カテゴリ:社会主義
イエスマンに守られた独裁者の末路を期待する・・・・それが地球の未来を救うから・・・・ロシア・プーチンが仕掛けたウクライナ侵略戦争は、帝国主義的侵略そのものだ・・・・前時代的な(力による現状変更)の顛末を真剣に見つめている習近平の中国があることを忘れるな!!! 2022-10-10 はんぺん 毛沢東に心酔した習近平が、鄧小平以来の(集団指導体制)をひっくり返して、(皇帝)を目指している。 それは、東アジアだけではなく、世界の破滅の始まりを意味するだろう。
世界は、この14憶の巨大な悪魔を封じ込められるのか? 我々は、のちの世代に何を遺すことができるのだろうか?
(反省する勇気)を持てないリベラルたち、時代に取り残され、消え去るのみのリベラルたちに構うことなく、真実の声を拡散し続けることの大切さを、改めて強く感じる昨今である。
皆さんは、どう思われるか? はんぺん
―――――――――――――――――――――――――― 将官が次々と死亡し暴徒と化すロシア軍 2022年3月23日 ジャック・デッチ(フォーリン・ポリシー誌記者) Newsweek日本版 指揮官の死は前線に何をもたらすのか・・・・・・ <ベトナム戦争以降、米軍で命を落とした将官は1人だけだが、ウクライナ侵攻以降のロシア軍では既に5人ないし6人にのぼる。いったい何が起きているのか>
ウクライナ侵攻から1カ月弱で、ロシア軍はすでに前線で戦う将官を少なくとも5人失ったと、西側当局者が3月21日に発表した。通信障害と何十万人もの徴集兵を含むロシア軍の規律の欠如によって、前線に命令を伝えることが困難になっているためだ。
死亡したロシア軍将官は、そのほとんどが准将や少将など星1つあるいは2つの司令官で、少なくとも中将が1人含まれている。ロシア軍将官の死傷率は第2次世界大戦以来最も高いとみられている。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の最高顧問を務めるミハイロ・ポドリアクは3月20日、ロシア軍将官6人が死亡したと述べ、侵略したロシア軍はウクライナでの戦いについて「完全に準備不足」だと主張した。
ロシア軍指揮官の死者数に関する欧米当局者の見積もりは、もう少し控えめだ。
西側情報機関の情報分析に詳しいあるヨーロッパの外交官は21日、フォーリン・ポリシー誌に、少なくとも5人のロシア軍将官が死亡していると語った。その主な原因は、電子通信機器の故障で指揮官の居場所を特定され、攻撃の標的にされたこと、さらに約20万人という大部隊(その多くは若い徴集兵)を命令に従わせるために、将官が前線に出向かざるをえなくなっていたことだという。
前線部隊が動かない 「彼らは最前線にいる部隊に命令を理解させるのに苦労している」と、この外交官は、最近の戦場での情報活動について、匿名を条件に語った。「指揮官は命令を実行させるために現地に赴かざるをえないため、通常では考えられないほど大きな危険にさらされている」。
この外交官によると、ロシア軍将官の死者数は、ウクライナに展開する部隊の司令官の5分の1(西側情報当局の推定では20人)に上り、軍の活動能力も低下しさらに行き詰っているという。「すべては軍の準備不足が原因だ」と外交官は言う。「何かをするために部隊に命じても、それが実現しない」
この戦争では、艦船同士の戦闘はほとんどないのに、海軍の上級将校が犠牲になっている。先日も、ロシア黒海艦隊のアンドレイ・パリー副司令官(少将昇進を控えていた)が、ウクライナ東部の包囲された都市マリウポリ郊外でウクライナ軍に射殺された。
21日未明、政府寄りのタブロイド紙コムソモリスカヤ・プラウダは、ウクライナでの約1カ月の戦闘でロシア軍兵士9861人が死亡、1万6153人が負傷したと報じた。ロシア国防省の公式統計のリークまたはハッキングによる数字と見られている。この記事は後に削除された。ロシア国防省の公式発表では、開戦から1週間足らずの3月2日時点で、ウクライナにおけるロシア軍の死者は498人となっている。
だが関係者によると、ロシア軍の指揮官は戦術的なミスも犯している。3月上旬にウクライナのハリコフ市郊外でビタリー・ゲラシモフ少将が殺害された後、ウクライナ情報当局は、ロシアの極秘情報専用通信機器の故障に不満を表す無線通信を傍受したことを発表した。ゲラシモフは、ロシア軍幹部ワレリー・ゲラシモフの甥とみられている。
約1カ月に及ぶウクライナ侵攻は、30年以上前のソビエト連邦崩壊以来、ロシア軍にとって最大規模の派兵となるようだ。 1980年代のソ連による9年間のアフガニスタン戦争では、ピーク時に11万5000人の兵士がいた。 チェチェンでの2回の戦争におけるロシア軍の戦力は10万人をはるかに下回っていた。 ロシアは2008年にジョージア(旧グルジア)に、2014年にウクライナに、さらに少数の部隊を派遣し、時には軍服を着用しない部隊を使ってその動きを隠した。
侵攻4日目で戦死 アメリカはロシア人指揮官の死亡を確認していない。しかし、アメリカの当局者は同時に、テキサス州とほぼ同じ大きさの国であるウクライナに対する侵攻の規模と複雑さ、そしてロシア軍の死者が多く、隣国ベラルーシの遺体安置所が死者で溢れかえっていることを指摘した。
「この規模の侵攻となると、上級司令官、それも将官を現地に派遣するのは理にかなっている」と、米国防当局の高官は21日、匿名を条件に、戦況の率直な評価を記者団に語った。「ロシア軍にとって、このような規模は過去に例がない」
この国防当局高官によれば、ロシア軍は伝統的に、欧米の軍隊より厳格なトップダウンの指揮系統を持つため、下士官の柔軟性がはるかに低く、戦術的な意思決定の細部に至るまで、上級士官が関与しているという。「どのように組織され、どのように指揮するかという点では、大きな違いがある」
現在のところ、ロシアがその死亡を公表した指揮官はアンドレイ・スホベツキー少将のみだ。チェチェンおよび旧グルジアでの戦争と、2014年のクリミア併合を経験したベテランだが、ウクライナ侵攻からわずか4日後に戦死した。
またウラジーミル・プーチン大統領は、情報漏えいと燃料浪費を理由に、ロシア国家親衛隊の副隊長を解任したと報じられる(ロシア国家親衛隊は、ロシア連邦軍とは別のロシア連邦政府に属する国内軍組織であり、大雑把に言えばアメリカの州兵に相当)。
「ロシアの場合、上から指示が下りてくる。すぐに取り掛かれ、成果を上げろといった具合だ」と話すのは、米国の海軍大将として、ヨーロッパとアフリカを担当する第6艦隊を指揮したジェームス・フォゴだ。同氏は現在、米海軍連盟のシンクタンク「海事戦略センター」を率いている。「彼らの軍隊の指揮系統は、非常に脅迫的だ。成果を上げなければ、交代させられるか、クビになるか、もっと悪い結果が待っている」
欧米の情報機関は、ロシア軍が当初から直面している後方支援の問題とともに、ロシアの指揮能力の劣化を感じ取っており、その結果、命を落とす将官が増えていると考えている。また、将官だけではなく、多くの佐官級将校が犠牲になっていると伝えられている。 (注:はんぺん) 将官・・・将官の階級は、典型的には大将、中将、少将、准将が含まれる。 佐官・・・典型的な佐官の階級には大佐、中佐、少佐が含まれる。 尉官・・・典型的な尉官の階級には大尉、中尉、少尉が含まれる。
元米海兵隊員だった外交政策研究所のシニアフェロー、ロブ・リーは、「部隊の指揮官を失うと、問題が大きくなる。誰かが任務を引き継ぐのか難しいためだ」と話す。
暴れる徴集兵 米軍ではベトナム戦争以降、戦死した将官は一人だけだ。2014年、米陸軍のハロルド・グリーン少将がアフガニスタンの米軍基地を視察中、アフガニスタン兵の銃弾に倒れた。あとは、2001年9月11日の米同時多発テロでハイジャックされた旅客機がペンタゴンに衝突したときにティモシー・モード中将が命を落とした例があるくらいだ。
前述したヨーロッパの外交官は、フォーリン・ポリシーの取材に対し、ロシアの徴集兵が食料を求め、店舗や民家で略奪行為を働いたときなど、ロシアの将官が現場に出向いて規律を説かなければならない場面もたびたびあると述べている。
現役や過去の米政府高官たちは、ロシアは西側の軍隊とは異なり、下士官の規律を維持する専門組織がないため、ソーシャルメディアをにぎわしているような戦争犯罪につながっていると述べている。
元海軍大将のフォゴは、「これは規律とプロ意識に欠ける軍隊の証拠で、統率力と訓練の不足を示している。将官はそれを補うために前線に赴かざるをえない」と語る。「まったく無計画なやり方だ。ロシア軍は規律のない暴徒へと化している」
(翻訳:ガリレオほか) ―――――――――――――――――――――――――――― ロシア軍の実力は「起きなかったこと」に注目すれば分かる 2022年3月14日 ダニエル・グロー(欧州政策研究センター研究部長) ニューズウィーク日本版 <戦争に勝つには産業力と経済力が不可欠。制空権を奪えず、サイバー攻撃もできていないロシア軍の実態は「ポチョムキンの軍隊」だった>
戦争とは意志と意志の戦いだ――約2世紀前、プロセインの軍事戦略家カール・フォン・クラウゼヴィッツはそう唱えた。 ならば、祖国防衛に燃えるウクライナ人は、侵攻するロシア軍より明らかに有利な立場にあるだろう。
だが戦争に勝利するには、意志を支える軍事手段がなければならない。そのためには、産業力と経済力が不可欠だ。
ロシアの経済力と産業力はせいぜいでも中規模国家レベル。製造業生産はドイツの半分で、EU加盟国のGDP合計はロシアの10倍近い。しかも、欧米による新たな経済制裁の打撃はこれからだ。
国防費増額に消極的だったドイツは2月末、ウクライナ侵攻を受けて、今年度の防衛予算を1000億ユーロ超に引き上げると発表したが、それでもGDPに占める割合は2.5%ほどだ。
一方、ロシアの国防費はおそらくGDPの4%を上回る。
ただロシアも経済に占めるシェアこそ大きいものの、特に「大国基準」に照らせば、金額自体は控えめだ。2020年の軍事費はドイツが500億ドル強で、ロシアは推定約600億ドルだった。
こうした支出水準やロシアの統治システムにはびこる汚職を考えると、長期戦に耐えられる現代的な大規模戦闘部隊を構築しながら桁外れの核戦力を維持し、大国としての野望を世界規模で推し進めるのは不可能な偉業だ。
ロシア軍の実態は「ポチョムキンの軍隊」でしかなかったらしい。
ロシア帝国の軍人でクリミアの開発を率いたグレゴリー・ポチョムキンは、1787年にエカテリーナ2世が視察に訪れた際、偽の村落を設置して現実を隠したという。この言い伝えから、ポチョムキンの名前は「見せ掛け」と同義になった。
ポチョムキンの手抜き開発が招いたインフラ面の弱点、および不十分な物資輸送能力は約60年後のクリミア戦争でロシアの防衛力を著しく妨げた。
ウクライナに侵攻した現在のロシア軍部隊が食料・燃料不足に直面しているという報道は、当時の教訓を学ばなかったことを示唆する。
ロシア軍の資源不足の結果を理解するには、ウクライナで起きていることだけでなく、起きていないことに注目すべきだ。
ロシアは通信などの電子制御システムの破壊に失敗している。長年の通説では、ロシアの軍事攻撃には「破壊的な」サイバー攻撃が伴うはずだった。だが、この脅威は実現していない。
はるかに豊富な人材と米テクノロジー大手のノウハウに基づいたサイバー戦闘能力を持つ欧米の情報当局が、ウクライナを支援しているためだろう。
もう1つの現実化していない脅威が空軍力だ。ウクライナの約10倍の航空機を擁するにもかかわらず、ロシアは制空権を奪えていない。
原因は精密誘導ミサイルなど、高額兵器の数に限りがあることだ。同様に、効果的な訓練にはカネがかかるからか、パイロットはかなり経験不足のようだ。重要な兵器運搬システムも更新されていない。
今回の侵攻に際し、ロシアのプーチン大統領には2つの選択肢があった。 大量の精密誘導ミサイルを準備するか、大量の外貨準備高を確保するか。
選んだのは後者だ。前代未聞の経済制裁でロシアの外貨準備の約半分が凍結状態に陥った今、その選択を後悔しているに違いない。
プーチンは物資面で劣る立場で戦争を始めた。 欧州が防衛投資に踏み切る動機を与え、国民の士気をくじく経済衰退の道にロシアを追いやり、自由を守ろうとするウクライナ人の闘争心に火を付けた。
ウクライナの人々の決意と欧米の(おそらく)無制限の支援は、プーチンの戦争の潮目を変えるかもしれない。 さらには、プーチン体制の行方も......。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.10.10 00:00:18
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