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2022.08.30
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カテゴリ:社会主義

「社会主義の清算」を果たせず、奈落の底へ突き進むリベラルの無残!! 歴史から学べず(幻想)にこだわり続け国民から見放される・・・   2022-8-30   はんぺん

昔、僕が社会党員だったころ、社会主義協会、社青同の組織員と、何度も交流したことがある。僕自身、(社会主義幻想)の洗脳の期間が、恐ろしく長かった。何の疑問も抱かずに、(護憲派)の運動に関わってきた・・・・そう、あのオウム真理教や統一教会信者のように・・・だ!!

あの頃の「社会主義」は、まさに(善)だと、多くのインテリは、考えていたのだ・・・

それは、科学的なものではなく、宗教的信仰に近いモノだった。それだけ、刷り込み(洗脳)が、深かったのだ。

 

社会主義協会のトップの(向坂逸郎氏)は、カリスマ的偶像のようだった。

ワルシャワ条約軍によるチェコ侵攻、アフガニスタン侵攻などの蛮行に全面賛成して、次第に勢いを失っていく。

 

彼らに共通して言えることは、「臭いものに蓋」で、スルーすること。都合の悪い事象の言い訳が、苦しいことだから・・・・

 

党の宣伝機関紙=「週刊新社会」(2013/11/19付)に、北朝鮮賛美の記事が掲載されたので、僕は新社会党員の友人に、そのコピーを見せ(おかしいだろう!)というと、その友人は、さすがに反論できず(党中央に聞いてみる・・・・・)と言ったきり、無しのつぶてたのだ。

 

(左派)が、党内で孤立していく・・・・そして社会党自体が、政治世界で孤立し、長期低迷が始まっていった・・・・・・

 

社会党左派が、党内で抑え込まれた後も、(社会主義幻想)の払拭には、ほど遠い状況が続く。

 

1991年のソ連などの社会主義体制の崩壊のあとも、事態は変わらなかった。

1996年の党分裂では、社会党は、民主党、社民党、新社会党の3分裂するが、いずれも(社会主義の清算)を果たせず、それを ずるずると引きずることになる。

 

最左派の新社会党は(ソ連べったり)が止まらず、ソ連崩壊の総括?などをめぐり、党内論争が激化し、最終的に3分裂に至り、今では見る影もない・・・・

 

社民党では、土井たか子氏、福島瑞穂氏などの指導の下、(護憲の過ち)を踏襲。

極めつけは、「北朝鮮が、拉致するハズがない」(土井たか子氏)で、社民党の命運が尽きたことだろう。現状は、消滅寸前・・・というところだ。

 

雑多な思想が混在する民主党は、党内はバラバラだと言われている。

先日の参院選の比例票では、日本維新の会に、100万票の差をつけられて、野党第2党に転落してしまった・・・・

 

総じて(社会主義の清算)を果たせなかった彼らに、(学習能力)を期待するのは、無理だったと言えるだろう。

 

いま(プーチの戦争)が、世界の焦点になっているが、リベラルたちの(反応の鈍さ)には、驚かされる・・・・(社会主義幻想)を払しょくできない彼らが、(自由)(民主主義)(人権)といったリベラル本流足りえないことが、明らかになった・・・・

 

皆さんは、どう思われるか?     はんぺん

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ソ連崩壊から30年:その時、現地では何が起こっていたのか   2021.12.09   北野 幸伯    nippon.com

2021年からさかのぼること30年前の1225日、ソビエト連邦大統領ゴルバチョフの辞任をもって、世界最大の帝国ソ連が崩壊した。その時、何が起こっていたのか? 国民の反応はどうだったのか? 日常生活はどう変わったのか? モスクワに在住し、歴史的転換期の目撃者となった国際関係アナリストの北野幸伯氏が当時を振り返る。

 

ソ連とは何だったのか?

「ソ連」と言われても、若い世代はイメージできないだろう。そこで、まずソ連について、簡単に触れておく。

 

1917年、ロシア革命が起こった。そして22年、ソビエト社会主義共和国連邦(略称ソ連)が成立した。ソ連はユダヤ系ドイツ人カール・マルクスの共産主義思想をベースに創られた最初の国である。

 

共産主義とは、何だろうか。いろいろ説明はあるが、「万民平等で豊かな世界を目指した思想」と言える。こう書くと、いい思想なのか?と思える。

 

しかし、共産主義は人類歴史を「階級闘争の歴史」とし、労働者階級が資本家階級を打倒することを歴史の必然ととらえていた。具体的には、資本主義が最も進んだ米国、英国打倒を歴史的使命と認識していた。だから、米英とソ連が争うのは、必然だったと言える。

 

ソ連は日本や米国とは「真逆」のシステムで動いていた。政体は現在の中国と同じく、共産党の一党独裁経済は社会主義計画経済。これは、何だろうか? 

共産主義は私有財産を否定する。それで、民間企業も存在しなかった。

 

石油会社のような大企業から、町の小さな食料品店まで、全て国営。社会人は全て公務員という驚愕(きょうがく)のシステムだったのだ。

 

さらに、テレビ、新聞、雑誌も全て国営。当然、言論の自由はなかった。信教の自由もなく、宗教を信じる人は過酷な弾圧を受けた。

 

ソ連はなぜ崩壊したのか? さまざまな要因がある。だが、アフガニスタン戦争による戦費増大、米国との軍拡競争、80年代の原油価格低迷などで経済状況が極度に悪化したことが主な原因と見られている。

 

ソ連崩壊直前のモスクワの実態

筆者が日本人として初めて、ソ連外務省付属モスクワ国際関係大学に留学したのは、19909月のことだ。つまり、ソ連崩壊の13カ月前。当時のソ連はどんな様子だったのだろうか?

 

まず、目についたのは、物質的貧しさだった。

モスクワは「共産主義の総本山」だが、車の数はとても少なかった。そして、走っているのは、ソ連の国産車ばかり。ソ連車はひどく時代遅れに見えた。

 

筆者はモスクワ国際関係大学のすぐ隣にある寮に住んでいた。テレビが白黒だったのは、大きな驚きだった。その後、いろいろなロシア人の家庭を訪れたが、洗濯機や掃除機がないところもあった。日本では当時、当たり前だったビデオデッキやファクスがある家は、全くなかった。

 

生活で最も厄介だったのは、食料品店前の長い行列だ。

大抵は1時間、2時間並ばないと中に入れない。しかも、棚はガラガラで、買える物と言えば、パン、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、パスタ、ハムなど。

 

幸い、大学側が日本から来た青年を飢えさせるのは申し訳ないと、気を利かせてくれた。私は1週間に一度、大学の食堂から食材を買える「特権」を与えてもらったのだ。

 

とはいえ、買える物は食料品店とほとんど変わらない。貧弱だったが、店に並ぶ手間が省けたことは、ありがたかった。モスクワの冬は厳しい寒さで、行列に並ぶのは、日本人にとって生き地獄だったのだから。

 

崩壊後の熱狂と混乱

ソ連の情勢は確実に悪化していった。

198911月、東西ドイツを隔てていたベルリンの壁が崩壊。これをきっかけに東欧民主革命が起こった。ゴルバチョフはこれを黙認している。

 

結果、ソ連15共和国は自分たちも独立できるのではないかと考え始めた。903月、バルト3国のリトアニア共和国が独立を宣言。その他の共和国も、続々と独立を宣言するようになっていった。

 

91128日、ソ連の構成国だったロシア共和国、ウクライナ共和国、ベラルーシ共和国は、「ソ連消滅と独立国家共同体設立」を宣言する(ベロヴェーシ合意)。

 

同年1221日、新たに8カ国が独立国家共同体への参加を宣言。1225日、ゴルバチョフがソ連大統領を辞任し、ソ連は崩壊した。筆者は「引退表明=ソ連消滅表明」を大学寮のテレビで見ていた。

 

ロシア国民はソ連消滅をどう捉えていたのか? 抵抗はほとんどなかった。

ロシア共和国大統領エリツィンは当時大人気で、国民は「民主主義と自由を得ることができる。すべてうまくいく」と信じていたのだ。

 

ソ連国が消滅して、何が変わったのだろう。

目に見える状況は、驚くほど何も変わらなかった。

大学の授業は普段通り続けられていたし、試験の準備もしなければならなかった。

 

目に見える変化が起きたのは、92年に入ってからだ。

ロシア市場が開放され、外国からさまざまな製品が流れ込んできた。ソ連時代末期に深刻だった物不足は、アッという間に解消された。

 

しかし、ひどいインフレがやってきた。92年のインフレ率は2600%だったと言われる。つまり、1年で物価が26倍になったということだ。そして、銀行に預金していたお金の価値は、1年で26分の1になってしまった。ほとんどのロシア人が一文無し同然になった。

 

93年になると、すでに国民は民主主義に幻滅していた。経済が破綻したことと民主主義の導入は、本来は全く関係がない。

しかし、国民は「民主主義のせいで一文無しになった」と勘違いしたのだ。

 

そして、93年には、すでに強いロシアを復活させてくれる独裁者を求める機運が高まってきた。この年の連邦議会選挙では、極右ジリノフスキーの自民党が第1党になっている。96年の大統領選挙では、ロシア軍の英雄レベジ中将が3位に付けた。

 

そして、2000年にKGB(ソ連国家保安委員会)出身のプーチンが大統領になった。

この時すでに、ロシア国民は民主主義を望まなくなっていた。

 

プーチンは幸運に恵まれていた。彼が大統領になると、ロシアの主要輸出品である原油価格が上がり始めたからだ。

 

原油は1998年時点で、1バレル10ドルほどだった。それが新世紀に入ると、ほぼ右肩上がりで上昇し続け、2008年夏には140ドルを突破している。これがロシアに莫大な利益をもたらした。

 

プーチンの1期目・2期目(2000年~08年)、ロシアの国内総生産(GDP)は年平均7%の成長を続けた。エリツィン時代、大不況に苦しんだロシア国民がプーチンを熱狂的に支持したのは当然だろう。

 

今のロシアとソ連に通底するもの

では、今のロシアはどうなのだろうか? これはかなり厳しい状況と言わざるを得ない。経済成長が止まったからだ。理由は大きく2つある。

 

1つは「経済制裁」だ。ロシアは20143月、ウクライナのクリミアを併合した。これにより、欧米日はロシアに経済制裁を科し、現在まで7年間続いている。

 

もう1つは、2010年代に「シェール革命(シェール層からの石油や天然ガス抽出の事業化)」が進行し、原油価格が08年ほどには上がらなくなったこと。現状、原油価格は80ドル台で高いと言われている。しかし、既述のように、08年は140ドル台だったのだ。

 

「シェール革命」による供給増で、以前のような原油の超高値は期待できない。この2つの理由で、ロシア経済は低迷し続けている。 

 

IMF(国際通貨基金)によると、ロシアのGDP成長率はクリミアを併合した14年が0.74%。その後、15年はマイナス1.97%、16年は0.19%、17年は1.83%、18年は2.81%、19年は2.03%、20年はマイナス2.95%。7年間の平均成長率は0.38%だ。 

 

客観的に見て、ロシアは危機的状況にある。どうやってプーチンは国内の安定を保っているのだろうか。いろいろあるが、最も大きな要素は「情報統制」だ。

 

プーチンは2000年代にテレビ支配を完成させている。しかし、クレムリンはインターネットをさほど重視せず、比較的自由にさせてきた。だが、ここ数年、ユーチューバーの影響力が増大し、無視できなくなってきた。

 

「反汚職基金」の創設者ナワリヌイのユーチューブ・チャンネル登録者数は、644万人だ。彼は20211月に逮捕され、現在も収監されている。

 

言論統制を完成させたクレムリンは、国民にどんな情報を流しているのか?

まず、欧米はロシアを敵視しており、ロシア解体を狙っているという情報。

 

2つ目はナワリヌイなどの反プーチン派は、欧米に操られている「エージェント」(ロシア語でイナストランニーアゲント)であるという情報。

 

3つ目は欧米の内部は分裂していて、深刻な問題を抱えている。ロシアに住む者は幸福であるという情報。要するにかつての「ソ連化」しているのだ。

 

1952年生まれのプーチンは、幼少の頃から諜報員に憧れ、大学卒業と共にKGBに就職した。そしてソ連崩壊後は、KGBの後継機関であるFSB(ロシア連邦保安庁)の長官にまで昇りつめた男だ。

 

そんな彼が危機的状況にあって、慣れ親しみ、熟知している「ソ連式」に回帰したのは、ある面仕方のないことだろう。だが、破綻したソ連の結末を振り返れば明らかなように、ソ連式でロシアが発展する可能性は、ほとんどない。(敬称略)

――――――――――――――――――――――――――――――

北野 幸伯    国際関係アナリスト。1970年生まれ。19歳でモスクワに留学。9112月、現地でソ連の崩壊を目撃する。96年、ロシアの外交官養成機関であるモスクワ国際関係大学を日本人として初めて卒業。99年、メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」(RPE)を創刊。224月現在、同会員数は61,700人。15年、ネット配信のニュースマガジン「まぐまぐ」の「まぐまぐ大賞」で総合1位を受賞。「日本一のメルマガ」に認定された。18年、28年間、住み慣れたモスクワを離れ、日本に帰国。著書に『日本人の知らないクレムリン・メソッド』『プーチン最後の聖戦』『中国に勝つ 日本の大戦略』『米中覇権戦争の行方』『新日本人道』他多数。






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最終更新日  2022.08.30 03:50:20
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