている。

彼らの前の示された選択肢は、2つだけ。「奴隷の平和」か「混乱の自由」かだ。

 

彼らは、「奴隷の平和」を拒み、「混乱の自由」を選んで、国を挙げて(一丸となって)戦い続けている。

世界は、似非リベラル達のように(傍観)するのではなく、もっと強力な経済制裁、強力な軍事支援を行うべきである。

 

(力による現状変更=戦争)を許さない、そのような悪い前例を出さないためにも、こころある世界の民は、ウクライナ支援で、強力な団結を作り上げるべきである・・・

 

それにしても、「がんこに平和を!」(社民党)などと叫ぶ人たちが、なぜ、冷酷極まる残忍な全体主義者たちに、手を貸すようなことを平気で主張するのか? 僕は、今でも、まったく理解できないでいる。

 

日本を取り巻く極東の地政学的状況は、冷静に考えれば、異常な、危険極まりない地点に達しているように思えるのだが、能天気なリベラルたちの鈍感さには、恐れ入るしかない。それをマスコミすら、危機感を持てないでいるのが、不思議だ。

 

9条幻想)に頭から、ずっぽり漬かりきった今の日本の未来は、どう考えても、真っ暗としか思えないが・・・

 

皆さんは、どう思われるか?    (はんぺん)

―――――――――――――――――――――――――――――――

ウクライナ降伏論の誤り  2022-6-14  遠藤良介  産経新聞

ウクライナの首都キーウ(キエフ)の英語講師、エレーナさん(34)は2月24日のロシア軍の侵攻後も首都に残り続けた。

 

キーウ制圧を狙うロシアの大軍が郊外まで迫り、多くの女性と子供が国外や西部への避難を急いだ。そんな中、彼女は「避難しようにも、私のように駅までの移動手段(車)がない人は多い。高齢者や体の不自由な人はどうすればよいのか」と考えてボランティア活動を思い立った。

 

交流サイト(SNS)を通じて呼びかけたところ、間もなく約70人の運転手が協力を申し出た。鉄道駅や避難民を受け入れるボランティアと連携し、侵攻開始からの約2カ月間で1100人以上の避難を助けた。各地への人道支援物資の配送も行っている。

 

ロシアがクリミア半島を併合し、東部ドンバス地方での紛争を起こした2014年、「今のような助け合いや慈善の機運はなかった」と彼女は振り返る。「今回のロシアの侵略でウクライナ人の国民意識は一気に高まった」という。

 

筆者は4月から5月にかけて2週間余り、キーウを拠点にウクライナで取材をした。親族を亡くした人、家を失った人、凄惨(せいさん)な現場で心を引き裂かれた人…。

戦争の悲惨さは言うまでもなく、だからこそ侵略は事前に阻止せねばならない。

 

だが、筆者が多くの人と接して感銘を受けたのは、ウクライナ人が総じて、気丈に前を向いているということだった。

「われわれはロシア人のような(権力に隷従する)奴隷にはならない」

自由を守るためにウクライナは必ず戦い抜く

 

ごく普通のウクライナ人が何のてらいもなく語る。軍への寄付や人道物資の支援、志願兵組織への参加、エレーナさんのような互助活動、露軍の通過に備えての火炎瓶づくりと、人々は小さくとも自分にできることを自然体でしている。

ウクライナの善戦を支えているのは、米欧の供与する高性能兵器だけでなく、国民一人一人の強い気持ちだ。

 

日本では「これ以上の犠牲を出さないためにウクライナは降伏すべきだ」という趣旨の発言が橋下徹元大阪府知事をはじめ一部の有識者から出た。さまざまな意見や議論があるのは健全なことだと思う。

 

ただ、自らの国と民族の存在をかけて、未来のために戦っている人々が現に存在する事実は直視せねばならない。

 

降伏して当座の人命を守ったとしても、ロシアに支配されればウクライナは自由と民主主義を失う。徹底したロシア化政策で文化は消滅の危機に瀕(ひん)する。

 

それはウクライナ人にとって、はるかに大きな「死」なのだ。

彼らの歴史的な切迫感を前に、そして一縷(いちる)の非もないのに侵略を受ける彼らに、日本人が降伏を呼びかけるのは筋が違う。

 

この戦争は21世紀の帰趨(きすう)を決める。ウクライナが敗れれば、武力で国境線を変え、民主主義を葬ることが許される世界になる。ウクライナ侵略を最も注視しているのは、台湾や尖閣諸島(沖縄県石垣市)への野心を隠さない中国である。

 

日本と民主主義諸国にとって最も重要なのは「侵略は自国にとてつもない代償をもたらす。全く割に合わない」と露中に徹底的に理解させることだ。さもなければ、今日のウクライナが明日の台湾、日本となる。

――――――――――――――――――――――――――――

ウクライナへ「降伏しろ」発言の愚かさ 露の隣国ジョージア人が激白 日本の著名人による発信に「軽々しく言うな」    2022-3-14   産経新聞

ロシア軍の侵攻から祖国を守ろうとするウクライナに対し、日本の影響力のある著名人から、ロシアへの「降伏」や「妥協」を求める発信が見られる。これにロシアの隣国、ジョージア出身で慶応義塾大学SFC研究所上席所員のダヴィド・ゴギナシュヴィリ氏(38)が異を唱えている。

 

「ウクライナ兵は士気が非常に高い。そうしたなかで、降伏や妥協を求めるのはおかしい。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領にも失礼だ。未来への希望も失われてしまう。軽々しく言うべきではない」

 

ダヴィド氏はこう語った。

 

母国ジョージアには親露分離派地域があり、ダヴィド氏が留学生として来日した2008年、ロシア軍の「自国民保護」を口実にした侵攻を受けた。今回のウクライナ侵攻も「断じて許せない」という。

 

ウクライナの徹底抗戦が続くタイミングで、日本で降伏を迫るような発信が出てきたことには、「倫理上も、合理性の観点からも間違い」という。まず、「倫理上」の解説をする。

 

「事実上、侵略者のロシアを支持、容認することになる。降伏後も確実にロシアの抑圧でウクライナの被害は続く。その責任は『ロシアに折れろ』と呼びかけた人も共有することになる。倫理上、非常にまずい発信だ」

 

では、「合理的」にはどうか。

 

「仮に降伏して戦争は終わっても、今度はロシアの支配下での治安の悪化などで、戦闘中をはるかに上回る犠牲者が出る。ウクライナの降伏は、近隣諸国にも計り知れないほどの大打撃だ。ロシアは次にモルドバなどを狙い、同じことを繰り返す。ロシアと同様、好き勝手にやる国が出て、国際秩序は成り立たなくなる。合理的ではない」

 

前出のゼレンスキー大統領は8日、英議会でのオンライン演説で、「どんな犠牲を払っても自国を守るために決して降伏しない」と語っている。

 

ダヴィド氏は「確かに、言論の自由はあるだろうが、ウクライナの大統領が決意を示すなか、『ロシアに降伏しろ』という発信は理解できない。ロシアのプロパガンダ(政治宣伝)にはだまされてはならない。

 

ウクライナが敗北すれば民主主義が危機にひんする。いまはロシアを止めるため妥協せず、団結するときだ」と強調した。






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最終更新日  2022.07.17 00:00:07
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