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2022.07.22
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カテゴリ:日本共産党

化石政党の日本共産党は、消え去るしかない? 再生の芽は、限りなく小さい・・・   2022-7-22   はんぺん

創立以来、党は一貫して・・・)共産党の常套文句だが、多くの人々は、きっと違和感を感じてきたことだろうと思う。

 

共産党の100年を振り返れば、あまた多くの(過ち)を知ることができる。それを隠して、(きれいごと)で、各種選挙を乗り切ってきたのが、事実だ。しかし、いつまでも国民をだまし続けることはできない・・・

 

なぜなら、そもそも人間自体が、(過ち)を避けられない動物であり、ましてや、その人間の集団が(過ち)を犯さない・・・ということ自体、考えられないことだから。

そう、「過ちて、改めざる、これを過ちという」なのだ。

 

(共産党の無謬性)という言葉・・・共産党は、間違いを犯すことは無く、清廉潔癖が、信条だ・・・共産党の方針に反するものたちは、(反党分子)(反党修正主義者)(暴力集団)(トロツキスト)と罵倒され、抹殺されても許される・・・・・???

 

(民主集中制という独裁体制)で、支配権力を維持し続けてきたのが、共産党だ。

このおかげで、党内の権力を掌握し、自分たちに都合の良い「日本共産党史」を作り替えてきた。

 

宮本顕治は、(195881日 ~ 1997926日)と、トップに、なんと40年間も、居座った。不破哲三は、(197077日~2006114日)と、やはりトップに、37年間も、居座っている。志位和夫は、就任からもう20年近くも現職で、長期政権を、継続中だ・・・・・・

 

こんな一人の人間が、組織のトップに長期間、君臨するなどは、民主国家では、考えられないことだ。ある意味、その唯我独善体制を許してきた(党組織)の異常さ、いびつさに、大きなショックを受けてしまう。

 

こんなリベラル?に、政権を執ってほしくないと誰もが思うし・・・・多分、執ることは無いだろうと思う。

自己検証を怠らず、現状に満足しない活性化した組織に脱皮するためには、いったん解党して出直すしか、再生の道は無いだろうと思うが、その可能性は、限りなく小さい。

 

皆さんは、どう思われるか?     はんぺん

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共産党を震撼させる一冊(佐藤優の世界裏舞台)

     2022-6-12  佐藤優(作家)   産経新聞

日本共産党を震撼(しんかん)させる本が出た。中北浩爾(こうじ)氏(一橋大学大学院教授)が5月に上梓(じょうし)した『日本共産党』(中公新書)だ。実証主義的政治学のアプローチで党の暗部を抉(えぐ)り出している。

 

現在の日本共産党は、戦前から女性の権利確立のために努力していたと強調する。志位和夫委員長は4月に上梓した『新・綱領教室(上)』(新日本出版社)でこう述べている。

 

《戦前の党は、「ジェンダー平等」についての今日の党の到達点から見れば、さまざまな時代的制約をまぬがれない面もあっただろうと思います。同時に、日本共産党の先輩たちによって、女性への差別をなくし、女性の権利を守る、たくさんの先駆的たたかいが記録されていることを強調したいし、当時、日本共産党が政党としてそうしたたたかいに正面から取り組んだことを誇りにすべきだと考えています》

 

中北氏の記述が明らかにする実態は以下のようなものだ。

 

《周囲に怪しまれないように夫婦を装う、留守宅を見張る、検挙の際に時間を稼いだり、機密書類を持ち出したりする、場合によっては連絡役(レポーター)を務めるといった地下活動を行う技術上の理由から、男性幹部に対して女性のハウスキーパーが手当てされた。同志愛が発展して結婚に至るケースも少なくなかったが、婚外同棲(どうせい)を強いられ、悲劇的な結末を迎えた場合もあった。

 

何よりも、女性がもっぱらハウスキーパーやレポーターといった補助的な活動に回されたことが問題であった。『無産者新聞』の編集長を務めた是枝恭二(これえだ・きょうじ)と党の指示で結婚したという福永(波多野・是枝)操(みさお)によると、有能な女性活動家であっても党幹部と結婚すれば、その付属物とみなされ、家庭に入るしかなかった。戦前の指導部には女性が皆無であった。共産党は結党以来、男女平等を訴えていたが、当時の日本社会の女性蔑視から逃れられなかった。そうした弱点は地下活動を通じて肥大化した》

 

コミンテルン(国際共産党)日本支部として創立された日本共産党は今年で創設100年を迎える。党は現在、公式党史を作成中と思われるが、戦前のハウスキーパー制度の実態とそれに対する評価についても言及すべきだ。自らの過去と真摯(しんし)に向き合わない政党は広範な国民の支持を得ることはできない。

 

ところで中北氏は、日本共産党は平和革命路線に転換したと考えるが、筆者の認識は異なる。この党は「敵の出方論」に基づいて暴力革命の選択肢を放棄しておらず、公安調査庁、警察庁による動静調査は治安維持のために不可欠だ。

 

中北氏は、日本共産党が生き残るために2つの処方箋を具体的に提示する。第1は社会民主主義への移行だ。

 

《日米同盟や自衛隊の役割を承認するなど現実化が不可欠であり、平和や福祉の実現を目指しながらも、アメリカや大企業・財界と一定のパートナーシップを構築する必要がある》

 

第2は民主的社会主義への移行だ。

 

《民主的社会主義は、マルクス主義を含む多様な社会主義イデオロギーに立脚し、反資本主義や反新自由主義など旧来の階級闘争的な政策に加え、エコロジー、ジェンダー、草の根民主主義などニュー・レフト的な課題を重視する》

 

いずれも日本共産党にとっては受け入れることのできない処方箋だ。第1の社会民主主義への移行は、日本共産党が社会主義・共産主義革命を放棄し、改良主義政党に転換することを意味する。それでは今まで文字通り命がけで革命のために尽くした努力が埋没コストになってしまう。

 

第2の民主的社会主義への移行は、これまでトロツキスト、ニセ左翼暴力集団というレッテルを貼って敵視していた政治勢力と和解することになり、日本共産党のみが唯一の革命政党であるという教義に抵触する

 

社会民主主義、民主的社会主義のいずれの処方箋においても、日本共産党は民主集中制という組織原則を放棄しなくてはならない。この原則を放棄すると、共産党は瞬時に解体してしまう。いずれにせよ日本共産党執行部は中北氏の見解に反応せざるを得なくなると思う。






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最終更新日  2022.07.26 00:39:12
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