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2024.01.20
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カテゴリ:日本共産党

歴史に学べない、懲りない教条主義政党。 看板の架け替え(=首のすげ替え)で、国民のリーダーになれるハズが無い!  2024-1-20   はんぺん

 日本共産党の委員長が、交代したという。若い女性を登用したそうだ。

これで、この党は、変わるのか? 誰もが思うことだ。

読売・朝日・産経・毎日の1/19の各紙の社説を列挙してみた。

何が、見えてくるのか?

 

日本共産党は、「委員長選出方法について、党員が間接的に選ぶ「民主的選挙」だと強調する。だが実態は一部の幹部が事前に決めた人事を追認するだけだ。」(産経:主張の本文)・・・これが、(民主集中制)の実態だ!

あの中国や北朝鮮でも、候補者は、あらかじめ、権力を握る者たちが決めており、投票結果も決まっている・・・(反対者は、立候補できないシステムだ)

 

戦後80年近くが、経過した現在の日本に、いろいろと複雑な思いが、僕の頭の中を駆け巡る・・・

 

70年安保闘争時代は、日共系と反日共系の対立が、大学内外で繰り広げられるという緊張の時代だった。

 

僕の在籍していた大学では、日共系(民青)は、そんなに力は無かった。トロツキストの極左集団による暴力事件が多発し、学内での民主主義そのものが、脅かされている状況が、多かった。

 

自分たちの主張を絶対化する・・・唯我独尊が、各セクトを縛っていた。

貧弱な理論で、多くの新入生が、洗脳されて、墓穴を掘っていく・・・

 

あの羽田事件(1967年)の山崎博昭は、その一人だ。

 

今回、「最期は本名で迎えたい」と言って、病死した桐島聡(1970年代連続企業爆破事件の容疑者)も、その一人だろう・・・

 

もちろん、12名もの仲間殺しで、無残な結末を迎えた、あの連合赤軍の山岳アジト事件を忘れるわけにはいかない・・・

 

陳腐な(革命理論)をもてあそんだ彼らの(生き様)は、悲劇でしかない。

 

今なお、(総括=反省せず)(居直り続ける)多くの(革命家)が、蠢(うごめ)いているという・・・・「新しい社会主義」(新社会党綱領)を目指すというリベラルも・・・・・

 

自分たちの犯した(犯罪)に、真正面から向き合えない彼らは、決して許されない!・・・・と、僕は強く思う。

 

皆さんは、どう思われるか?   はんぺん

――――――――――――――――――――――――――

共産党新委員長。世代交代で党勢拡大できるか(読売:社説)  2024-1-19  読売新聞

 幹部の世代交代と女性党首の登用という新機軸で、党勢を立て直す狙いがあるのだろう

 だが、社会主義・共産主義への変革を目指す路線を保ったまま、支持を広げるのは容易ではあるまい。

 

 共産党の党大会で、志位和夫委員長(69)が交代し、後任に参院議員の田村智子政策委員長(58)が就任した。女性が共産党の党首になるのは初めてだ。

 

 志位氏は、空席となっていた議長に就いた。志位氏の前任の不破哲三氏(93)は、党の指導部である中央委員会から外れた。

 

 志位氏の在任期間は歴代最長の23年間に及び、交代を求める声が一部の党員から上がっていた。

 

 昨年は古参の党員2人が、全党員の投票で党首を選ぶことを求める内容の著書を出版した。執行部はこの2人を「党の規約に違反した」として除名した。

 

 共産党の委員長人事は、地方組織の代議員が中央委員会の委員を選び、この中央委員会の総会で、党執行部が提案した人事案を検討、承認する仕組みとなっている。今回も、執行部の原案通りとなったことに変わりはない。

 

 共産党は党勢の後退が著しい。党員数はピーク時の半分の25万人に減り、機関紙「赤旗」の読者も1980年には355万人いたが、今は85万人に落ち込んだ。

 

 党内では、志位氏の下で組織が弱体化してしまった、という見方から交代論がくすぶっていた。

 

 田村氏は参院当選3回で、次期衆院選でくら替えを目指している。安倍内閣時代の「桜を見る会」の問題など不祥事を追及して頭角を現してきたが、今後は、野党間の候補者調整など各党との折衝にも当たらねばならない。

 

 共産党は近年、綱領を改定して柔軟な政策を打ち出し、党のイメージを刷新しようとしている。

 

 2004年には、即時廃止を唱えていた天皇制と、解散を求めてきた自衛隊をそれぞれ当面容認する方針を示した。20年には中国に対する肯定的な見方を改め、覇権主義的な活動を批判した。

 

 だが、党の綱領は今も日米安全保障条約の廃棄を掲げている。自衛隊についても「違憲」として、国民の合意に基づき、将来的に解消する方針を維持している。

 

 こうした主張が、世論の大勢から 乖離かいり しているのは明らかだ。

党大会ではまた、「野党共闘の再構築」を掲げた決議を採択したが、共産党の国家観や基本理念を受け入れ、共闘する政党があるのか、疑問を禁じ得ない。

 

――――――――――――――――

共産委員長交代。革命党の体質変わらない(産経:主張)  2024-1-19  産経新聞

共産党大会で、委員長が志位和夫氏から田村智子氏に交代した。創立102年の同党の委員長が交代するのは約23年ぶりで、女性が就くのは初めてだ。

 

田村氏は早大在学中から党の青年組織「民主青年同盟」で活動してきたが、共産らしくない言動をしたことがある。

 

党の政策責任者を務めていた田村氏は、ロシアに侵攻された直後のウクライナに日本政府が防弾チョッキなどを提供することについて「反対と表明するようなことは考えていない」と発言した。だが翌日、「賛成できない」と見解を一転させ、「党内で必要な相談をしないで行った」と釈明した。見解をすぐに覆す危うさをはらむ。

 

党大会はトップ交代ばかり目立つが、採択した決議は旧態依然だ。「『アメリカいいなり』の政治の暴走が、日本とアジアの平和と安定を脅かす」といった表現が目立つ。戦争を防ぐための抑止概念を理解せず、「日米安全保障条約の廃棄」を掲げた党綱領に沿った主張が現実を直視しているといえるか。

 

共産は日本が侵略されれば「自衛隊を活用」というが、自衛隊違憲の立場を崩しておらず、自衛隊増強にことごとく反対してきた。ご都合主義というほかない。

 

規約に「党内に派閥・分派はつくらない」と記し、一部の党幹部による上意下達の「民主集中制」を組織原理に置く共産は相変わらず閉鎖的である。

 

志位氏は国政選挙で勢力が後退しても責任を問われず、約23年間もトップにとどまった。委員長選出方法について、党員が間接的に選ぶ「民主的選挙」だと強調する。だが実態は一部の幹部が事前に決めた人事を追認するだけだ。

 

規約には「意見がちがうことによって、組織的な排除をおこなってはならない」とあるが、本当の意味での公正な党首選挙を求めた党員を昨年除名した。明らかな矛盾だ。綱領にある「自由と民主主義」を踏みにじっている。

 

共産は政府が「『暴力革命の方針』に変更はない」と認定する、破壊活動防止法の調査対象団体でもある。

 

志位氏は議長に就いた。党の理論的支柱である不破哲三氏は約60年務めた中央委員を退任したが、「院政」の懸念は残る。

トップの顔を変えても非民主的な体質は少しも変わらない。

 

――――――――――――――――――――

共産党新体制。党を開く変革伴わねば(朝日:社説)  2024-1-19  朝日新聞

 23年ぶりの党首交代で、人心を一新し、退潮が続く党勢を立て直せるのか。幅広い国民の支持を得るには、党を開く変革の内実こそが問われる。結党102年目の、まさに正念場である。

 

 共産党が4年ぶりに党大会を開き、2000年以来、「党の顔」を務める志位和夫委員長が退任し、田村智子政策委員長を同党初の女性党首に起用する人事を決めた。長年、党の理論的支柱だった不破哲三前議長は中央委員から外れ、指導部から退く。

 

 小池晃書記局長は留任したが、田村氏の後任の政策委員長には、党所属国会議員で最年少、39歳の山添拓参院議員が選ばれた。志位氏は不破氏の退任後、空席だった議長に就いた。党運営の実権を握り続けるようなら、刷新はイメージだけと見透かされよう。

 

 執行部の世代交代は進んだが、前途は多難である。安倍政権による安保法制の強行を契機に、共産党を含む野党共闘が生まれ、当初は一定の成果を収めたが、3年前の前回衆院選で失速。国民民主党、日本維新の会は共産党と一線を画し、立憲民主党との間でも機運の後退は明らかだ。

 

 共産党自身の勢力も細るばかり。党員は90年の約50万人をピークに25万人まで減り、高齢化も進む。党の財政を支える機関紙「しんぶん赤旗」の部数も、ここ20年余りで半分以下に。21年の衆院選、22年の参院選と続けて議席を減らし、昨春の統一地方選の議員選では、計135議席を失う歴史的大敗を喫した。

 

 若い世代を含め、伝統的な支持層以外に裾野を広げなければいけない時に、異論を許容しない党の閉鎖性を印象づけたのが、党員の投票で委員長を選ぶよう訴えたベテラン党員の除名ではなかったか。

 

 党大会では、その処分の再審査請求は却下され、討論の中で疑義を唱えた代議員を、田村氏が「党員としての主体性、誠実さを欠く発言だ」と指弾する場面もあった。党内に派閥・分派をつくらず、党の決定を一致して行うという「民主集中制」の「堅持」も大会決議に盛り込まれた。

 

 共産党は政権与党の不正をただす重要な役割を果たしてきた。自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件は、「しんぶん赤旗」の報道がきっかけだった。安倍政権下の「桜を見る会」の私物化も同紙が掘り起こし、この問題の追及で存在感を示したのが田村氏だ。

 

 より多くの国民の共感や支持を力に変えるためには、組織防衛に過敏になるより、「開かれた党」への脱皮こそが求められよう。

 

――――――――――――――――――――――

共産新委員長に田村氏。開かれた党へ体質刷新を(毎日:社説)  2024-1-19  毎日新聞

 自民党派閥を巡る裏金事件で国民の政治不信が極まる中、野党として政権を監視する役割をどれだけ果たせるかが問われる。

 

 共産党の新委員長に、田村智子政策委員長が選出された。志位和夫委員長の後継となる。

 1922年の結党以来、女性党首の誕生は初めてだ。ジェンダー平等を掲げる党として、女性登用に積極的な姿勢を示した。

 

 志位氏は2000年から委員長を務め、歴代最長の23年余の在任に「長すぎる」との批判が出ていた。長年、党の理論的支柱だった93歳の不破哲三前議長は指導部から退き、世代交代を印象付けた。

 

 志位委員長時代、共産は現実路線へと転換を図った。04年の綱領改定で、天皇制や自衛隊を当面、容認する方針に転じた。

 

 国政選挙では野党共闘を働きかけた。改選数1の多くの選挙区で候補者擁立を見送ったことが、1619両年の参院選での野党統一候補の健闘につながった。

 

 「自民1強」で野党が弱体化する中、政権批判勢力として存在感を示した。とりわけ田村氏は、安倍晋三元首相の「桜を見る会」問題を追及し、「次世代のエース」として知名度を上げた。

 

 だが、党勢の退潮に歯止めが掛からない。90年に50万人近くいた党員は半減した。国政選挙は4回連続で議席を減らし、昨春の統一地方選でも多くの議席を失った。

 

 党員の高齢化に加え、中央集権的な党の体質が変わっていないことが、支持層の広がりを阻んでいる一因ではないか。

 

 共産は、「派閥・分派はつくらない」との内部規律「民主集中制」を取っており、党員の直接投票による党首選を実施していない。「党首公選制」の導入を著書で訴えたベテラン党員を昨年初め、最も重い除名処分にした。

 

 議長として指導部に残る志位氏は、田村新体制下でも影響力を保つとみられる。従来路線が踏襲されるとの見方が一般的だ。

 

 しかし、若い世代や新たな支持者を引きつけるには、より開かれた党へと変革する取り組みが欠かせない。

 

 しがらみにとらわれず、幅広い国民に響くメッセージを打ち出せるか。田村氏には新たな党首像を示すことが求められる。

 






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最終更新日  2024.02.04 02:05:29
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