風俗業女性支援の最前線、不要不急と言えない苦悩を知っているか 2020-5-15 坂爪真吾(一般社団法人ホワイトハンズ代表理事) iRONNA
「風俗業界は、少なく見積もっても全国で30万人を超える女性が働いている。」(本文)に、驚いた。 芸人(岡村隆史)の風俗をめぐる暴言が、社会的に、大きく取り上げられている。風俗店通いを公言し、平気で、女性が貧困で風俗に落ちるのを「絶対面白いことあるんです」と言う(神経)が、わからないし、生活苦に落ちた女性を手ぐすね引いて待ち望むような発言に、非難が集中したのは、当然だ。 しかし、『実際の風俗の現場ではほとんど話題にもなっておらず、そもそも誰も気にしていない。「それどころではない」というのが、最前線にいる支援者としての率直な感想だ。』(本文)にも驚いた。 日本社会は、風俗業界に対しては、(利用はするが、無視する)という、姑息な対応で良しとしてきた。 「コロナ禍の渦中、短期間で1200人を超える風俗で働く女性の相談を受ける中で見えてきたのは、風俗に大きく依存しているにもかかわらず、風俗をないがしろにしている日本経済の危うさだ。」(本文) 芸人(岡村隆史)の暴言は、その歪んだ一面を暴いたのだが、今は、我々自身が問われている・・・・と思う。 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん)――――――――――――――――――――――――――――――――――風俗業女性支援の最前線、不要不急と言えない苦悩を知っているか 2020-5-15